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ユーロ圏2月景況感指数は回復基調一服、圏内格差は拡大
更新日:2023年02月28日(火)
ユーロ圏景況感指数 主要8ヵ国 2023年2月欧州委員会が発表したユーロ圏の2月景況感指数は99.7。市場予想の101.0を下回り、7ヵ月ぶり高水準となていた1月の99.8からもわずかに低下。8ヵ月連続90ポイント台となり、節目の長期平均100回復目前で足踏み。
製造業は5ヵ月ぶり高水準となった1月の1.2から2月は0.5へと低下。サービス業は7ヵ月ぶり高水準となった1月の10.4から9.5へと低下。いずれも回復基調一服。

<主要国>
イタリア:102.5=7ヵ月ぶり高水準となった1月から横ばい推移。主要8カ国では唯一節目100超。
スペイン:99.5=7ヵ月ぶり高水準の1月(101.5)から-2.0。
ドイツ:97.9=前月比+0.1で4ヵ月続伸、7ヵ月ぶり高水準。8ヵ月連続90台。
オランダ:97.5=+2.9で続伸、8ヵ月ぶり高水準。9ヵ月連続90台。
フランス:97.1=5ヵ月ぶり高水準の1月(98.6)から-1.5。6ヵ月連続90台。
オーストリア:94.9=+2.8で続伸、8ヵ月ぶり高水準。
ベルギー:88.9=+1.5で6ヵ月ぶり高水準。6ヵ月連続80台。
※アイルランド:データなし、1月=104.1。
<100超>6/20カ国
クロアチア:109.2=+4.0で1年1ヵ月ぶり高水準。1年10ヵ月連続100超。
ギリシャ:107.5=+1.6で4ヵ月続伸、11ヵ月ぶり高水準。4ヵ月連続100超。
キプロス:105.6=+1.6で3ヵ月続伸、1年ぶり高水準。6ヵ月連続100超。
マルタ:104.6=+3.5で4ヵ月続伸、9ヵ月ぶり高水準。2ヵ月連続100超。
ポルトガル:102.9=+4.4で続伸、6ヵ月ぶり高水準。5ヵ月ぶり100超。
<ワースト3>※80台=4/20カ国
エストニア:82.6=-0.9で2ヵ月ぶり、2年7ヵ月で2番めの低水準。8ヵ月連続80台。
スロバキア:84.8=-3.3で3ヵ月ぶり、2年で2番めの低水準。7ヵ月連続80台。
フィンランド:86.2=5ヵ月ぶり高水準の1月(87.2)から-1.0。7ヵ月連続80台。
※前月比上昇=11/20カ国、下落=7、横ばい=1。
前月から下落した7カ国のうち、唯一続落となったのはスロベニア:95.8、10ヵ月連続90台。

指数最大と最低との格差は26.6ポイントとなり、2021年1月(27.0)以来、2年1ヵ月ぶりの高水準。
ユーロ圏全体としては回復基調一服となったなか、ユーロ圏内での上位グループと下位グループとの格差は拡大。ユーロ圏経済の回復基調においても、足並みは乱れ始めてきたようです。

NY金・日足チャート 2023/1/23 - 2/2727日のNY金は+7.8ドル、0.43%高で6日ぶりの反発。週明けアジア時間にはドル高の流れに押されて1820ドル近辺から1812ドルまで下落して今年安値を更新。12月29日(1811.2)以来、2ヵ月ぶり安値をつけて切り返すとロンドン序盤にかけて1820ドル近辺へ、NY午後には1820ドル台後半へと一段高。米長期金利上昇とドル高の一服を受けていったんは下げ止まり、1810ドル台が当面の底値となれば1850ドル台までのレンジで保ち合い形成へも。ただし月末月初の指標結果に引き続き振られる展開も予想され、1810ドル台を維持できなくなれば1800ドルの大台割れトライへ、上方向へは2月高値(1975.2)から安値(1812.0)までの23.6%戻し(1850.5)近辺、1850ドル台が当面の抵抗水準。これを突破するようだと38.2%戻し(1874.3)近辺、1870ドル台を上値目標に一段高の展開にも。

