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★金プラチナ短期相場観★

それでも国内金価格200日移動平均は過去最高値更新中
更新日:2021年11月29日(月)
国内金価格・日足チャート 2021年11月29日オミクロン株騒動で大荒れとなった週末の金融市場、リスク回避の流れがひとしきり進行した後は、悲観的な情報と意外と楽観的な見方も錯綜する状態で迎えた週明け、いったんは巻き戻しの流れが優勢に。週末に今年最大級の下げを記録した米株先物は急反発でスタートし、1.6%台から1.5%割れへと急低下していた米10年債利回りは1.5%台半ばへとジャンプアップ。ドル安円高の流れが急速に進行して113円台前半へと急落していたドル円は一時113円80銭台まで、50銭程度の急反発。
乱高下しながらも終値ベースで見れば比較的冷静な展開となったNY金は週明けも1780ドル台を中心に小幅乱高下となって様子をうかがうような状態に。週末に20ドル程水準を切り下げたNYプラチナは同じだけ切り返して970ドル台回復トライの週明け。

そんななか、既にピークアウトの兆しにもなっていた国内金価格も一段安。それでも200日移動平均は過去最高値を更新し続けています。
国内金価格が過去最高値7676円まで上昇したのが2020年8月7日、この時の200日移動平均は6186円。
2020年夏場にかけて急騰した国内金価格に遅れて追随する200日移動平均は2021年6月初旬、過去最高値6900円まで上昇してピークアウト。ただ、その後の200日移動平均の下落は限定的となり、8月末の6842円までにとどまり、再びゆるやかな上昇軌道へと移行。
そして国内金価格が今年高値を更新して急騰局面を形成した11月、200日移動平均は16日に6902円となって過去最高値を再更新。国内金価格が今年高値7483円まで上昇した18日の200日移動平均は6909円。その後ピークアウトした国内金価格は急反落の展開も、200日移動平均は6営業日連続で過去最高値を更新し、今朝時点では6925円。
足下で急落の国内金価格がいったん下げ止まれば、200日移動平均の過去最高値更新はもうしばらく続くことになりそうです。

今年3月以降、下値を切り上げてきたサポートラインと並行推移し始めた200日移動平均線は、中長期的に重要なサポートラインとなりそうです。

29日の国内金価格は-64円、0.88%の続落で11月5日(7149)以来、3週間ぶりの安値。水準的には10月後半保ち合い高値圏7210円を割り込みながら、その保ち合い主要レンジ7100-7200円の範囲内にとどまり、値幅的にも9月安値(6764)から11月高値(7483)までの38.2%戻し(7208)を割り込んだものの、半値戻し(7124)手前で下げ渋る格好にも。この7100円から7120円近辺が比較的重要なサポート水準となり、目先すぐにでもこれを割り込むような状況にはなさそうにも。もし7100円台の重要水準を割り込むような事態となった場合には、短期的には一段安となって7000円の大台割れも意識されるような展開にも。

国内プラチナ価格・日足チャート 2021年11月29日プラチナ価格は-97円、2.43%の大幅続落で10月8日(3812)以来、7週間ぶりの安値。90日移動平均線(3971)にサポートされて下げ止まりの兆しのように見えたのは金曜朝まで。急速に強まった週末のリスク回避の流れに巻き込まれ、90日線をしっかり割り込んで一段安。3970円台の安値更新の場合の下値目安3930円近辺をオーバーラン、9月安値(3536)から11月高値(4320)までの半値戻し(3928)も大きく下回り、61.8%戻し(3835)も意識されそうな状況にも。一服感からの反発も、目先は90日線から4000円の大台までが抵抗水準となるか、これを上抜けて地合い回復へと向かうか、重要水準にも。

なお、最近の傾向としてボリンジャーの-2シグマ(3903)を下回ってさらに大きく下げるような展開はほとんどなく、いったんは反発する確率は極めて高く、今朝の一段安で-2シグマ割れとなった現状もそのパターンに。
※参考:金プラチナ国内価格11/29とチャート

2021年11月29日(月)時点の相場
国内金:7,172 円 11/29(月) ▼64(0.88%)
国内プラチナ:3,896 円 11/29(月) ▼97(2.43%)
NY金:1,785.5 ドル 11/26(金) ▲1.2(0.07%)
NYプラチナ:954.3 ドル 11/26(金) ▼21.0(2.15%)
ドル円:113.30 円 11/26(金) ▼2.05(1.78%)
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