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★金プラチナ短期相場観★

月間上昇確率最低、金・プラチナともに試練の6月相場
更新日:2019年06月03日(月)
国内金・プラチナ価格の月間上昇確率 2019年6月3日過去10年間での月間上昇確率は、国内金価格もプラチナ価格も6月が20%で最低。確率的には年間で最も上昇する可能性が低い、試練の6月相場がスタートします。

過去10年で金価格が6月に上昇したのは2016年と2014年の2回のみ。
2016年には英国の国民投票でブレグジットが決まった月。2014年には米FRBの量的緩和縮小の時期ながら、当時のイエレンFRB議長がQE終了後も当面低金利継続を表明したことを好感してNY金が上昇しました。いずれもドル円の下落分をNY金の上昇分が相殺する形となって国内金価格は上昇しました。

米中貿易摩擦激化と景気減速懸念などを背景に、FRBの金利据え置き見込みに変化が見られるようだと、今年の6月は近年3回目の上昇月となる可能性もありそうです。

国内金価格週足チャート 2019年6月3日国内金価格はダイアゴナル・トライアングルを形成した下落局面を終えて反発し始めた形となっています。
近年の主要レンジ、4800円から5000円までの下限付近で折り返し、4カ月ぶりの上昇と3年ぶりの6月上昇に向け、上昇局面形成へと動き始めた可能性もありそうです。

3日の国内金価格は+28円、0.58%高で3日続伸となって5月16日(4889)以来、半月ぶりの水準を回復。時間外のNY金は1310ドル台の高値、為替は1ドル=108円20銭台、いずれも先週末の急騰、急落後の水準を維持しての週明けスタート。保ち合いからの下抜け、巻き戻し、そして保ち合い上抜けへと乱高下の展開でボラティリティを高めた国内金価格は今年安値付近で底入れ、反発へと流れが変わり始めた可能性が高まる状況に。当面の上値目標はゆるやかな上昇基調を維持する90日移動平均線(4937)を超えて3月上旬の安値圏4950円付近まで。

国内プラチナ価格週足チャート 2019年6月3日国内プラチナ価格は近年の主要レンジ、3000円から3400円までの上限超えから下限割れへと急落した状態ですが、3000円割れの水準での推移は長くは続かない可能性もありそうです。
昨年秋の高値から今年2月の高値へとピーク水準を切り上げた際、RSIのピーク水準は低下する逆行状態となり、その後プラチナ価格は急落しました。
現在、プラチナ価格は1月安値を下回ってきましたが、RSIのボトム水準は1月を大きく上回る水準にとどまります。
確率的には、そろそろ反発へと向かう可能性も高まります。

3日のプラチナ価格は-3円、0.1%安となって4日続落。昨年8月17日(2970)以来、9カ月半ぶりの安値水準。昨年安値2911円に向けて2番底をつけに行く可能性への警戒感も残るものの、短期的には下値目安となっていた今年安値2982円近辺を少し行き過ぎた状態にもなり、RSIの下げ渋りからもボトムアウト感も徐々に強まる状況にも。反発方向に向けては9日移動平均線(3031)回復が当面のポイントに。
※参考:金プラチナ国内価格6/3とチャート

2019年06月03日(月)時点の相場
国内金:4,885 円 6/3(月) ▲28(0.58%)
国内プラチナ:2,978 円 6/3(月) ▼3(0.10%)
NY金:1,311.1 ドル 5/31(金) ▲18.7(1.45%)
NYプラチナ:794.2 ドル 5/31(金) ▲0.1(0.01%)
ドル円:108.28 円 5/31(金) ▼1.33(1.21%)
→5/31(金)のその他主要マーケット指標

←ユーロ圏製造業PMI、ドイツは3カ月連続で圧倒的、最下位 06/04(火)
→コアPCEは4月も1.6%、一時的低インフレ継続 06/01(土)
→米第1四半期個人消費支出は1年ぶり、物価は3年1四半期ぶり低水準 05/31(金)
→リッチモンド連銀賃金指数は過去最高、賃金上昇率も加速へ? 05/30(木)

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