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ドイツ貿易収支は約3年ぶり低水準から回復基調へ
更新日:2019年04月09日(火)
ドイツ貿易収支 2019年2月ドイツ連邦統計庁が発表した2月の貿易統計では、輸出が1088億ユーロで前年比+3.9%。輸入は909億ユーロとなって前年比+5.1%。179億ユーロの貿易黒字は前年比-1.9%。
輸出入ともに1月からは若干減少しましたが、前年比では2カ月連続の増加。
貿易黒字は1月からは拡大しましたが、前年比では10カ月連続のマイナス。ただし12月の前年比-22.1%、1月の-15.3%からマイナス幅は急縮小。

12月には輸出が961億ユーロとなって2年4カ月ぶり低水準、輸入も818億ユーロで2年ぶり低水準、貿易黒字は143億ユーロまで急減し、2016年1月(135億ユーロ)以来、2年11カ月ぶりの低水準となっていましたが、今年に入って回復基調への可能性も示す状況にはなってきたようです。

なお、ドイツの輸出額が最大となったのは2017年3月の1181億ユーロ、輸入額の最大は2018年10月の985億ユーロ。貿易黒字の最大は2016年3月の255億ユーロ。
輸出入ともに過去最大を更新できない状態が続き、伸び率も鈍化傾向とはなっていますが、ゆるやかな増加基調は続き、貿易黒字の縮小傾向も底打ちの可能性を示しているようにも見えます。

ドイツの景気拡大局面終了回避に向けては、次月以降の貿易収支改善継続の有無も重要な要素となります。

NY金・日足チャート 2019/3/5 - 4/88日のNY金相場は+6.3ドル、0.49%の続伸。ユーロドルが1.12ドルの安値圏からの反発基調となったことに伴うドル安にサポートされて時間外から堅調推移。欧州時間には抵抗水準にもなりつつあった1300ドルの大台を回復するとNY朝には一段高となって1308ドル付近まで上昇。しかし、ドルの下げ渋りと米長期金利上昇の流れにも押されて失速、1300ドル付近まで押し戻される展開に。結果的に20日移動平均線(1302.4)に上値を押さえられ、しかし1300ドルの大台ライン付近では下げ渋る状態でサポートラインに切り替わる可能性も残した状態に。これまで1290ドル台で下げ渋る状態が続いたことで短期的な軟調サイクルをやり過ごし、徐々に地合いは好転方向へ。きっかけ次第では3月高値1320ドル台トライへの可能性も。さらに、この水準を突破することになった場合には今年高値更新と昨年高値1360ドル台までが次の上値目標となる可能性。逆に下方向に1290ドルを大きく割れた場合には1270ドル付近までが下値目標にも。

NYプラチナ・日足チャート 2019/3/5 - 4/8NYプラチナ相場は+7.5ドル、0.83%高となって4日続伸。昨年5月14日(914.9)以来、11カ月ぶりの高値水準。90日移動平均上方乖離率は10.94%となり、2016年8月10日(13.42%)以来、2年8カ月ぶりの大幅乖離。ただしRSIは74.5にとどまり、若干の行き過ぎ継続余地も。中期的に見ると昨年夏以降の安値圏770-80ドルから870ドル台の高値圏までのレンジを大きく上抜けた形となり、この間の値幅100ドル分上昇した場合の上値目安は970ドル台も。しかしこの日は920ドルの高値を何度か試して頭打ちとなり、NY引け後には910ドル割れへと反落の兆しも。900ドルの大台を維持できなくなれば急反落の展開も予想され、今年安値からの上げ幅の23.6%戻しでも887.5ドル、38.2%戻しなら867.1ドル。

ドル円・日足チャート 2019/3/5 - 4/8ドル円は20銭余りのドル安円高となって4日ぶりの反落。東京市場朝から株安基調とともに軟調推移の展開となって111円30銭台まで下落、その後は下げ渋る展開もNY序盤にはリビア情勢などへの警戒感から原油価格が一段高となってドル安も急進、ドル円は一時111円20銭台まで下押し。しかし、ドル安一服と金利上昇の流れにサポートされる形で111円半ばを回復。今朝の東京市場では株安にも連れて円全面高の流れとなって111円30銭台へと軟調推移。200日移動平均線(111.49)にサポートされた状態に戻すことができれば上値トライ再開の可能性も、戻しきれないようなら111円70銭台が当面の上値抵抗水準となって保ち合い傾向から軟調気味の展開にも。111円ラインから90日移動平均線(110.71)までが下値サポート候補に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場4/8終値とチャート

9日の国内金価格は+17円、0.34%の反発。今年高値をつけた2月後半以降続いてきた調整局面はほぼ終息してきた状態となり、短期的には3月末安値からの反発基調が続き、5000円の大台ラインをはさんだ保ち合い圏を回復、上方向への節目となる5020円トライも視野に。節目を超えることができれば今年高値更新、5100円台までが上値目標にも。逆にこの保ち合い圏で頭打ちとなって反落となれば、下押し圧力が強まる展開にも。4910円は重要な下値サポート。

プラチナ価格は-16円、0.46%安となって7日ぶりの反落。ようやくの調整も限定的にとどまる状態、NYプラチナが900ドルの大台を維持できなくなれば調整局面拡大の可能性、1月安値からの上げ幅の23.6%戻しとなる3350円近辺まで下げてもおかしくはない状況。しかし、NYプラチナが下げ渋る展開となってドル円の下値も限定的となれば上値トライ再開の展開にも。3470円超へと高値更新となれば3500円台も視野に。
※参考:金プラチナ国内価格4/9とチャート

2019年04月09日(火)時点の相場
国内金:4,992 円 4/9(火) ▲17(0.34%)
国内プラチナ:3,453 円 4/9(火) ▼16(0.46%)
NY金:1,301.9 ドル 4/8(月) ▲6.3(0.49%)
NYプラチナ:912.9 ドル 4/8(月) ▲7.5(0.83%)
ドル円:111.50 円 4/8(月) ▼0.23(0.21%)
→4/8(月)のその他主要マーケット指標

←米中小企業楽観指数もゆるやかに改善、景気後退の気配見られず 04/10(水)
→プラチナ価格、3400円超を維持できれば主要レンジ上方シフトも 04/08(月)
→米3月雇用統計は強弱混在、賃金上昇率鈍化で金利も反落 04/06(土)
→失業保険申請件数49年ぶり低水準も継続需給者数は増加トレンド? 04/05(金)

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