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★金プラチナ短期相場観★

政治とカネで与党過半数割れ、日本(円)売りで金は最高値
更新日:2024年10月28日(月)
国内金価格・週足一目均衡表 2024年10月28日大方の事前予想どおり、27日の衆議院選挙で連立与党は過半数割れ。
15年ぶりの過半数割れで国内政治にも不透明感が高まる状況を反映するように、週明け早朝の時間帯から為替は日本(円)売りが進行。
ドル円は週末の152円30銭台から週明けには153円台へと大きく窓を開けてスタート。
円安主導のドル高に押される格好となったNY金は週末の2760ドルから週明けは2740ドル近辺へと反落スタート。

28日の国内金価格は先週末から+140円、0.96%の大幅続伸で3営業日ぶり、今年41回めの過去最高値更新。最高値圏での高止まり状態から月末月初のボラティティ再拡大警戒ウィーク初日は、週末の国内総選挙結果を受けての円売りに押し上げられ、14620円超へと抜け出したことに伴う短期上値目標14660円程度を突き抜けての一段高。短中期上値目標、7月高値(13743)から8月安値(12153)の161.8%戻し(14726)近辺に早くも到達。RSIは83.9%で上げ渋るも、価格水準が現状維持でも明日以降は90%超へと跳ね上がる過熱状態。当面の下値サポートは14590円、これを割れると短期下値目安は14530円程度まで。

一目均衡表では日足でも週足でも、月足でも三役好転の強気相場が継続。最寄りの下値サポートとしては日足・転換線(14344)。週足レベルでは2023年秋以降、広めの上昇チャネルを形成し、足下では上限ライン付近に位置し、いったんは失速しやすいところ。短中期的な一段高目安としては、7月高値から8月安値の200%戻し(15333)も。

国内プラチナ価格・週足一目均衡表 2024年10月28日プラチナ価格は+45円、0.83%高で3日ぶりの反発。NYプラチナは先週末水準1030ドル台での小動きが続くものの、円安に押し上げられて強気パーフェクトオーダーの勢いが加速。5420円の節目上抜けに伴う短期上値目標5460円辺りまで、もう少しの上昇余地も。当面の下値サポートは5400円、これを割れると短期的には5340円程度までの一段安も。
金との価格差は9288円、3営業日ぶりに過去最大を更新。

一目均衡表では、日足・週足・月足いずれも三役好転。最寄りのサポートは週足・遅行線が相対する26週前の高値(5326)、日足・転換線(5276)など。値幅的には7月高値(5730)から9月安値(4554)の76.4%戻し(5452)にほぼ到達した達成感と、5月高値を起点に上値を切り下げるレジスタンスライン上抜けに伴う一段高へ期待感が交錯。
※参考:金プラチナ国内価格10/28とチャート

2024年10月28日(月)時点の相場
国内金:14,736 円 10/28(月) ▲140(0.96%)
国内プラチナ:5,448 円 10/28(月) ▲45(0.83%)
NY金:2,754.6 ドル 10/25(金) ▲5.7(0.21%)
NYプラチナ:1,036.7 ドル 10/25(金) ▲3.1(0.30%)
ドル円:152.33 円 10/25(金) ▲0.50(0.33%)
→10/25(金)のその他主要マーケット指標

←米主要地区連銀10月の賃金指数は下げ渋り 10/29(火)
→ドイツIFO景況感、サービス業はプラス圏、製造業も下げ止まり 10/26(土)
→PMIは「米>欧、サービス業>製造業」、独仏下位独占も継続 10/25(金)
→中古住宅販売は14年ぶり低水準、価格上昇率は賃金以下 10/24(木)

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