金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

求人件数は13ヵ月連続前年割れ、求人不足は9ヵ月連続
更新日:2021年01月13日(水)
米・求人件数 2020年11月米労働省が発表した11月の月次求人労働異動調査(JOLTS:Job Openings and Labor Turnover Survey)で求人件数は652.7万件。市場予想の645万件程度は上回ったものの、10月の663.2万件からは減少。
4月に499.6万件まで落ち込んだ後、7月には669.7万件まで増加したのがピークとなり、その後は伸び悩む展開となっています。過去最大となった2019年1月(752.0)からは、コンスタントに減少傾向が続きます。
また、前年同月比では-3.92%となり、マイナス幅としては9ヵ月ぶりの低水準となったものの、2019年11月以降、13ヵ月連続での前年割れ。ちなみに前年割れで過去最長となったのは2007年12月から2009年12月までの25ヵ月連続。

なお、失業者数は11月時点で1072.8万人となり、求人件数と失業者数との差は-420.1万件。求人不足は10月の-441.7万件からわずかな縮小にとどまり、3月以降9ヵ月連続で求人不足が続いています。12月の雇用統計では失業者数が増加していたことから、求人不足数は12月もそれほど変わらないことが予想され、求人不足解消に向けては、まだしばらく時間を要しそうです。

その他の指標では、解雇率が1.4%へと上昇。9月には1.0%まで低下していたのが11月には5ヵ月ぶり高水準へと急騰。11月以降の感染拡大と行動規制により、労働市場の状況は悪化しています。労働市場の改善傾向加速に向けては、とりあえず春頃までは待つ必要があるのかもしれません。

NY金・日足チャート 2020/12/7 - 1/1212日のNY金相場は-6.6ドル、0.36%の反落。ドルの反発基調が一服となったロンドン市場にかけて1860ドル台半ばまで上昇。これがこの日の高値となり、NY市場では5日続伸で1.14%台まで上昇していた米10年債利回りが1.18%台へと一段高となったことを受けて1840ドル割れへと急落。しかし、この流れも続かずNY午後には米10年債利回りが1.13%台へと急反落。200日移動平均線(1841.5)にサポートされて下げ渋っていたNY金は引けにかけて1850ドル台へと反発。急騰後に急反落となった米10年債利回りが時間外には1.11%台へとさらに軟調推移となり、NY金も1860ドルを試す展開にも。バイデン政権への期待感なども背景に米長期金利が1%超へと上昇し、さらに上値を試す不安定な状態となり、この動きにNY金も翻弄される展開に。目先、1850ドル超を維持できれば12月後半の保ち合い水準1870-80ドル辺りまでの上昇余地も。200日線から1830ドル台までが当面のサポート水準となり、これを割り込んだ場合には今年最安値圏、1810ドル台までが下値目安に。

NYプラチナ・日足チャート 2020/12/7 - 1/12NYプラチナは+23.2ドル、2.22%の大幅高で3日ぶりの反発。反発の勢いは金を上回り、時間外から堅調推移となって1040ドル付近から1060ドル台へと急騰するとNY朝までに1070ドル台へと一段高。NY朝には金の急落局面に連れる形で1050ドル割れへと急落も一時的にとどまり、金に先行して立ち直ると1070ドル近辺へと急反発。NY引け後にはさらに上値を試す勢いで1080ドル超え。年末年始の節目水準となった1080ドル超を維持できれば、いずれ1100ドルの大台再トライへも。下方向には1040ドルが当面のサポート、割れると1020ドルまでが下値目安に。

ドル円・日足チャート 2020/12/8 - 1/12ドル円は44銭のドル安円高、0.42%安となって5日ぶりの反落。東京・欧州時間には104円20銭台を中心に小幅保ち合い推移の展開が続き、今年高値圏104円30銭台を何度も試しながらも上抜けに失敗。NY時間には急騰後の米10年債利回りの急反落に連れてドル安も急進、103円70銭台まで60銭の急落。今朝の東京時間にも米長期金利低下とドル安の流れが続き、ドル円も103円50銭台へと軟調推移。104円70銭台を目指した上値トライは104円30銭台までにとどまり、目標には少し届かず力尽きた格好に。104円30銭台が当面の抵抗水準となり、下値は102円70銭が当面のサポート。下げ止まりつつある20日移動平均線(103.48)が目先のサポートとなるかどうか。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/12終値とチャート

13日の国内金価格は+24円、0.36%の反発。値幅は前日の下げ幅の10分の1程度ながら、とりあえず下げ止まった状態にも。11月末安値(6512)から1月高値(7016)までの半値戻し(6764)を挟む形での反発となり、いったんは落ち着きやすそうな状況にも。軟調方向優勢へと傾斜しつつある流れを巻き戻す為には21日移動平均線(6815)回復が目安にも。6740円台が当面のサポートとなりきれない場合には61.8%戻し(6705)から6700円の大台ライン前後までが下値目安に。

プラチナ価格は+89円、2.33%の大幅反発。しかし、反発値幅は前日急落分の4割ほど。しかし、パーフェクトオーダーの並びを維持したまま9日移動平均線(3827)にサポートされる形での反発。目先は3810円台から4030円までの広めのレンジ内で強気状態維持か、保ち合い傾向へと収束か。4030円超へと高値更新となった場合の上値目標はVWショック後の最高値、2016年高値(4072)トライへ。逆に3810円台のサポート割れなら21日移動平均線(3756)が推移する3750円近辺までが下値目安。
※参考:金プラチナ国内価格1/13とチャート

2021年01月13日(水)時点の相場
国内金:6,772 円 1/13(水) ▲24(0.36%)
国内プラチナ:3,908 円 1/13(水) ▲89(2.33%)
NY金:1,844.2 ドル 1/12(火) ▼6.6(0.36%)
NYプラチナ:1,067.8 ドル 1/12(火) ▲23.2(2.22%)
ドル円:103.78 円 1/12(火) ▼0.44(0.42%)
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