金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

ロックダウンでサービス業急低下、ユーロ圏PMIは1月も縮小
更新日:2021年01月23日(土)
ユーロ圏総合・製造業・サービス業PMI 2021年1月ユーロ圏1月の総合PMI速報値は47.5となり、12月の49.1からは1.6ポイントの急低下。11月の45.3は上回ったものの、3ヵ月連続での節目50割れとなり、2番底懸念からの急回復の兆しはいきなり腰折れ状態に。
春の第1波による急激な落ち込みに比べれば、かなり軽めの水準には踏みとどまっている状態ながら、ロックダウンによるサービス業の落ち込みは大きく、製造業の堅調な回復基調の足を引っ張りました。
ユーロ圏の製造業PMIは54.7となり、5年7ヵ月ぶり高水準となった12月の55.2からは0.5ポイントの小幅低下も7ヵ月連続で節目50超を維持。これに対してサービス業PMIは45.0で12月の46.4からは1.4ポイントの低下となり、5ヵ月連続で節目50割れ。サービス業PMIが節目50超を回復したのは7月(54.7)と8月(50.5)の2ヵ月のみ。

好調な製造業はドイツが牽引し、サービス業の低迷は全体的な傾向となっているようです。
ドイツの製造業PMIは1月速報値で57.0。2年10ヵ月ぶり高水準となった12月の58.3からは低下したものの、5ヵ月連続の50台後半で7ヵ月連続の50超。フランスは51.5で12月からは0.4ポイントの小幅上昇も11月の49.6をはさんで9月以降は51ポイント台が続き、ボーダーライン超えをなんとか維持する状況。
サービス業PMIはドイツが12月の47.0から46.8へと小幅低下で4ヵ月連続の50割れ。フランスは49.1から46.5へと急低下、5ヵ月連続の50割れ。

フランスはコロナ感染対策での夜間外出禁止令強化の影響で事業活動は急縮小。売上高の減少はサービス業中心、製造業では3ヵ月ぶりの微増。海外需要は1年前から減少傾向が継続。雇用は1年ぶりに増加となっています。
ドイツでは観光業界全体の一時的な閉鎖と渡航制限にもかかわらず、製造業での海外需要は1月も引き続き増加。主に中国と米国からの需要が増加したようです。今後1年間の期待は改善し、雇用もわずかに増加。

春が来て、ワクチン効果が見え始めるまで、サービス業の低迷は続きそうです。

NY金・日足チャート 2020/12/16 - 1/2222日のNY金相場は-9.7ドル、0.52%の続落。12月半ば高値圏1890ドル近辺を目標とした上値トライの流れは前日高値1874.6ドルまでにとどまり、20日移動平均線(1876.6)にも上値を押さえられた形となっていったん巻き戻し。前日NY引けにかけての1870ドル近辺がこの日の高値となって軟調推移、ロンドン市場にかけてはゆるやかなドル高の流れにも連れて1860ドル付近まで水準を切り下げるとNY朝にかけてはドル高の流れがとまったにも関わらず、そのまま一段安となって1840ドル割れ。NY市場では押し目買いも入り、米1月製造業PMIが13年8ヵ月ぶり高水準となる59.1と想定外の好結果となったにも関わらず、1850ドル台後半まで買い戻し。ゆるやかに上昇を続ける200日移動平均線(1848.9)にも下値を支えられ、長めの下ヒゲを残して下値の堅さも確認。目先、200日線を下抜けてしまった場合には1820ドル台が下値サポート。上方向には1870ドルから20日線までがやや強めの抵抗水準にも。上抜けるとあらためて1890ドル付近を目指す展開にも。
週間ベースでは+26.3ドル、1.44%高で3週ぶりの反発。52週移動平均線(1798.6)にサポートされた格好にも。

NYプラチナ・日足チャート 2020/12/16 - 1/22NYプラチナは-16.4ドル、1.45%の大幅安となって4日ぶりの反落。前日NY朝の急騰でつけた高値1163.4ドルで短期上値目標1170ドル近辺にもほぼ到達した状態となり、その後の急反落局面がこの日にかけても続いた形に。前日NY引けの小反発での1140ドル手前が戻り高値となり、時間外早々に1130ドルの節目をあっさり割れての軟調推移。ロンドン市場にかけて1120ドル、NY朝にかけては1100ドルを割れて一時1090ドル付近まで、合計40ドル超の急落。それでも右肩上がりの20日移動平均線(1084.7)手前で下げ渋ると、NY市場では金の反発にも連れて1120ドル台まで上昇。ただし上値も重く、1110ドルをはさんでのもみ合いへと収束。1130ドルと1080ドル台が上下の節目となって高値保ち合いを形成、下方ブレイクとなれば今年安値圏1040ドル近辺までが意識され、上方ブレイクとなれば終値ベースでの2016年高値1183.1ドルを目指す流れへ。
週間では+21.7ドル、1.99%の続伸。

ドル円・日足チャート 2020/12/18 - 1/22ドル円は25銭のドル高円安、0.24%高で3日ぶりの反発。下値目標102円70銭台を目指した流れは前日安値103円30銭台までで力尽きた格好に。想定以上に下値は堅く、この日は東京朝の103円50銭台からNY朝の103円90銭手前まで堅調推移の展開に。高値をつけた後は、米1月PMIの好結果にも103円70銭台へと小反落、12月の中古住宅販売件数が予想外に増加したことを受けて下げ渋る形となって103円80銭付近に収束。目先は103円台後半が主要レンジとなって保ち合い傾向へ。あらためて下方ブレイクとなれば昨年安値圏102円台前半が意識されるような展開にも。上方ブレイクとなれば105円近辺が目標水準に。
週間では-14銭、0.13%の小幅続落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/22終値とチャート

2021年01月23日(土)時点の相場
国内金:6,797 円 1/22(金) ▼4(0.06%)
国内プラチナ:4,043 円 1/22(金) ▲59(1.48%)
NY金:1,856.2 ドル 1/22(金) ▼9.7(0.52%)
NYプラチナ:1,111.6 ドル 1/22(金) ▼16.4(1.45%)
ドル円:103.75 円 1/22(金) ▲0.25(0.24%)
→1/22(金)のその他主要マーケット指標

←国内金価格の日柄とプラチナのタイムリミット 01/25(月)
→12日を含む週の新規失業保険申請件数は2ヵ月連続増加 01/22(金)
→分断か結束か、波乱懸念と期待感も交錯、バイデン政権始動 01/21(木)
→ドイツZEW期待指数は続伸も現況指数は低迷のまま 01/20(水)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★