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★金プラチナ短期相場観★

世界の景気回復を牽引する中国ではデフレ懸念が拡大
更新日:2020年10月16日(金)
中国・物価指数CPI・PPI 2020年9月中国の国家統計局が発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年比+1.7%。市場予想の+1.8%を下回り、8月の+2.4%からも急低下、昨年2月(+1.5%)以来1年7ヵ月ぶりの低水準。
中国のCPIは昨年秋に急騰。アフリカ豚コレラの影響で豚肉価格が急騰し、前年の2倍以上、前年比+110%となったことが大きく影響し、年明けにかけて高止まり。ここにきてようやく豚肉価格の伸びが減速し、落ち着き始めた兆しも。それでも9月の豚肉価格は前年比+25.5%とのこと。
豚肉を除けばインフレ率はかなり低く、食品とエネルギーを除くコアCPIでは前年比+0.5%。
中国人民銀行の2019年のCPI上昇率目標3%前後と比較すれば、中国の消費者物価の実態は、かなりの低インフレ状態に陥っている様子です。

合わせて発表された9月の生産者物価指数(PPI)は前年比-2.1%。市場予想の-1.8%を下回り、3ヵ月連続回復基調となっていた8月の-2.0%から再び低下。2月以降8ヵ月連続の前年割れ。1月の前年比+0.1%を除けば、昨年7月以降、1年以上に渡って前年割れ、デフレ状態が続きます。年内のプラス圏回復も難しい、との見方も有力のようです。

コロナショックの震源地でありながら、いち早く回復基調となり、KOMTRAXデータなどからその信憑性もある程度裏付けられ、IMFの世界経済見通しでも今年唯一のプラス成長が見込まれ、来年に向けても世界経済の回復基調を牽引することが期待される中国経済。
その実態は、内需の弱さや人民元高の影響などもあり、生産者物価から消費者物価へもデフレ懸念が拡大しそうな勢いで、景気失速への警戒感もくすぶっています。

NY金・日足チャート 2020/9/11 - 10/1515日のNY金相場は+1.6ドル、0.08%の小幅続伸。1900ドルの大台ラインはまだサポートにはなり切れず、時間外には大台をはさんでの売り買い交錯。ロンドン時間には欧州各地での新型コロナ感染再拡大と主要都市での相次ぐ行動規制強化の動きなどからユーロ安ドル高の流れが急速に進行。この流れに連れて1910ドル手前から1900ドル割れへと戻り売り、NY午前にかけては1890ドル台での小幅保ち合い推移。下値サポート1890ドル付近では底堅さも確認し、米追加経済対策を巡っては民主党の2.2兆ドル規模の提案に対してトランプ大統領が1.8兆ドル超を支持する発言で歩み寄り期待が再燃。米株反発の流れとともに金も買い戻し、NY午後には1900ドル台、引けにかけては1910ドル台まで反発。1890ドルから1930ドルまでの主要レンジ下限と右肩上がりの90日移動平均線(1891.2)にもしっかりサポートされ、右肩下がりの20日移動平均線(1903.9)を上抜けてレンジ半ば付近を回復。米9月小売売上高や鉱工業生産などが予想外の低調な結果となり、追加経済対策でも歩み寄りが一段と進行するなどの展開となればレンジ上限トライに向けた流れをサポートする可能性も。

NYプラチナ・日足チャート 2020/9/11 - 10/15NYプラチナは-2.1ドル、0.7%安となって4日続落。時間外は売り優勢、NY市場では買い戻し、金に追随する展開で下へ行って来い。NY朝の下押し局面では850ドル台から840ドル付近まで急落、急反発となって860ドル台を回復、引け後には870ドルを試す勢いも。下値トライの兆しは一時的にとどまり、下方向への節目860ドルをしっかり回復して下げ止まりへの可能性も示唆する状況にも。200日移動平均線(876.5)や20日移動平均線(878.3)などを上抜けできれば地合い回復へ。あらためて860ドルを完全に割れるようだと下げ幅拡大の可能性、9月安値820ドル近辺が下値目安に。

ドル円・日足チャート 2020/9/11 - 10/15ドル円は26銭のドル高円安、0.25%の反発。前日安値105円ちょうど付近から小幅に売り買い交錯で徐々に下値を切り上げる展開に。欧州時間には感染再拡大懸念や英EU通商交渉の行方に対する不透明感などからユーロ安・ポンド安・ドル高急進の流れに連れてドル円でもドル高優勢となり、105円30銭近辺から50銭付近まで一段高。しかし、この日は豪州中銀の緩和的な見通しなどからオセアニア通貨なども売られて円高基調。ドル高・円高の綱引き状態で値動きは限定的に。105円割れトライには失敗し、底堅さを確認することになった105円ラインが当面の下値サポートとなり、105円半ばまでの小幅レンジで保ち合い形成の様相にも。あらためて下方向へ抜け出すことになれば104円台前半も視野に、上方向なら106円超えも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/15終値とチャート

16日の国内金価格は+43円、0.61%高で4日ぶりの反発。7006円まで上昇してきた中期下値サポート90日移動平均線に下支えされて反発、7049円まで水準を切り下げてきた短期レジスタンス21日移動平均線をわずかに上抜け。三角保ち合い上方ブレイクの兆しにもなり、9日移動平均線(7055)も突破できれば上値トライへと向かう可能性も高まる状況にも。10月高値7140円台が当面の抵抗水準にもなり、目指すべき攻防ポイントにも。いずれこれも突破するようなら、夏場の保ち合い高値圏7250円近辺までを目指す流れへと発展する可能性も。逆に7000円に切り上げた下値サポートを割り込むようなら、中期トレンド崩れとなって9月安値6900円割れを試しに行くような展開にも。
週間ベースでは-9円、0.13%の小幅安で3週ぶりの反落。

プラチナ価格は+11円、0.35%高で4日ぶりの反発。しかし、9日移動平均線(3227)にも30円以上及ばず、90日以下の長・中・短期移動平均線と価格ラインが上から降順に並び、全ての移動平均線が下落基調となる弱気のパーフェクトオーダーは崩れず。下値トライへの流れは変わらず、3150円近辺の下値目安までもう一段の下げ余地。
週間ベースでは-36円、1.12%の続落。
※参考:金プラチナ国内価格10/16とチャート

2020年10月16日(金)時点の相場
国内金:7,050 円 10/16(金) ▲43(0.61%)
国内プラチナ:3,192 円 10/16(金) ▲11(0.35%)
NY金:1,908.9 ドル 10/15(木) ▲1.6(0.08%)
NYプラチナ:861.3 ドル 10/15(木) ▼2.1(0.24%)
ドル円:105.40 円 10/15(木) ▲0.26(0.25%)
→10/15(木)のその他主要マーケット指標

←小売売上高はコロナ前を回復、鉱工業生産は13ヵ月連続前年割れ 10/17(土)
→消費者調査でも米労働市場は急回復、でも失業したら大変 10/15(木)
→IMF世界経済見通し、インドを除いて上方修正 10/14(水)
→KOMTRAXデータから見る北米の景気回復基調の出遅れ感 10/13(火)

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