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ドイツIFO景況感、サービス業はプラス圏、製造業も下げ止まり
更新日:2024年10月26日(土)
ドイツIFO景況感指数・業種別 2024年10月低迷続くドイツ経済に光明?となる可能性を示唆するデータ。
ドイツの10月IFO景況感指数は86.5。市場予想の85.6、9月の85.4を上回り、5ヵ月ぶりに上昇。2ヵ月ぶりの高水準に。
現況指数は85.7。前月から+1.3で半年ぶりに上昇。期待は87.3。前月から+0.9で5ヵ月ぶりに上昇、4ヵ月ぶりの高水準。

業種別では建設業を除いて全業種反発。
製造業は-20.6。4年3ヵ月ぶり低水準の9月から+0.8で5ヵ月ぶりに反発。1年6ヵ月連続マイナス圏推移。現況は悪化も期待は悲観的な味方が著しく後退。ただ、受注不足は依然大きな問題。
サービス業は0.1。7ヵ月ぶり低水準の9月から+3.6、4ヵ月ぶりの急反発で4ヵ月ぶりにプラス圏を回復。現状に満足し、期待もわずかに上昇、特に物流、観光、ITなどで改善。
貿易は-29.3。7ヵ月ぶり低水準の9月から+0.5の反発。2年8ヵ月連続マイナス圏。卸売は-32.0。7ヵ月ぶり低水準の9月から+1.0、5ヵ月ぶりの反発。2年8ヵ月連続マイナス圏。建設業は-25.7。1年2ヵ月ぶり高水準の9月から-0.4の反落。2年8ヵ月連続マイナス圏、6ヵ月連続-26ポイント前後で下げ渋り。
悪化の一途だったドイツ経済に、いったんは歯止めがかかった可能性も。

ただし、米大統領選の結果次第ではトランプ関税の影響で米欧貿易戦争となり、大きな損失を被る可能性への警戒感も。ユーロ圏にとっても、特にドイツにとっても余談を許さない11月は1週間後にスタート。

NY金・日足+9日移動平均線 2024年10月25日25日のNY金は+5.7ドル、0.21%の続伸。アジア時間には2740ドル台を中心に保ち合い推移、ロンドン序盤には2730ドル近辺まで下押し後に押し目買い、NY朝に2740ドルを回復するとNY午後には2750ドル台へ。米10月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想以上に上方改定されたこともあり、米10年債利回り上昇とドル高の流れが強まったなかでも下押し圧力は限定的となり、NY引け後には2760ドル近辺まで一段高。米大統領選や中東情勢緊迫化懸念などもリスク要因としてサポート材料となった可能性。26日未明にはイスラエルによるイラン軍事目標への攻撃報道もあり、この後の状況次第では週明けには不安定な展開も。引き続き2720ドルから2760ドルまでの保ち合いレンジを維持し、不測の事態などがない場合の上抜けなら2780ドル程度までが上値目標に、急騰局面形成となれば2800ドルの大台トライも。下抜けなら2700ドル近辺までが下値目安に。
週間ベースでは+24.6ドル、0.9%高で3週続伸。

NYプラチナ・日足+9日移動平均線 2024年10月25日NYプラチナは+3.1ドル、0.3%の小幅続伸。時間外は1030ドル台後半から軟調推移、早々に1030ドルを割れると前日安値も下回って一段安、ロンドン市場では1週間ぶり安値となる1010ドル付近まで下落。しかし1010ドル台で下げ渋るとNY市場では金の反発局面に追随、NY午後には1030ドル台半ばを回復、高値では1040ドル手前まで上昇。上に行って来いとなった前日の上ヒゲ陽線に続き、この日は下に行って来いとなって下ヒゲ陽線、上げ渋って下げ渋る展開で目先の保ち合いレンジを1020ドルから1050ドルまでに縮小。下値を維持できなくなれば1000ドルの大台近辺までが下値目安に、上抜けの場合には1060ドル台へと上値切り上げへ。
週間ベースでは+12.2ドル、1.19%の続伸。

USDJPY・日足+200日移動平均線 2024年10月25日ドル円は+50銭、0.33%の反発。東京朝には151円半ばから152円10銭台まで上昇、午後には151円40銭台まで反落。これが安値となり、151円後半を中心とした保ち合いから欧州・NY朝にかけてはレンジを縮小して152円近辺へ。NY市場ではミシガン大消費者信頼感指数の好結果をきっかけとした米10年債利回り上昇に連れて徐々に堅調推移、NY終盤には152円30銭台まで上昇。前日安値を下回りながらも200日移動平均線(151.42)にサポートされ、3ヵ月ぶり高値圏で下げ渋り、小幅保ち合いを形成して月末へ。目先、151円80銭の節目から200日線までのサポート帯を維持できなくなれば150円半ば辺りまでが短期下値目安に。上方向には152円80銭の節目を突破すると153円台後半を目安に一段高トライへ。
週間ベースでは+2.81円、1.88%高で4週続伸。3ヵ月ぶりに52週移動平均線(150.24)を大きく上抜け。4週続伸は4月以来、半年ぶり。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/24終値とチャート

2024年10月26日(土)時点の相場
国内金:14,596 円 10/25(金) ▲2(0.01%)
国内プラチナ:5,403 円 10/25(金) ▼5(0.09%)
NY金:2,754.6 ドル 10/25(金) ▲5.7(0.21%)
NYプラチナ:1,036.7 ドル 10/25(金) ▲3.1(0.30%)
ドル円:152.33 円 10/25(金) ▲0.50(0.33%)
→10/25(金)のその他主要マーケット指標

←政治とカネで与党過半数割れ、日本(円)売りで金は最高値 10/28(月)
→PMIは「米>欧、サービス業>製造業」、独仏下位独占も継続 10/25(金)
→中古住宅販売は14年ぶり低水準、価格上昇率は賃金以下 10/24(木)
→製造業・非製造業共にフィラデルフィア連銀は好調、NY連銀は低調 10/23(水)

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