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★金プラチナ短期相場観★

NY金と円安、ダブルサポートで国内金は最高値更新再トライ
更新日:2023年07月22日(土)
2023年騰落率推移 NY金×ドル円×国内金 7月21日国内金価格は今年、5月10日に9679円まで上昇し、5日連続で今年16度めの過去最高値更新。これでいったんピークアウトとなった格好ながらも下げ渋り、高止まり状態が続いて1ヵ月余り経過した6月19日、9762円まで急騰して17度めの最高値更新。さらに半月後の7月5日には9772円、今年18度めの過去最高値更新。
その後は調整局面が急速に進行、と思いきや足下では急反発となった7月後半、週明け24日にも今年19度めの過去最高値更新?という状況にもなりそうです。

5月の最高値更新時は、早期利上げ打ち止め観測末期。2000ドル台での高止まり最終段階でのピークとなったNY金にサポートされた格好。
6月の時は、植田日銀の緩和継続・円安加速期。ドル円の上昇基調加速にサポートされての最高値更新。
7月5日は円安ピーク期。円安牽制と介入警戒感も漂うドル円ピーク水準到達にサポートされての最高値。
そして今回、NY金の反発局面とドル円急落後の反発とのダブルサポート期。米CPI鈍化などでNY金が反発に転じ、ドル安とYCC修正観測などからドル円急落後、直近ではYCC修正観測後退などから円安再開でドル円反発。レアケースながら、時折見られるNY金とドル円が同時上昇する貴重なタイミングとなり、NY金もドル円も今年高値圏には届かない水準ながらも国内金価格は急騰局面を形成して最高値更新再トライへ。

NY金・日足チャート 2023/6/15 - 7/2121日のNY金は-4.3ドル、0.22%の続落。アジア時間序盤に1970ドル台半ばまで小反発、これが高値となって90日移動平均線(1978.8)にも届かず失速。ロンドン序盤にはドル高の勢いが強まったことを受けて1970ドルを割れて小幅に急落、NY市場でつけた安値では一時1960ドル割れも、ほぼ1960ドル台半ばで下げ渋る状態にも。6月末以降の反発局面を維持しながらも足下では小幅調整局面となり、1950ドルから1980ドル台までが目先の主要レンジとなって上下の節目に。6月安値(1900.6)から7月高値(1989.8)の38.2%戻し(1955.7)付近では下げ渋る現状、節目の1950ドル割れなら61.8%戻し(1934.7)、1930ドル近辺までが下値目安に。7月高値更新へと向かえば反発局面再開となって2000ドルの大台トライへ。
週間ベースでは+2.2ドル、0.11%の小幅高で3週続伸。

NYプラチナ・日足チャート 2023/6/15 - 7/21NYプラチナは+8.1ドル、0.84%高で3日ぶりの反発。ロンドン序盤の小反発局面では970ドル近辺までにとどまり、NY市場にかけてはやや軟調推移。前日安値をわずかに下回って7月13日(957.7)以来、1週間ぶり安値圏トライも960ドル割れを回避。NY午後には970ドル台を回復し、高値では970ドル台半ばまで。2日連続960ドル付近で下げ渋って折り返す形となり、これを目先の下値サポートに1000ドルの上限トライのチャンスをうかがう展開にも。大台超えなら6月末以降の反発局面再開、4月高値(1148.9)から6月安値(894.2)の半値戻し(1021.6)辺りまでが短期上値目標に。一方で960ドルの節目割れなら調整継続、6月安値から7月高値(1003.7)の61.8%戻し(936.0)近辺までが下値目標に。
週間ベースでは-12.1ドル、1.23%安で3週ぶりの反落。

ドル円・日足チャート 2023/6/19 - 7/21ドル円は176銭のドル高円安、1.26%高で4日続伸。7月7日(142.10)以来、2週間ぶりの高値。東京朝には140円を割れて139円70銭台まで下落して下げ渋り、これが押し目となって切り返すと午前のうちに140円30銭近辺まで反発。ただし6月高値(145.07)から7月安値(137.24)の38.2%戻し(140.23)近辺では上値も重く、東京市場終了までは保ち合い推移。欧州時間には「日銀のYCCによる副作用対処への緊急性は乏しい」との見方が報じられ、あらためてYCC修正先送り観測が強まって円安急進。円安主導によるドル高も誘発する格好となって141円台へと急騰、高値では141円90銭台まで上昇し、NY朝には一時141円20銭近辺まで下押しする場面もあったもののNY午後には141円台後半での推移。38.2%戻し(140.23)上抜け後の急騰で61.8%戻し(142.08)付近まで水準を切り上げ、50%戻し(141.16)がサポートにもなった格好。目先、61.8%戻し(142.08)を超えると76.4%戻し(143.22)も意識される反面、介入警戒感などから徐々に上値も重くなるような展開にも。
週間ベースでは+3.05円、2.2%高で3週ぶりの反発。昨年10月以来、9ヵ月ぶりの大幅高。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場7/21終値とチャート

2023年07月22日(土)時点の相場
国内金:9,691 円 7/21(金) ▼15(0.15%)
国内プラチナ:4,657 円 7/21(金) ▼69(1.46%)
NY金:1,966.6 ドル 7/21(金) ▼4.3(0.22%)
NYプラチナ:972.2 ドル 7/21(金) ▲8.1(0.84%)
ドル円:141.84 円 7/21(金) ▲1.76(1.26%)
→7/21(金)のその他主要マーケット指標

←FOMCと日銀会合前に国内金価格は過去最高値再トライへ 07/24(月)
→失業保険申請件数も予想以上の好結果でドル高をサポート 07/21(金)
→米住宅着工件数、許可件数ともに長期平均付近で下げ渋り 07/20(木)
→鉱工業生産は2ヵ月連続0.5%減、2ヵ月連続前年割れ 07/19(水)

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