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★金プラチナ短期相場観★

日銀緩和継続、ECBも利上げ、米指標悪化でドル高抑制も円安継続
更新日:2022年07月22日(金)
新規失業保険申請件数+4週移動平均 2022年7月16日までの週日銀は市場予想通りの現状維持。当然のように黒田日銀総裁は「金利を引き上げるつもりは全くない」発言。インフレが一時的でないことが確認できるか、もしくは来年4月の任期までの緩和政策継続が見込まれる状況に。
欧州では欧州中央銀行(ECB)が11年ぶりに利上げを決定。中銀預金金利も-0.50%から0.00%に引き上げられてマイナス金利も解除。景気後退リスクも高まる状況下、0.25%利上げが有力とも見られていたなかでの0.5%利上げに踏み切ったラガルドECB総裁の決断は、「ユーロ安も大幅な利上げ決定の一因」と、新興国通貨政策と同様に通貨防衛策という一面も。
英断か失敗か、イタリアのドラギ政権崩壊も重なり、今後の動向が注視されるところです。

次週、ECBの0.50%を上回る0.75%利上げが有力視される米国では、経済指標の悪化が続く状況。
この日発表された7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は-12.3。市場予想の+0.8を大幅に下回って6月の-3.3からも一段と低下、2ヵ月連続のマイナス圏推移で4ヵ月連続の低下、コロナショックの2020年5月(-43.1)以来、2年2ヵ月ぶりの低水準。構成指数でも新規受注や受注残が同様に2年2ヵ月ぶり低水準となった他、雇用も1年超ぶり低水準。さらに半年後の見通しを示す期待指数は-18.6となり、1979年12月(-29.2)以来、42年7ヵ月ぶり低水準。新規受注見通しも-12.4で1979年9月(-16.3)以来42年10ヵ月ぶりの低水準。

新規失業保険申請件数は25.1万件となり、昨年11月3日までの週(26.5)以来、8ヵ月ぶりの高水準。コロナショック以降の急増・急減期を除けば、2020年以降では最大。2019年12月7日までの週(25.1)と並び、2018年1月6日までの週(25.2)以来の高水準。コロナショックがなければ直近4年半での最大水準まで増加中。
それでも一度は完全雇用レベルに達し、景気過熱感も高まる状態を迎えた上で大幅利上げフェーズをスタートしたFRBに対し、ユーロ圏では景気過熱感がそれほど高まらない状況で、さらに対ロ政策などの影響からも景気減速、リセッションリスクが米国以上に高まる状況で、しかも遅延スタート。

米ドルに対する通貨ユーロの防衛策としてはやや力不足でペース的にも追いつかない状況で、ドル高ユーロ安の勢いは若干弱まる程度の効果しか得られないかもしれません。
また、通貨防衛策を取らない日本円の対ドルでの通貨安傾向もまだしばらく変わらず、ドル高円安優勢の状況も続きそうです。

NY金・日足チャート 2022/6/15 - 7/2121日のNY金相場は+13.2ドル、0.78%の反発。前日NY引け後に1700ドルの大台を割り込んだ流れが続き、ロンドン序盤にかけてはユーロドルの下落基調にも連れる形で1690ドル割れ、NY朝につけた安値は1678.4ドル。1700ドルの節目割れに伴う短期下値目安で昨年8月安値(1677.9)近辺、1680ドル前後までしっかり下げた状態となった直後にはECBが11年ぶりの利上げ。0.5%利上げに踏み切ったことでややサプライズ感もあり、ユーロドルの急騰に連れて大台回復、若干の乱高下をはさみながらラガルドECB総裁会見を経て米10年債利回りも3%割れへと急低下、N午後にはドル安も追随した流れを受けて1710ドル超へと一段高。高値では一時1720ドル付近まで上昇し、NY引け後も1710ドル台半ばを維持。下値トライを終えての切り返しで上方向への節目1710ドルを超え始めた状態となり、短期的にはもう一段の反発継続へも。次週FOMCにかけてサプライズがなければ1740ドル付近までが短期上値目標。下方向へは1700ドルの大台ラインが当面の下値サポート、再度割り込むようだと昨年3月安値(1673.3)近辺、1670ドル前後までが下値目安に。

