金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

平均騰落率0%の10月を凌げばNY金には相性の良い11月
更新日:2020年10月22日(木)
NY金・プラチナ月別平均騰落率 2020年10月2002年以降の月別平均騰落率を見ると、NY金の10月は昨年までで0.00%。上昇か下落かの勝敗で見ると昨年までで勝率50.0%。偏りが全く見られない、方向感が出難い月と言えそうで、今年の10月も保ち合い推移がここまで続いていることを裏付ける数字となっています。
絶対値平均で見ると昨年までで3.4%となっており、年間では3月(2.3%)、7月(3.1%)に次いで下から3番め。やはり、大きなトレンドが形成され難い月となっています。
今年の10月は現時点で前月比+1.8%。絶対値平均となった場合の価格水準は1960ドル程度。平均騰落率どおりなら前月末水準1895.5ドル。

この10月を乗り切ると、11月はNY金にとって相性の良い月。平均騰落率では1.52%で1月、8月に次いで3番目の高水準。上昇か下落かの勝敗でも12勝6敗で勝率は66.7%。これも1月と8月に次いで年間3位の勝率。なお絶対値平均では4.3%。これは12月と並んで4位タイ。
NY金にとっての11月は、比較的上昇トレンドを形成しやすい月、と言えそうです。

仮に現在の水準のまま10月末を迎え、11月に絶対値平均並みに上昇した場合の価格水準は2012ドル。
NY金が年末に向けて2000ドル再トライへと向かう可能性は、十分ありそうです。

NY金・日足チャート 2020/9/17 - 10/2121日のNY金相場は+14.1ドル、0.74%高で3日続伸。9月18日(1962.1)以来、1ヵ月ぶりの高値。人民元高ドル安の流れが一段と進行したことをきっかけにドル安の流れが強まる展開に。英国とEUとの貿易交渉再開が伝えられたこともあり、ポンドドルは1ヵ月半ぶり高値、ユーロドルも1ヵ月ぶり高値となり、人民元は対ドルで2年3ヵ月ぶり高値となるなどドル全面安の流れにサポートされた金は急騰。直近1週間上値を押さえられ続けた1920ドル前後での攻防をNY朝に突破すると、10月の保ち合いレンジ上限1930ドルへと上昇。一時的には1936ドルまで上昇も、節目の1930ドル超を維持することはできず。NY午後にかけてドル安一服となったこと、米10年債利回りが6月以来の0.82%台へと上昇したことなども重石となった様子も。1890ドルから1930ドルの主要レンジ上限突破に向けてはタイミングもやや早すぎた感も。今後、しっかりと上抜けることができれば9月半ば高値圏1970ドル台までが上値目標に。

NYプラチナ・日足チャート 2020/9/17 - 10/21NYプラチナは+16.6ドル、1.89%の大幅続伸。時間外は880ドルをはさんでの揉み合い推移、NY市場では金の急騰に追随、890ドル台へと水準を切り上げると一時10月9日高値(901.9)に迫る898.7ドルまで上昇。短期上値目標900ドル寸前まで上昇して失速も、引けにかけても890ドル付近では下げ渋る様子も。目先、あらためて900ドルの大台再トライへの可能性も残しながらも、目標水準付近到達に伴う一服感と、レンジ上限に跳ね返された金の小反落に追随するような展開にも。

ドル円・日足チャート 2020/9/17 - 10/21ドル円は96銭のドル安円高、0.91%の大幅安となって3日ぶりの反落。下げ幅としては8月28日(-1.18円、1.11%)以来2ヵ月ぶりで今年10番目の下落率。今年の平均騰落値幅41銭の倍以上の急落。終値では3月11日(104.43)以来、7ヵ月ぶりの安値水準。東京朝から人民元が対ドルで急騰したことをきっけにドル全面安の流れとなり、欧州通貨高なども加勢する形で円高も追随。欧州時間にレンジ下限105円を割り込んだことでストップ・ロスを誘発した様子で一段安、NY時間にかけて104円30銭台まで下落し、短期下値目安104円台前半に到達。目先は目標到達に伴う一服感も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/21終値とチャート

22日の国内金価格は-27円、0.38%安で3日ぶりの反落。NY金の一段高にサポートされて上値目標7150円台トライ成功の確率はそこそこか、とも思われた流れは膠着状態だった為替の急変によって押し戻されて失敗。ただし、9日移動平均線(7064)にサポートされ、21日移動平均線(7029)も下げ止まりの兆しとなり、短期トレンドは維持。7100円の大台ラインが当面の抵抗水準となる可能性も、これを上抜けできれば10月高値7140円近辺までが短期上値目標に。

プラチナ価格は+3円、0.09%の小幅続伸。NYプラチナの一段高を円高で相殺、10月6日(3322)以来半月ぶり高値水準で足踏み状態。その10月6日の水準、10月高値超えを目指す流れは継続中ながら、NYプラチナの目標到達に伴う一服感によって減速感も。目先、ますは90日移動平均線(3291)との攻防がポイントにも。
※参考:金プラチナ国内価格10/22とチャート

2020年10月22日(木)時点の相場
国内金:7,065 円 10/22(木) ▼27(0.38%)
国内プラチナ:3,269 円 10/22(木) ▲3(0.09%)
NY金:1,929.5 ドル 10/21(水) ▲14.1(0.74%)
NYプラチナ:893.9 ドル 10/21(水) ▲16.6(1.89%)
ドル円:104.54 円 10/21(水) ▼0.96(0.91%)
→10/21(水)のその他主要マーケット指標

←失業保険継続受給者数は3週連続100万人超の減少 10/23(金)
→米9月住宅建設許可件数は13年半ぶり高水準 10/21(水)
→追加景気対策進展期待剥落、株高ドル安の巻き戻しで金も失速 10/20(火)
→国内金価格90日移動平均は史上初7000円超・・・で失速感 10/19(月)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★