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米住宅市場の低迷続く、中古住宅販売は9ヵ月連続減
更新日:2022年11月19日(土)
米中古住宅販売件数 2022年10月リセッションに向けてひた走る?米国経済を牽引するように、米住宅市場の低迷は続きます。
全米の住宅販売件数の9割を占める中古住宅の販売件数は10月に443万戸。市場予想の440.0万戸を上回りながらも9月の471.0万戸からは-5.9%と大幅減。前月比では2月の-8.6%以来、8ヵ月ぶりの急減。その2月からは9ヵ月連続の減少となり、コロナショックの2020年5月(401)以来、2年5ヵ月ぶりの低水準。
なお、前年比では-28.4%となって4ヵ月連続-20%超、昨年9月以降14ヵ月連続の前年割れ。2020年5月、コロナショックの-24.8%を超え、近年最大の落ち込み。
FRBの大幅利上げに伴う金利急上昇の影響は大きく、期間30年の住宅ローン固定金利の平均は7%超、20年ぶり高水準との報道も。

前日発表された住宅着工件数も低調。10月は142.5万戸となり、市場予想の141.1万戸は上回るも9月の148.8万戸からは大幅減、7月(137.7)に次いで2年間では2番めの低水準。6ヵ月平均では148.9万戸となって2020年11月(144.78)以来ほぼ2年ぶりの低水準。
住宅建設許可件数も152.6万戸で市場予想こそ上回りながらも2020年8月(152.0)以来、2年2ヵ月ぶり低水準。

2日前に発表された11月のNAHB住宅市場指数は33。住宅建設業者の景況感は11ヵ月連続で低下し、2020年4月(31)、これもコロナショック以来、2年7ヵ月ぶりの低水準。
構成指数では現況指数と購買見込み客足指数がいずれも2020年4月、コロナショック以来の低水準へと落ち込んだ他、向こう6カ月の販売見通し指数は31。コロナショック時の36を大きく下回り、2012年4月(31)以来、10年7ヵ月ぶりの低水準に。

終着点見通しがまだ明確とならず、利上げフェーズがもう少し続くことが確実視される現状、米住宅市場の底打ちにももう少しの時間が必要となり、コロナショック時以来のリセッション入りの確率も徐々に高まりそうです。

NY金・日足チャート 2022/10/17 - 11/1818日のNY金相場は-8.6ドル、0.49%安で4日続落。11月10日(1753.7)以来、1週間ぶり安値を更新。前日NY市場でつけた安値1750ドル台半ばからのゆるやかな反発基調はこの日のロンドン市場まで続き、1770ドル付近で失速。3日連続上値を切り下げての戻り売り局面ではNY市場で前日安値を下回り、NY引け後には1750ドル割れを試す場面も。インフレ抑制のため「追加利上げが必要」とするボストン連銀コリンズ総裁のタカ派発言などもあり、この日もドル高基調に押された格好。それでも短期調整目安、11月安値(1618.3)から高値(1791.8)の23.6%戻し(1750.9)近辺で下げ渋る形にもなり、特段の材料がなければ調整一服にも。下げ止まりきれない場合には38.2%戻し(1725.5)から90日移動平均線(1717.6)辺り、1720ドル近辺が次のサポート候補。
週間ベースでは-15.0ドル、0.85%安で3週ぶりの反落。

NYプラチナ・日足チャート 2022/10/17 - 11/18NYプラチナは-7.2ドル、0.73%安となって6日続落。11月4日(960.5)以来、2週間ぶりの安値。6日続落は8月以来、3ヵ月ぶりで今年3度め。今回の6日続落合計では-70.7ドル(6.7%)、前回8月には-91.4ドル(9.53%)、前々回6月には-119.3ドル(11.58%)。一方的な下落局面での下押し圧力に緩和の兆候も。前日割り込んだ1000ドルの大台ラインがこの日は抵抗水準となってしまった感も、前日安値985ドルがこの日も下限となって安値圏での保ち合いを形成して下げ渋りの様相にも。NY午後には前日安値を下回りながらも980ドルで反発するとNY引け後には980ドル台半ばを回復。値幅も縮小して下げ止まりへの可能性を示唆しながらも、990ドル台の節目割れに伴う短期下値目安970ドル近辺まで若干の下げ余地も。
週間ベースでは-53.8ドル、5.18%安で5週ぶりの反落。下落率では3ヵ月ぶり、今年4番めの急落。

ドル円・日足チャート 2022/10/17 - 11/18ドル円は19銭のドル高円安、0.14%高で3日続伸。11月10日(140.96)以来、1週間ぶりの高値。東京朝に140円10銭台から50銭近辺まで上昇も今週高値圏手前で失速、この日の高値をつけると戻り売り。東京午後には139円60銭台まで下げてほぼこの日の安値をつけると欧州時間にかけては139円台後半を中心に保ち合い、NY午後には徐々に下値を切り上げるも140円台半ばまで。3日連続で下値を切り上げながらも上値も140円台後半が重く、水平状態の90日移動平均線(141.43)トライを目前に上げ渋り。月末に向けてやや材料不足の感もあるものの、短期的な流れとしては140円の節目超えを維持して142円台までの反発の可能性も維持。
週間ベースでは+161銭、1.16%高で5週ぶりの反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/18終値とチャート

2022年11月19日(土)時点の相場
国内金:8,676 円 11/18(金) ▼1(0.01%)
国内プラチナ:4,814 円 11/18(金) ▼56(1.15%)
NY金:1,754.4 ドル 11/18(金) ▼8.6(0.49%)
NYプラチナ:984.3 ドル 11/18(金) ▼7.2(0.73%)
ドル円:140.38 円 11/18(金) ▲0.19(0.14%)
→11/18(金)のその他主要マーケット指標

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