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失業率3.9%は2年1ヵ月ぶり高水準、悪化フェーズへ
更新日:2024年03月09日(土)
米・失業率 2024年2月米2月雇用統計では、雇用者数が前月比+27.5万人となり、市場予想の+20.0万人程度を上回ったものの、過去2ヵ月分は合計16.7万人の下方修正。賃金上昇率は前年比+4.3%で市場予想にほぼ一致、1月からは小幅に低下。

失業率は3.9%。3ヵ月連続横ばい推移となった1月の3.7%から上昇、2022年1月(4.0)以来、2年1ヵ月ぶりの高水準。
失業者数も645.8万人。半年ぶり低水準となった1月(612.4)から急増、2022年1月(654.9)以来、2年1ヵ月ぶりの高水準。
広義の失業率、U6失業率は7.3%。3ヵ月続伸で2年2ヵ月ぶりの高水準。
なお、労働参加率は62.5%で3ヵ月連続横ばい推移。

失業率は2023年1月に3.4%まで低下。1969年5月以来、53年8ヵ月ぶりの低水準となって反発。
4月にも再度3.4%となって二番底をつける形で底打ち、その後は反発傾向に。
12ヵ月移動平均では2023年5-6月の3.54%で底打ち、2024年2月には3.68%まで上昇。
この間、失業率は12ヵ月移動平均を下回って底打ち、その後揉み合いを経て12ヵ月移動平均を上抜け。

失業率は、水準的には依然として歴史的低水準にはあるものの、12ヵ月移動平均との関係性からは明らかに上昇フェーズ、悪化フェーズがスタートしているようです。

NY金・日足チャート 2024/2/2 - 3/88日のNY金は+20.3ドル、0.94%高で7日続伸。終値ベースでは6日連続で過去最高値を更新。7日続伸は2022年2月以来、2年1ヵ月ぶり。アジア時間の2160ドル付近が安値、浅めの押し目から堅調推移再開、ロンドン序盤に前日高値を超えて2170ドル台半ばへ。NY市場では米2月雇用統計の結果に乱高下の反応、2160ドル台へと急落後には2190ドル台まで急騰。2170ドル台へと収束後はNY午後に上値トライ再開、米10年債利回りとドルが下げ渋るなか、やや一方的に買われて一時2200ドル超へと最高値も更新、巻き戻し局面では2180ドル台で下げ渋り、NY引け後には2180ドル台半ば。週初の急騰で短中期的には想定可能となった目標水準2200ドルに早くも到達し、達成感、過熱感、一服感も。2月安値(1996.4)から3月高値(2203.0)の23.6%戻し(2154.2)辺りまでが当面の調整目安にも。
週間ベースでは+89.8ドル、4.28%の大幅高で3週続伸。上昇率では11月27日からの週(+86.7ドル、4.33%)以来3ヵ月ぶり、上昇幅では10月9日からの週(+96.3ドル、5.22%)以来5ヵ月ぶりの急騰。

NYプラチナ・日足チャート 2024/2/2 - 3/8NYプラチナは-8.6ドル、0.93%安で3日ぶりの反落。90日移動平均線(922.6)との攻防状態のまま時間外を通過、NY市場では雇用統計後に乱高下の反応で920ドル割れから930ドル超へと切り返しての小幅急騰も、920ドル付近へと収束後、NY午後には910ドル台半ばへと小幅に一段安。鍋底からの脱却で910ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標990ドル付近トライへの流れは90日線超えに失敗して巻き戻し。90日線近辺、920ドル台が目先の、あるいは当面の抵抗水準に。あらためてしっかり突破できたなら、1月末高値圏940ドル台までが短期上値目標に。20日移動平均線(898.4)から900ドルの大台近辺が目先のサポート候補。
金との価格差は1270.7ドル、過去最大を更新。週間ベースでは+26.8ドル、3.02%高で3週ぶりの反発。

ドル円・日足チャート 2024/2/5 - 3/8ドル円は96銭のドル安円高、0.65%安で4日続落。2月1日(146.42)以来、5週間ぶりの安値。東京朝には148円近辺から147円50銭台まで下落も148円10銭台まで切り返してこの日の高値、その後は147円80銭台から148円近辺までのレンジで小幅揉み合い推移。東京市場終了後には、日銀3月会合でのマイナス金利解除を支持する政策委員が増加との報道もあり、147円80銭近辺から146円80銭台へと1円ほどの急落。147円近辺まで戻してNY朝にかけては小康状態に、2月雇用統計には147円40銭台まで急騰後に146円40銭台まで急反落で反応、NY午後には147円近辺に収束。結果的に雇用統計後の下げは取り戻した格好ながら、それ以前に日銀動向への警戒感からの円高圧力で12月安値(140.26)から2月高値(150.88)の38.2%戻し(146.82)を達成。積み上がった円売りポジションの巻き戻しも一定程度こなしたものと推測され、下値トライには一服感も。次週、CPIなどを控えてさらなる一段安への警戒水準としては50%戻し(145.57)近辺も。
週間ベースでは-3.05円、2.04%の続落。昨年7月10日からの週(-3.31円、2.33%)以来、8ヵ月ぶりの急落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/8終値とチャート

2024年03月09日(土)時点の相場
国内金:11,233 円 3/8(金) ▼18(0.16%)
国内プラチナ:4,716 円 3/8(金) ▲23(0.49%)
NY金:2,185.5 ドル 3/8(金) ▲20.3(0.94%)
NYプラチナ:914.8 ドル 3/8(金) ▼8.6(0.93%)
ドル円:147.06 円 3/8(金) ▼0.96(0.65%)
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