金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

FF金利は予想通り来年5.125%へ、利下げ見通しは2024年から
更新日:2022年12月15日(木)
FOMC・FF金利予想中央値 2022年12月0.50%利上げでFF金利を4.25-4.50%(中央値4.375)とした12月FOMCでは、ドットチャートからFOMCメンバが予想する2023年末のFF金利は5.00-5.25%(中央値5.125%)へ。来年には最低でも合計0.75%の追加利上げが予想され、これがターミナルレートとなれば12日時点でのCMEフェドウォッチでの利上げ予想にもほぼ一致。ただし、フェドウォッチでは年後半にかけて合計0.50%の利下げで2023年末には4.50-4.75%。少なくとも2023年末まで据え置きとした今回のドットチャートのほうが市場予想よりも少し、タカ派的に。

また、パウエルFRB議長は今後の利上げ幅はデータ次第とし、インフレ目標2%への低下を確信するまでは利下げフェーズには入らないことを改めて明言、早期利下げへと逸る市場の楽観姿勢に釘をさした格好にも。
ただ、ドットチャートでの2024年、2025年予想は大きくバラツキ、これまでの予想中央値も3ヵ月毎に大きく引き上げられてきた経緯もあり、年末年始を経て、また新たなシナリオが形成されていくことも十分想定されそうです。

NY金・日足チャート 2022/11/9 - 12/1414日のNY金相場は-6.8ドル、0.37%の反落。1820ドルを挟んでの小幅保ち合いに終始、NY引け後にはFOMC結果発表直後に1806ドルまで急落も、パウエルFRB議長会見を受けて1825ドルまで急反発、その後も1820ドル近辺で方向感喪失気味。1810ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標1840ドル近辺に対しては前日高値1836.9ドルまでで一服、FOMCを波乱なく通過したことで目先は1830ドルを上限に1790ドルまでのレンジで保ち合いの様相に。上限を突破することがあれば1850ドル近辺までの上値余地拡大も、下限割れなら1750ドルが意識される展開へ。

NYプラチナ・日足チャート 2022/11/9 - 12/14NYプラチナは-0.2ドル、0.02%の小反落。アジア時間の1040ドル台からロンドン・NYにかけて1030ドル台へと小幅保ち合いレンジを切り下げ、NY引け後のFOMCには一時1030ドル割れから1040ドル台半ばまで、小幅乱高下を経て1030ドル台半ばへと収束。1040ドルの節目超えに伴う短期上値目標1060ドル台に対しては前日高値1056ドルまででいったん力尽きた格好となり、あらためて1040ドルが上限ラインとなって1000ドル台までのレンジで保ち合い仕切り直し。しっかり上限突破できれば1060ドル台再トライへ、下限割れなら970ドル近辺までが下値目安。

ドル円・日足チャート 2022/11/10 - 12/14ドル円は9銭のドル安円高、0.07%の小幅続落。12月2日(134.32)以来の安値で下げ渋り、かつ上げ渋り。東京時間には135円半ばで小幅保ち合い推移、ユーロ高ドル安基調にも連れて軟調推移となった欧州時間には135円割れ。安値では一時134円50銭近辺まで下げて134円台後半での保ち合い推移となってNY午後、FOMCには134円50銭台から136円付近までの乱高下で反応し、135円半ばへと収束。流れとしては136円台半ばの節目割れに伴う短期下値目安133円台半ばを目指す展開が継続中。ただし前日以降、134円台半ばの安値を3度つけて反発するトリブルボトムを形成して下げ渋る状態にも。また、短中期的には12月2日安値(133.59)とこの日の安値(134.48)で二番底をつけた可能性も残し、上昇軌道を維持する200日移動平均線(135.37)にもサポートされた格好にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/14終値とチャート

15日の国内金価格は-23円、0.27%安で3日続落。12月8日(8563)以来、1週間ぶりの安値。年内最後の重要イベント、FOMCを波乱なく通過したことで中期的には高値圏での保ち合いを維持して年越しを迎える可能性も高まった?かもしれない状況で12月後半へ。短期的には8570円の節目上抜けに伴う上値目標8660円近辺トライには失敗、8620円を上限に21日移動平均線(8585)、9日線(9566)、90日線(8527)などのサポート候補を挟んで8480円までの広めのレンジ内で足場固めにもトライし易い状況にも。改めて上限突破できれば8660円台再トライへ。

プラチナ価格は-19円、0.39%の反落。4850円の節目が重くなり、11月高値(5076)起点の下降チャネル上限ラインへの抵抗感が増す状況にも。4800円から4850円までのレンジで形成する小幅保ち合いは、年末年始に向けての方向感を左右する重要な分岐点となる可能性も。上方向へと抜け出すことができれば5000円の大台再トライへ、下方ブレイクなら下値トライ再開、4660円近辺までを目安に一段安の展開にも。
※参考:金プラチナ国内価格12/15とチャート

2022年12月15日(木)時点の相場
国内金:8,588 円 12/15(木) ▼23(0.27%)
国内プラチナ:4,829 円 12/15(木) ▼19(0.39%)
NY金:1,818.7 ドル 12/14(水) ▼6.8(0.37%)
NYプラチナ:1,038.7 ドル 12/14(水) ▼0.2(0.02%)
ドル円:135.49 円 12/14(水) ▼0.09(0.07%)
→12/14(水)のその他主要マーケット指標

←米小売は大幅減、鉱工業生産も低調、地区連銀景況感悪化も続く 12/16(金)
→11月CPIは5ヵ月続落、コアCPIも続落でインフレ鈍化進行 12/14(水)
→FOMC直前、FF金利は年末4.25-4.50%、2023年末4.50-4.75%? 12/13(火)
→過去最高値更新続く国内金価格の90日・200日移動平均 12/12(月)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★