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ユーロ圏2月製造業PMI急騰、独仏伊は3年1ヵ月ぶり高水準
更新日:2021年03月02日(火)
ユーロ圏製造業PMI 2021年2月ユーロ圏2月製造業PMIは57.9、速報値からは+0.2、前月からは+3.1の急騰。2018年2月(58.6)以来、3年ぶりの高水準。
サービス業の低迷をカバーしてユーロ圏の景気回復基調を製造業が牽引する状態は一段と加速も、供給不足や原材料不足、ロックダウンの影響などによるサプライチェーンの混乱と遅延という問題も浮上。
それでも楽観見通しは比較可能な2012年以降のデータで最高水準に。

<ユーロ圏製造業PMIランキング-2021年2月>
1:ドイツ=60.7.1=前月比+3.6で3年1ヵ月ぶり高水準、8ヵ月連続50超。前月2位から半年で5度目の1位。
2:オランダ=60.7=前月比+0.8、7ヵ月連続50超、4ヵ月続伸で2年5ヵ月ぶり高水準。10月6位から2-2-1-2位。
3:オーストリア=58.3=3ヵ月続伸で3年ぶり高水準、8ヵ月連続50超。3ヵ月連続4位から3位浮上。
4:イタリア=56.9=3ヵ月続伸で3年1ヵ月ぶり高水準、8ヵ月連続50超。3ヵ月連続5位から今年3-4位。
5:フランス=56.1=3ヵ月続伸で3ヵ月連続50超、前月比+4.5の急騰で3年1ヵ月ぶり高水準。10月の5位から7-6-6-5位。
6:スペイン=52.9=前月比+3.6で50超回復、7ヵ月ぶり高水準。10月の4位から6-7-8-6位。
7:アイルランド=52.0=9ヵ月連続50以上で前月比+0.2。9月の最下位から7-3-3-5-7位。
8:ギリシャ=49.4=前月比-0.6で2ヵ月ぶり、半年で4度めの50割れ。5ヵ月で4度めの最下位。

輸出の増加が新規受注全体の増加要因となり、輸出の伸びも3年1ヵ月ぶりの高水準。輸出の伸びが特に強いドイツとオランダは、引き続きユーロ圏全体の伸びを牽引し、4ヵ月連続で2トップ独占。

NY金・日足チャート 2021/1/25 - 3/11日のNY金相場は-5.8ドル、0.34%安となって5日続落。5日続落は1月末以来1ヵ月ぶりで今年2度め。水準としては昨年6月10日(1720.7)以来、8ヵ月半ぶりの安値。1770ドルの節目割れに伴う短期下値目安1740ドル前後を突き抜けて週末NY市場では1714.9ドルまで下落。これでいったん底打ちしての反発基調は週をまたいで継続、週明け時間外には1750ドル台後半まで40ドル余り反発も、ここで息切れ。欧州時間からは米10年債利回りが1.4%台で下げ渋って小反発、ドル高ユーロ安の流れも強まると戻り売り、NY朝までに1740ドルを割れると米2月製造業PMIやISM製造業景況指数がいずれも予想以上の好結果となり、リスクオンで株高の流れも急進。NY引けにかけては1720ドル付近での揉み合いに。結果的に上に行って来いとなって反発に失敗、1720ドル前後で下げ渋る状態も、これを維持できなくなれば昨年3月安値から8月最高値の61.8%戻し(1694.7)が早くも意識されるような展開にも。反発方向には1770ドルが当面の抵抗水準に。

NYプラチナ・日足チャート 2021/1/25 - 3/1NYプラチナは+6ドル、0.51%高で3日ぶりの反発。金に追随し、同じように上に行って来いの展開に。週末安値1170.4ドルを起点とする反発基調は東京午後の時間帯に1230ドル台まで、60ドル超の反発で失速。ちょうど2月後半安値圏で上値を押さえられての急反落はNY午後の1190ドル付近で下げ渋り、上ヒゲ十字線もわずかに下値を切り上げる形に。1230ドルが目先の抵抗水準となり、1180ドルが下値サポートに。これを割れると1160ドル程度までは水準を切り下げる展開にも。

ドル円・日足チャート 2021/1/26 - 3/1ドル円は22銭のドル高円安、0.21%高で5日続伸。5日続伸以上は2月以来、1ヵ月ぶりで今年2度め。昨年8月13日(106.93)以来、6ヵ月半ぶりの高値水準。東京朝の106円30銭台が安値となり、押し目を形成しながら徐々に水準を切り上げる堅調推移。欧州時間には米10年債利回り上昇とドル高の流れで106円70銭台まで上昇。NY時間には106円50銭近辺までの押し目をはさんで106円80銭台まで上昇。今朝の東京市場では106円90銭台を試す場面も。106円の節目超えに伴う短期上値目標107円付近に到達し、年初から続く上昇チャネルの上限ライン付近にも位置し、一服感も生じやすいところ。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/1終値とチャート

2日の国内金価格は-40円、0.61%安で3日続落。昨年5月28日(6459)以来、9ヵ月ぶりの安値。NY金が反発し切れず、国内価格は下げ止まり切れず。11月安値6512円を大きく下回って早々のダブルボトム崩れ、下値切り下げの構図となって軟調推移継続の様相にも。サポート候補としては昨年3月安値から8月最高値までの61.8%戻し(6423)近辺。

プラチナ価格は-20円、0.45%安で3日続落。2月10日(4286)以来の安値圏で一段安。急騰前の1月末安値(3874)から2月高値(4798)までの38.2%戻し(4445)付近となり、調整一服には程良い水準にも。次の目安としては21日移動平均線(4388)、50%戻し(4336)なども。
※参考:金プラチナ国内価格3/2とチャート

2021年03月02日(火)時点の相場
国内金:6,471 円 3/2(火) ▼40(0.61%)
国内プラチナ:4,459 円 3/2(火) ▼20(0.45%)
NY金:1,723.0 ドル 3/1(月) ▼5.8(0.34%)
NYプラチナ:1,191.3 ドル 3/1(月) ▲6.0(0.51%)
ドル円:106.79 円 3/1(月) ▲0.22(0.21%)
→3/1(月)のその他主要マーケット指標

←逆相関強まるNY金とドル円 03/03(水)
→国内金価格も週足三役逆転、ダブルボトムで耐えれるか 03/01(月)
→コアPCE4ヵ月ぶり高水準、トリム平均では4年9ヵ月ぶり低水準 02/27(土)
→回復基調のユーロ圏景況感指数、牽引役ドイツを上回る国々 02/26(金)

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