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コアPCEは予想どおり下げ渋り、予想不能な自民総裁選には乱高下
更新日:2024年09月28日(土)
PCE・コアPCE・スーパーコアPCEサービス・トリム平均PCE・メディアンPCE 2024年8月米8月PCEでは、概ね市場予想どおりとなったコアPCEは下げ渋り、エネルギー価格急落で総合指数は予想よりもやや低下。
その前に国内では、候補者乱立で予想不能と警戒はされていた自民党総裁選の投開票結果に為替と日本株は予想以上の乱高下。
為替は東京時間正午の145円ちょうど付近から、高市期待が高まって146円50銭付近まで上昇した直後、石破ショックで143円割れへと急反落。

自律反発も限定的となったNY市場では、PCEの結果を受けて一段安。
8月のPCEは前年比+2.24%。市場予想の+2.3%を少し下回り、前月から-0.22%、2ヵ月ぶりの反落で2021年2月(1.85)以来、3年半ぶりの低水準。FRBの目標2%前後にほぼ到達した状態。コアPCEは前年比+2.68%。市場予想の+2.7%にほぼ一致、前月からは+0.03%、3年3ヵ月ぶり低水準となった6月(2.63)から小幅に続伸、4ヵ月ぶりの高水準。
住宅とエネルギーを除くサービス業の価格指数、スーパーコアPCEのサービス価格(SPコアs)は前年比+3.28%。前月から+0.08%で5ヵ月ぶりの上昇で2ヵ月ぶり高水準。3年5ヵ月では2番めの低水準。
セクタ別では、モノの価格が前年比-0.9%で前月の-0.2%から一段と低下、4ヵ月連続の前年割れで2020年6月以来、4年2ヵ月ぶりの低水準。
サービス価格は前年比+3.7%。前月から変わらず2021年9月以来、ほぼ3年ぶりの低水準で下げ渋り。
食品価格は前年比+1.1%で3年2ヵ月ぶりの低水準。エネルギー価格は前年比-5.0%で7月の+0.4%から急低下で9ヵ月ぶりの低水準。

ダラス連銀発表のトリム平均PCEは前年比+2.67%。前月から-0.11%、16ヵ月続落で2年11ヵ月ぶりの低水準。
クリーブランド連銀のメディアンPCEは前年比+3.16%。前月から-0.08%、17ヵ月続落で2年10ヵ月ぶりの低水準。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年9月27日27日のNY金は-26.8ドル、0.99%安で8日ぶりの反落。7日ぶりの過去最高値更新ストップでようやく一定の調整へ。アジア時間には2690ドル台半ばで上値を押さえられて2680ドル近辺まで軟調推移、ロンドン・NY朝にかけて反発すると米8月PCE直後には再び2690ドル台半ばまで上昇。この日の高値をつけて2700ドルの大台手前で再び失速すると、米長期金利低下とドル安の反発局面にも連れて2670ドル割れへと急反落。ただし巻き戻しの流れとなったNY引け後には2680ドルまで反発。急騰局面一服となって目先は月末月初の指標結果や中東情勢などにも反応しながらも2600ドル後半が主要レンジにも。2700ドルが当面の上限とならない場合には2740ドル近辺までが次の上値目標にも。
週間ベースでは+21.9ドル、0.83%高で3週続伸。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2024年9月27日NYプラチナはわずかに-0.2ドル、0.02%の小反落。アジア時間に1010ドル近辺で下げ渋るとロンドン・NY朝にかけて1020ドル台へと反発、1030ドルで上値を押さえられ続け、前日高値を超えられないまま失速するとNY午後には1020ドル割れへと軟調推移。1000ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標1030ドルに到達後の一服状態のまま、1030ドルに抵抗感を残したまま、ほぼ横ばい推移となって月末へ。多少の調整を挟んで上値トライ再開となれば、7月高値圏1050ドル近辺までを目指す流れとなる可能性も。調整目安としては1000ドルの大台を維持できるかどうかがポイントに。
週間ベースでは+40.1ドル、4.08%の反発。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2024年9月27日ドル円は-262銭、1.81%の大幅安で3日ぶりの反落。9月16日(140.58)以来の安値。自民党総裁選の投開票結果を受けて大荒れ。東京市場では朝の144円80銭台からゆるやかに堅調推移、午後には145円台から買い圧力が徐々に強まり、1回めの投票で高市氏が1位となった直後には146円50銭近辺まで上昇。しかし、決選投票で高市氏が敗れると144円割れへと急反落、その後もジリジリと値を下げて欧州時間には143円近辺での推移。NY朝にはPCEの結果を受けて142円半ばへと一段安、その後はミシガン大消費者信頼感指数の上方改定などもあり、143円台へと反発も上値も重く、NY終盤には142円付近まで軟調推移。結果的に144円の節目上抜けに伴う短期上値目標145円半ばに到達し、オーバーラン後に切り返すと今度は143円の節目割れ。これに伴う短期下値目安142円割れを試す展開となり、若干の下げ余地も残す状況に。
週間ベースでは-1.66円、1.15%の反落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/27終値とチャート

2024年09月28日(土)時点の相場
国内金:13,614 円 9/27(金) ▲117(0.87%)
国内プラチナ:5,062 円 9/27(金) ▲68(1.36%)
NY金:2,668.1 ドル 9/27(金) ▼26.8(0.99%)
NYプラチナ:1,022.0 ドル 9/27(金) ▼0.2(0.02%)
ドル円:142.24 円 9/27(金) ▼2.62(1.81%)
→9/27(金)のその他主要マーケット指標

→9月末145円、底打ち反発をかけた月足ドル円の攻防ライン 09/27(金)
→強弱混在、節目付近の攻防続く米製造業・非製造業景況感 09/26(木)
→ドイツIFO景況感は一段と悪化、現況と製造業はコロナ後最低 09/25(水)

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