NYプラチナ・日足チャート 2022/6/15 - 7/21NYプラチナは+12.2ドル、1.44%の反発。840ドル近辺から830ドル付近まで下げてロンドン時間に切り返し、ユーロドルとNY金の反発に連れたNY市場では850ドルを超えてNY午後には860ドル台を試す展開に。保合いレンジ下限を810ドル台から840ドル台へと切り上げる形も上限860ドルでの上値の重さは変わらず、20日移動平均線(866.3)にも3日連続で上値を押さえられた格好。6月以降の下落トレンド脱出をかけた攻防ポイントとも言える、この重要水準を上抜けできれば880ドル付近までが短期上値目標に。840ドル台の保合い下限維持に失敗するようだと820ドル前後までの安値圏再トライへも。

ドル円・日足チャート 2022/6/17 - 7/21ドル円は95銭のドル安円高、0.69%安で3日ぶりの反落。日銀の金融政策現状維持を見越して東京朝の時間帯には138円20銭台から50銭台まで上昇、欧州時間にはECBの0.25%利上げを織り込んでユーロ安ドル高の流れにも連れて138円80銭台まで上昇。しかしNY時間には0.5%利上げを受けて138円30銭台まで急反落。ラガルド総裁会見や低調となった一連の米経済指標結果を受けてNY午後も138円を割れてなおコンスタントに軟調推移、NY終盤には137円30銭近辺まで下落。今朝の東京市場では一時137円ちょうど付近まで下げて40銭近辺へと反発。136円80銭から139円までの主要レンジ内での調整に留まった状態でFOMCの待ちへ。0.75%利上げを織り込んだ状態でサプライズがなければ高値保合いレンジ維持の展開にも。ただし悪化が目立つ米経済指標のサプライズなどをきっかけに動き出す可能性も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場7/21終値とチャート

22日の国内金価格は+48円、0.58%の反発。0.5%利上げに踏み切ったラガルドECB総裁にも救われた格好となり、8200円近辺までの下落余地を残した状態で切り返し。ただし9日移動平均線(8313)に上値を押さえられた状態から抜け出すまでには至らず。中期ダブルトップ警戒感が燻る重要水準との攻防へと向かうのか、もしくは反発基調本格化へと向かうのか、その判断はFOMCに委ねる状況にも。目先、8320円の節目上抜けとなれば後者、まずは8400円超を目指す流れへ。逆に8230円割れなら前者、ネックラインとなる5月安値8181円近辺までが短期下値目安に。
週間ベースでは-70円、0.84%の反落。

プラチナ価格は+30円、0.73%の反発。ECBの利上げフェーズ開始とともにプラチナの下押し圧力も緩和。4110円の節目手前で切り返す形も、9日移動平均線(4153)超には及ばす。これをしっかり上抜けて弱気局面から抜け出すことができれば4220円の節目、21日移動平均線(4226)との攻防へも。この水準を突破することができれば底打ち、反発局面本格化、90日移動平均線(4299)も上抜けて4300円台へと水準を切り上げる展開へ。4110円の節目割れなら下値トライ再開、短期的にも4000円の大台割れを目指す流れに。
週間ベースでは+37円、0.9%高で7週ぶりの反発。
※参考:金プラチナ国内価格7/22とチャート

2022年07月22日(金)時点の相場
国内金:8,282 円 7/22(金) ▲48(0.58%)
国内プラチナ:4,147 円 7/22(金) ▲30(0.73%)
NY金:1,713.4 ドル 7/21(木) ▲13.2(0.78%)
NYプラチナ:858.7 ドル 7/21(木) ▲12.2(1.44%)
ドル円:137.32 円 7/21(木) ▼0.95(0.69%)
→7/21(木)のその他主要マーケット指標

←7月総合PMI想定外の50割れ、経済活動縮小はユーロ圏に米国も 07/23(土)
→ユーロ圏消費者信頼感指数、7月は過去最低に 07/21(木)
→実質実効為替レートでは15年ぶり円安で下げ渋り 07/20(水)
→平均時給では伸び率鈍化も中央値では過去最高更新 07/19(火)

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