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ドイツIFO景況感は一段と悪化、現況と製造業はコロナ後最低
更新日:2024年09月25日(水)
ドイツIFO景況感指数・業種別 2024年9月ドイツの景況感を示すソフトデータは益々悪化、9月は遂にコロナ後最低レベルに。
先週の9月ZEW景況感指数でも、現況指数は2020年5月以来、4年4ヵ月ぶりの低水準。この日はIFO景況感指数でも。
9月のIFO景況感指数は85.4。市場予想の86.0、8月の86.6も下回り、4ヵ月続落で8ヵ月ぶりの低水準。
現況指数は84.4。前月から-2.0の急低下で3ヵ月続落、4年2ヵ月ぶりの低水準でコロナ後最低。
期待指数は86.3。前月から-0.5で4ヵ月続落、7ヵ月ぶりの低水準。
不確実性指数は65.7へと続伸で半年ぶりの高水準。

業種別では建設業以外の全てが一段と悪化。とりわけ製造業は深刻な状況に。
製造業は-21.6。前月から-3.8で4ヵ月続落、2020年6月(-23.7)以来、4年3ヵ月ぶり低水準。コロナ後最低。1年5ヵ月連続マイナス圏推移。現状が著しく悪化、期待も大幅に悲観的、受注不足は深刻化。
サービス業は-3.5。前月比-2.2で3ヵ月続落、2ヵ月連続マイナス圏となり、7ヵ月ぶりの低水準。ビジネス環境は悪化、現状に不満。接客業と観光業のセンチメントは改善。
貿易は-29.8。前月から-2.4の反落で7ヵ月ぶり低水準。2年7ヵ月連続マイナス圏。見通しが再び懐疑的に。卸売は-33.0。前月から-2.3で4ヵ月続落、7ヵ月ぶりの低水準。2年7ヵ月連続マイナス圏。建設業は-25.2。前月から+1.6の反発で1年2ヵ月ぶりの高水準。2年7ヵ月連続マイナス圏。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年9月24日24日のNY金は+24.5ドル、0.92%高で5日続伸。4日連続、今年38回めの過去最高値更新。5日続伸は8月以来、1ヵ月ぶりで今年4回め。アジア時間には2650ドル近辺から2660ドル台半ばまで堅調推移、前日の過去最高値を上回ると急失速で2650ドル近辺へと急反落。ロンドン・NY朝にかけては2650ドル台での保ち合い推移、米9月消費者信頼感指数が予想外の急低下となったことをきっかけに米長期金利急低下とドル安の流れに連れて2670ドル台へと急騰。NY引け後には2680ドル台、高値では2690ドル付近まで上昇。中東情勢懸念による安全資産買いの側面もあり、短期的にはやや行き過ぎ感も。7月末安値(2351.9)から最高値(2689.4)までの23.6%戻し(2609.8)近辺、2600ドルの大台近辺までは目先の調整目安にも。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2024年9月24日NYプラチナは+25.9ドル、2.69%高で3日ぶりの反発。970ドルの節目割れに伴う短期下値目安950ドル近辺には少し届かず、前日安値955.6ドルまでで折り返し。この日は時間外スタート時点の960ドル近辺が安値となって反発局面形成へ、アジア時間には970ドル台前半でいったん頭打ちも、ロンドン・NY朝にかけてこれを突破するとNY金の急騰局面に追随、NY午後には980ドル台を回復、NY引け後には990ドル台へ。3日ぶりに90日移動平均線(982.6)を上抜けて1000ドルの大台回復も視野に。節目となる大台を回復できれば一段高トライへ、1030ドル近辺までが短期上値目標に。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2024年9月24日ドル円は-45銭、0.31%の続落。東京午前には143円半ばを中心に保ち合い推移、午後には堅調推移となって144円台へ、東京市場終了後には先週末高値を超えて144円60銭台まで上昇。しかしこれが高値となって上げ渋ると失速、欧州・NY朝には144円を挟んでの揉み合いに。コンファレンスボードの9月消費者信頼感指数が予想外の低調で3年ぶりの急低下となったことを受けて144円割れ、143円40銭台まで急落するとNY終盤には143円10銭付近まで下落。結果的に143円20銭の節目上抜けに伴う短期上値目標145円半ばを目指した流れは144円60銭台まででいったん力尽きたような格好となり、144円ラインが目先の上限に。米指標結果に一喜一憂する展開は続きそうで、週末のPCEなどを材料にあらためて144円超へと抜け出すようなら上値再トライ、145円再トライへ。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/24終値とチャート

25日の国内金価格は+137円、1.03%高となって8日続伸。7月19日(13442)以来、2ヵ月ぶり高値圏での一段高。8日続伸は4月以来、5ヵ月ぶりで今年2度め。RSIは66.6と過熱感はそれほど高くないものの、9日続伸は過去2年5ヵ月なく、確率的にはいったん反落となる可能性は極めて高い状況。5月高値(13368)を少し上回る水準でいったんピークアウトとなれば、7月の過去最高値(13743)を挟んで三尊天井形成リスクにも。ただ、最高値から8月安値(12153)の76.4%戻し(13368=5月高値)も達成し、最高値圏再トライも意識される状況にも。

プラチナ価格は+141円、2.95%の反発で8月16日(4952)以来、6週間ぶりの高値。4830円の節目下抜けに伴う短期下値目安4770円辺りに到達後の切り返しで急騰、小幅揉み合い推移から振幅幅を拡大する形で上下動。今度は上値トライへ、4880円の節目上抜けに伴う短期上値目標は8月中旬高値圏、4950円近辺。
※参考:金プラチナ国内価格9/25とチャート

2024年09月25日(水)時点の相場
国内金:13,381 円 9/25(水) ▲137(1.03%)
国内プラチナ:4,917 円 9/25(水) ▲141(2.95%)
NY金:2,677.0 ドル 9/24(火) ▲24.5(0.92%)
NYプラチナ:987.7 ドル 9/24(火) ▲25.9(2.69%)
ドル円:143.16 円 9/24(火) ▼0.45(0.31%)
→9/24(火)のその他主要マーケット指標

←強弱混在、節目付近の攻防続く米製造業・非製造業景況感 09/26(木)
→製造業不況でユーロ圏総合PMIは節目50割れ、米国は好調維持 09/24(火)
→2020年代の長期三角保合い、ブレイクをかけたNYプラチナの攻防 09/21(土)
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