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NY連銀消費者調査・1年先インフレ期待、7月は上昇
更新日:2025年08月08日(金)
NY連銀消費者調査・インフレ期待 2025年7月NY連銀の7月消費者調査によれは、1年先のインフレ期待は上昇。
7月は3.09%となり、6月の3.02%から+0.08%、3ヵ月ぶりの反発で2ヵ月ぶりの高水準。半年間では2番めの低水準ながら、3%付近で下げ渋り。
3年先は3.00%で3ヵ月連続横ばい推移。
先行発表済もミシガン大のインフレ期待が春に急騰し、巻き戻しの流れが7月にかけて急速に進行している状況とは微妙に異なり、インフレ警戒感再燃を示唆している可能性も。

ただしインフレ不確実性は半年ぶり低水準に低下。
自発的離職を意識する人の割合は半年ぶり高水準へと上昇。1年後の失業率が上昇すると予想する人の割合は半年ぶり低水準へと低下。
1年後に家計所得期待は5ヵ月ぶり高水準へと上昇。
消費者意識としては、7月時点では楽観的な見方が比較的優勢の様子。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年8月7日7日のNY金は+20.3ドル、0.59%の反発。終値ベースでは6月13日(3452.8)以来、約2ヵ月ぶりで今年25回めの最高値更新。アジア時間序盤の3430ドルが安値となり、3440ドル台へと水準を切り上げて小幅揉み合い推移、ロンドン序盤には3470ドルまでの高値トライも一時的となって失速後はNY市場にかけて3450ドルの節目近辺で揉み合い状態に。NY引け後には「トランプ大統領がクーグラーFRB理事の後任候補にミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を指名」との報道を受けてドル安進行とともに急騰。3480ドル台へと水準を切り上げてさらに一段高の様相に。トランプ大統領とFRBとの関係性や今後の金融政策への影響などの不透明感が市場のリスク要因にも。3450ドルの節目突破に伴う短期上値目標としては4月の最高値(3509.9)超え、ただし既に時間外で一時3530ドル台へと最高値は更新済。短中期目標としては3500ドル後半へとさらに上値を試す可能性も。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年8月7日NYプラチナは+14.3ドル、1.07%の続伸で7月30日(1374.9)以来、1週間ぶりの高値。1350ドル台を中心に保ち合い推移に終始。ロンドン序盤には1360ドル台の上値トライから1370ドル付近の高値をつけ、失速後には一時1340ドル割れの安値をつけて反発。NY市場にかけては1350ドル台半ばへと振れ幅を縮小。NY引け後にはNY金の急騰に追随する形で上値トライへの兆しも。引き続き7月の今年高値(1511.4)から8月安値(1271.1)の38.2%戻し(1362.9)が目先の攻防ポイントとなり、突破できれば半値戻し(1391.3)を目指す流れにも。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年8月7日ドル円は-23銭、0.16%の続落。前日に続いてこの日も東京朝には147円半ばから上下動、147円10銭台まで下落後には147円60銭台へと反発。午後に70銭台まで上値を切り上げたのが高値となって失速すると巻き戻しの流れが加速、東京市場を終了時には147円割れ、欧州時間序盤に146円70銭近辺まで下げたのた安値となり、147円半ばへと反発。NY市場にかけては147円40銭を挟んでの小幅揉みいとなり、NY終盤にはFRB理事候補に関する報道などからドル安の流れが急伸、147円近辺へ。結果的に147円の節目は維持し、20日移動平均線(147.92)を超えられない状況も続き、147円60銭が目先の上限となって下押し圧力優勢の状況も継続。147円割れなら145円半ばまでを目安に下値トライへ、147円60銭超へと切り返すことができれば一定の反発局面形成へ、短期上値目標は149円半ばまで。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場8/7終値とチャート

8日の国内金価格は+78円、0.45%の反発。反発に転じた9日移動平均線(17393)を21日移動平均線(17389)が下支え、強気相場の構図で下げ渋る展開となり、前日の下げを取り戻し。17530円の節目を突破できれば反発局面再開へ、17620円程度までが短期上値目標に。その一方で17440円に切り上げた下値サポートを割れると強気相場崩れへと巻き戻しの展開に、17320円程度までが短期下値目安。
週間ベースでは+115円、0.66%の反発。

プラチナ価格は-120円、1.74%の反落で6月25日(6636)以来、1ヵ月半ぶりの安値。結局、9日移動平均線(6937)が21日移動平均線(7094)をデッドクロスした圧には抗えず、小幅保ち合い上抜けに伴う7000円の大台回復トライは失敗。9日線にも届かずに巻き戻した流れで今度は6830円の節目割れ、下値トライ再開となって短期下値目安は6680円程度まで。
週間では-74円、1.08%安で3週続落。3週続落は昨年9月以来、11ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ国内価格8/8とチャート

2025年08月08日(金)時点の相場
国内金:17,519 円 8/8(金) ▲78(0.45%)
国内プラチナ:6,792 円 8/8(金) ▼120(1.74%)
NY金:3,453.7 ドル 8/7(木) ▲20.3(0.59%)
NYプラチナ:1,354.2 ドル 8/7(木) ▲14.3(1.07%)
ドル円:147.13 円 8/7(木) ▼0.23(0.16%)
→8/7(木)のその他主要マーケット指標

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