金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

2019年国内金価格は7年ぶり急騰、高止まりで年越しへ
更新日:2019年12月23日(月)
国内金価格・日足チャート 2019年12月23日2019年の国内金価格は昨年末からここまで+824円、17%の上昇。年間上昇率では2012年(+806円、20.2%)以来、7年ぶりの急騰となっています。今年安値は1月7日の4797円、高値は11月5日の5741円。これらを維持したまま年末を迎えることになる可能性は極めて高そうな状況となってはいますが、もしかすると高値更新も?という可能性もゼロではなさそうです。
今年、年間平均価格は現時点で5244円。2018年の4822円からは急騰し、2015年高値5298円には少し及ばず、2013年高値5255円に迫る水準となっています。

今年夏から11月の高値まで、上値を切り上げる推移が続いた価格ラインに対して、相場変動の勢いを示すモメンタムラインはそのピーク水準を切り下げる逆行状態が続きました。
その結果、11月の高値更新後には急反落の展開となりました。
その11月から12月中旬にかけては、価格ラインはそのボトムを徐々に切り下げる軟調な展開となったのに対し、モメンタムはボトムを切り上げ続ける強気状態での逆行が続きました。
その結果、12月半ばには保ち合い下放れから切り返す形となって急反発の展開となりました。
足下では価格は横ばい推移で頭打ちとなってはいますが、モメンタムラインはシグナルラインを上抜けていずれもプラス圏で上昇を続ける強気局面を形成中。
国内金価格は高止まり状態のまま、年越しを迎えそうな様相にもなっています。

週明け23日、時間外のNY金は先週末水準を維持して保ち合いレンジ上限付近1480ドル台前半での小動きスタート、為替ドル円は109円40銭近辺と少し水準を切り下げてのスタート後に小窓を埋めて109円50銭台へ、しかし先週末高値水準で上値を押さえられて40銭台へと反落。米議会もクリスマス休暇入り、トランプ米大統領も2週間の休暇予定でフロリダ・マールアラーゴ入りなども伝えられ、クリスマス明けまでは市場も閑散となって静かな展開も予想される反面、閑散がゆえの波乱相場への警戒感も漂うような不穏な上下動でのスタート。

23日の国内金価格は+2円、0.04%の小幅高で4日ぶりの上昇。11月7日(5690)以来、1ヵ月半ぶりの高値水準も、5営業日連続5670円付近でほぼ横ばい推移。今年3番めの高値ピーク水準5670円台を超えられない状態も続きながら、下からは急上昇を続ける90日移動平均線(5609)に押し上げられる形で21日移動平均線(5619)、9日移動平均線(5649)がパーフェクトオーダーの並びで急接近中。これらにサポートされて一段高へと向かうことになれば当面の上値目標5750円に向けた流れ再開へ。下方向には21日線から90日線近辺、5600円の大台ラインまでは比較的強めのサポート候補にも。

国内プラチナ価格・日足チャート 2019年12月23日国内プラチナ価格は昨年末からここまで+452円、14%の上昇となっています。年間騰落率では2012年(+860円、24.1%)以来、金と同様7年ぶりの急騰。安値は6月18日の2970円、高値は9月5日の3584円。年間平均では3250円となり、2014年の4977円をピークに5年連続低下中。ただし、平均価格での下げ幅は縮小し、年間安値も2018年(2911円)からは切り上げ、終値ベースでの急反発が底入れを象徴する形にはなりそうです。

足下では、今年高値圏からの急落となったことにより、4年越しの抵抗線を突破しつつあった状態から再び下抜けへ。
ただし、この秋の三角保ち合いから上抜けての急騰からの調整としては限定的にとどまります。過去20日間の高安中央値3485円超を維持し、モメンタムもプラス圏へと上昇の勢いを強める状態。水平状態が続いていた200日移動平均線もゆるやかに上昇軌道となってきています。

23日のプラチナ価格は-58円、1.63%の大幅続落。今年高値(3584円)付近を2度つけた後、3度めのトライに失敗して反落した状態となり、11日(3480)以来2週間ぶりの安値水準に。今年高値圏での保ち合いを維持できずに下放れた形となり、その2週間前の水準3480円近辺までが目先の下値目安にも。12月の急騰前の保ち合い上限にも相当するこの水準には21日移動平均線(3478)などもあり、比較的サポートされやすい水準にも。また、時間外のNYプラチナも先週末の910ドル付近までの急落から920ドル手前までの自律反発スタートとなっており、下げ渋る展開にも。
※参考:金プラチナ国内価格12/23とチャート

2019年12月23日(月)時点の相場
国内金:5,672 円 12/23(月) ▲2(0.04%)
国内プラチナ:3,508 円 12/23(月) ▼58(1.63%)
NY金:1,480.9 ドル 12/20(金) ▼3.5(0.24%)
NYプラチナ:913.8 ドル 12/20(金) ▼21.7(2.32%)
ドル円:109.44 円 12/20(金) ▲0.08(0.07%)
→12/20(金)のその他主要マーケット指標

←2020年後半?リセッション入り懸念で下げ渋るNY金 12/24(火)
→PCE、どこを切っても低インフレ。 12/21(土)
→NY、フィラデルフィアでも製造業の回復ペース上がらず 12/20(金)
→ドイツIFO景況感は第3四半期に底入れ、第4四半期に回復へ 12/19(木)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★