NYプラチナ・日足チャート 2023/1/23 - 2/27NYプラチナは3日ぶりの反発。+34.0ドル、3.74%の大幅高となって週末急落分の大半を取り戻し、上げ幅は今年の平均14.6ドルの2.3倍、上昇率では今年最大の急騰。アジア時間には903.9ドルの今年安値をつけて下げ渋り、920ドルの節目割れに伴う短期下値目安890ドルを目指す流れは大台を維持して巻き戻し。ロンドン・NY市場にかけて反発局面が加速、NY市場では一時950ドル台まで、ほぼ50ドルの急騰も950ドル台の抵抗水準と200日移動平均線(947.6)にも上値を押さえられ、NY引けにかけては940ドル付近へ。900ドル台から950ドル台までが目先の主要レンジとなり、上方ブレイクできれば990ドル近辺までが上値目標に。下方ブレイクの場合には10月安値圏860ドル近辺までが下値目安に。

ドル円・日足チャート 2023/1/24 - 2/27ドル円は-26銭、0.19%の反落。東京朝に136円50銭台まで上昇し、週末高値をわずかに上回って今年高値を更新、その後は136円台前半での保ち合い推移、NY市場では一時135円90銭台まで下げながらもほぼ136円台を維持、上値は136円30銭台までにとどまってレンジと動意を縮小。週末の急騰後の一服となったこの日の変動値幅は64銭にとどまり、今年の平均1.62円の4割弱、今年3番めの小動き。過熱状態を維持したままでの高止まりとなり、引き続き調整は入りやすい地合いに。月末月初の指標次第ながら、134円70銭が当面のサポートとなって高値保ち合い継続の可能性も。これを割れると133円半ば辺りまで下値余地拡大も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場2/27終値とチャート

28日の国内金価格は+14円、0.16%の続伸。週末の急落分を2日かけてほぼ取り戻し、下落基調の21日移動平均線(8681)を上抜けて節目となる8700円の大台ラインも目前に。1月末高値起点の右肩下がりの抵抗線も上抜けの兆しとなり、8700円の節目を突破できれば一段高の展開へ、8800円台を回復して8820円近辺までが上値目標に。90日移動平均線(8620)から8610円台は当面の重要なサポート。これを割り込むようだと8500円の大台割れを目指す流れへ。
月間ベースでは-103円、1.17%の反落。

プラチナ価格は+100円、2.3%の大幅高で3日ぶりの反発。2月8日(4451)以来、3週間ぶりの高値となって21日移動平均線(4432)を上抜け、4440円の節目も突破。11月高値起点の下降チャネル上限ラインも上抜けつつあり、一定の反発局面形成へと向かう可能性が高まり、短期的には4520円台辺りまでが上値目標に。下値サポートは4340円、これを割れると下値トライ再開となって4240円程度までが下値目安に。
月間では-139円、3.03%安で4ヵ月続落。4ヵ月続落は2021年9月以来、1年5ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ国内価格2/28とチャート

2023年02月28日(火)時点の相場
国内金:8,693 円 2/28(火) ▲14(0.16%)
国内プラチナ:4,447 円 2/28(火) ▲100(2.30%)
NY金:1,824.9 ドル 2/27(月) ▲7.8(0.43%)
NYプラチナ:941.9 ドル 2/27(月) ▲34.0(3.74%)
ドル円:136.23 円 2/27(月) ▼0.26(0.19%)
→2/27(月)のその他主要マーケット指標

←米地区連銀製造業景況感、雇用指数はコロナ後最低水準に 03/01(水)
→下落基調のNY金を円安が下支え、国内金は高値再トライも 02/27(月)
→インフレ高止まり、PCEも上振れでドル円は136円台へ 02/25(土)
→主要地区連銀2月非製造業景況指数も回復基調へ 02/24(金)

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