金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

ミシガン大消費者心理悪化とインフレ懸念は5月も止まらず
更新日:2025年05月17日(土)
ミシガン大消費者信頼感指数 2025年5月速報ミシガン大消費者信頼感指数は5月速報で50.8。市場予想の53.4を下回り、4月からは-1.4ポイント。低下ペースこそ減速したものの、5カ月続落で2022年6月(50.0)以来、2年11カ月ぶりの低水準。
12月の74.0からは-23.2ポイント、30%超の急低下でようやく下げ渋りの兆しのようにも。
なお、無党派層の心理はわずかに上昇、共和党支持者の低下が指数を押し下げた模様。
現況指数は57.6。4カ月続落で2年11カ月ぶりの低水準。期待指数は46.5。6カ月続落で1980年5月(45.3)以来、45年ぶりの低水準。

1年先のインフレ期待は7.3%。市場予想と4月の6.5%を上回り、6ヵ月続伸で1981年11月(7.3)以来、43年半ぶりの高水準。
5年先は4.6%。市場予想と4月の4.4%を上回り、5カ月続伸で1991年3月(4.6)以来、34年2ヵ月ぶりの高水準。
中国からの輸入品に対する一部関税の一時停止の好感を、若干は反映している模様。
月末の確報値では反映度合いが高まり、インフレ期待は若干の低下、消費者信頼感指数の悪化も若干緩和される可能性も。
ただし、その先もインフレ期待緩和、消費者心理も改善方向へと向かうかどうか、には不透明感が漂います。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年5月16日16日のNY金は-39.4ドル、1.22%の反落で4月10日(3177.5)以来、5週間ぶりの安値。アジア時間序盤に3250ドル台半ばの高値をつけて失速すると3220ドル近辺へと軟調推移。ロンドン・NY朝にかけてはドル高局面にも連れて3200ドル割れ、一時3160ドル割れの安値をつけて切り返すとNY午後には3180ドル台を回復、NY引け後には3200ドルの大台も回復。結果的に前日反発分を帳消し、調整局面からの底打ち反発への流れも巻き戻し。ゆっくりと上値を切り下げながらも下値は3180ドルの節目を維持、あらためてこれを割り込めば下値トライ再開で3140ドル近辺までが短期下値目安。反発方向へは3230ドルの節目を上抜けると反発局面形成再トライへ、3290ドル近辺までが短期上値目標に。
週間ベースでは-156.8ドル、4.69%の反落。2021年6月14日からの週(-110.6ドル、5.88%)以来、3年11カ月ぶりの大幅安。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年5月16日NYプラチナは-5.2ドル、0.52%の反落。アジア時間序盤には前日高値をわずかに上回るも990ドル台後半まで、1000ドルの大台ラインへの抵抗感は変わらず、失速後は990ドル近辺へ。ロンドン・NY市場にかけては980ドル後半を中心に小幅揉み合い推移。この日の変動値幅は上下13.9ドルにとどまり、今年の平均24.4ドルの半分強、今年7番めの小動き。引き続き970ドルから1000ドルまでのレンジで保ち合い継続、上抜けると1050ドル近辺までが短期上値目標、下抜けなら920ドル近辺までが短期下値目安。
週間ベースでは-11.4ドル、1.14%の反落。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年5月16日ドル円は前日からほぼ変わらず、実質横ばい推移もわずかに下げて4日続落。5月9日(145.37)以来、1週間ぶりの安値。東京朝には145円半ばから前日安値を下抜けて下値トライ、しかし145円割れでは下げ渋り、東京市場終了後には144円90銭付近の安値をつけて切り返し。欧州時間に145円半ばを回復するとNY市場ではミシガン大のインフレ期待が予想以上に上昇したことをきっかけに146円近辺へと急騰。高値では146円10銭近辺まで上昇もNY終盤にはムーディーズの米国債の格下げを受けて急落の流れで週末へ。日足では十字線を形成して調整一服の可能性も示唆しながらも、格下げの余波で週明けは一段安への警戒感も。一時的な下げにとどまらない場合には145円30銭の節目との攻防へ、これを割れると144円近辺までを短期下値目安に一段安へ。
週間ベースでは+27銭、0.19%の小幅高で4週続伸。4週続伸は今年最長、12月以来5ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/16終値とチャート

2025年05月17日(土)時点の相場
国内金:16,538 円 5/16(金) ▲112(0.68%)
国内プラチナ:5,011 円 5/16(金) ▼11(0.22%)
NY金:3,187.2 ドル 5/16(金) ▼39.4(1.22%)
NYプラチナ:990.2 ドル 5/16(金) ▼5.2(0.52%)
ドル円:145.64 円 5/16(金) ▼0.01(0.01%)
→5/16(金)のその他主要マーケット指標

←米国の格下げでドル売り、NY金急騰で国内金価格は下げ渋り 05/19(月)
→米指標は強弱混在、インフレ低下も関税リスク警戒感は高止まり 05/16(金)
→実質賃金上昇率も堅調推移、米国景気を下支え 05/15(木)
→コアCPIは横ばいもインフレ低下基調継続、利下げ催促も継続 05/14(水)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★