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新規失業保険申請件数4週移動平均、コロナ前比10万件割れ
更新日:2021年10月22日(金)
新規失業保険申請件数/継続受給者数・4週移動平均 2021年10月16日までの週新規失業保険申請件数は9月末から10月初旬にかけて一時減速傾向となっていましたが、ここに来て減少基調が再加速。
16日までの週の新規失業保険申請件数は29万件となり、市場予想の29.7万件を下回り、29.6万件となった前週からもさらに減少、2週連続で30万件を下回り、2週連続でコロナ後最少を更新。トレンドを示す4週移動平均では31万9750件となり、これも2週連続でコロナ後の最少を更新。

この結果、コロナ前の4週移動平均22万件との差は9万9750件。4週移動平均でのコロナ前比は、コロナ後初の10万件割れ。
2020年4月のピーク時には、その差500万件超まで拡大していた状態から、1年半かけてようやく50分の1まで縮小。
4週移動平均での前週比10週平均は-7700件。このペースが持続した場合、コロナ前の水準回復までに要する期間はあと3ヵ月。
新規失業保険申請件数は、早ければ来年1月にもコロナ前の水準を回復することになりそうです。

なお、9日までの失業保険継続受給者数は4週移動平均で265万5500人。コロナ前の4週移動平均170万人との差は95万5500人。こちらはコロナ後初の100万件割れ。
2020年5月のピーク時には、その差1949万9000人まで拡大していた状態から、20分の1まで縮小してきました。
4週移動平均での前週比10週平均は-45375人。このペースで今後も減少し続けた場合、コロナ前の水準回復までの期間は4.9ヵ月。
失業保険継続受給者数は、来年3月にもコロナ前の水準を回復する可能性がありそうです。

NY金・日足チャート 2021/9/17 - 10/2121日のNY金相場は-3.0ドル、0.17%の小幅安となって3日ぶりの反落。アジア時間には1780ドル台前半から1790ドルまで小幅に上昇、前日高値をわずかに上回るも3日連続1790ドル近辺で上値を押さえられるとロンドン時間には元の水準へと押し戻され、NY朝にかけては1780ドル台前半を中心に小幅保ち合い。NY午後にかけては米10年債利回りが半年ぶり高水準となる1.7%に向けて上昇基調を強めたことで上値も重く、1780ドル付近へと小幅に上値を切り下げ。しかし、下値も堅くNY引け後には1780ドル台後半、右肩下がりの90日移動平均線(1786.5)との攻防へ。引き続き1760ドルから1800ドルまでを主要レンジとした保ち合い継続へ。上抜けできれば1820ドル近辺まで、下抜けると1740ドル前後までが短期的な変動目安に。

NYプラチナ・日足チャート 2021/9/17 - 10/21NYプラチナは-2.6ドル、0.25%安となって3日ぶりの小反落。前日までの反発基調はこの日の時間外序盤まで継続。1050ドル台前半から1060ドル台半ばまで急騰し、1060ドル前後の高値が6日連続となった中では最高値、7月29日高値(1081.3)以来およそ3ヵ月ぶり高値をつけて失速。ロンドン市場では1050ドル割れを試し、NY朝には一時1040ドル割れへと急落。しかし前日安値を下回らず、1030ドル台の安値が4日連続となった中では最高値で折り返すとNY午後には1050ドルをはさんでの保ち合い、NY引け後には1050ドル台半ばへと再度反発への動きにも。1060ドルから1030ドル台までのレンジ上下限の堅さを確認した格好となり、引き続き双方向へのブレイクトライの展開にも。引き続き上抜けなら1080ドル近辺、下抜けなら1010ドル前後までが短期的なレンジ拡大目安。

ドル円・日足チャート 2021/9/17 - 10/21ドル円は33銭のドル安円高、0.29%の続落で10月14日(113.68)以来、1週間ぶりのドル安円高水準に。東京朝の114円40銭台から軟調推移。東京午後に日経平均の急落にも連れ、リスク回避の流れとなって円全面高、114円割れへと急落。欧州時間には114円を挟んでの小幅揉み合いの展開となって下げ渋るも、NY時間には下放れの展開となって113円60銭台まで下落。NY終盤には米株高の流れにも連れて114円近辺へと反発。短期上値目標114円50銭を達成し、2017年11月高値114円70銭まで上昇したことに伴う達成感からの調整局面入り、多くのクロス円も数年ぶり高値をつけての反落となり、円安トレンド一服の様相にもなったものの、今朝の東京市場では中国恒大集団のデフォルト回避報道などもあり、株高にも連れてリスク選考の流れ再開の様子も。目先、114円台後半へと水準を切り上げるようなら上値トライ再開、2017年3月高値115円50銭近辺が上値目標に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/21終値とチャート

22日の国内金価格は-6円、0.08%の小幅安で3日ぶりの反落。昨年8月の過去最高値を起点として1年3ヵ月続く上値抵抗線が通過する7160円台の抵抗感はやはりそれ相応。簡単には上抜けできそうにもない感もありながら、NY金が保ち合い上方ブレイクへと向かえば追随する形であっさり上抜けの展開にも。とはいえ目先はやや材料不足感と、時間経過とともに増していく失速感から流れ逆転への警戒感も。上抜けできれば7200円の大台突破へ、7060円の下限割れなら7000円の大台維持をかけた攻防へも。
週間ベースでは-28円、0.39%安で5週ぶりの反落。

プラチナ価格は-9円、0.22%安で3日ぶりの反落。やはり10月高値(4176)更新には失敗、1ヵ月ほど続いた反発基調一服から小幅保ち合いを形成し、失速感との攻防にも。4120円台の保ち合い下限を割れると7月末保ち合い水準4060円前後までが下値目安に、10月高値更新となれば4220円程度までが短期上値目安に。
週間ベースではわずかに-4円、0.1%安となって3週ぶりの反落。
※参考:金プラチナ国内価格10/22とチャート

2021年10月22日(金)時点の相場
国内金:7,135 円 10/22(金) ▼6(0.08%)
国内プラチナ:4,167 円 10/22(金) ▼9(0.22%)
NY金:1,781.9 ドル 10/21(木) ▼3.0(0.17%)
NYプラチナ:1,049.7 ドル 10/21(木) ▼2.6(0.25%)
ドル円:114.01 円 10/21(木) ▼0.33(0.29%)
→10/21(木)のその他主要マーケット指標

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→2022年末ゼロ金利予想は10%割れ、メインシナリオは利上げ2回 10/21(木)
→インフレ懸念上昇、期待インフレは8年7ヵ月ぶり高水準 10/20(水)
→鉱工業生産は予想外の2ヵ月連続減、前年比では5ヵ月続落 10/19(火)

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