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★金プラチナ短期相場観★

賃金上昇率は低下トレンド、ゼロ賃金率は上昇トレンド加速
更新日:2025年08月09日(土)
賃金上昇トラッカー+平均時給+ゼロ賃金の割合 2025年7月アトランタ連銀が今週発表した7月の賃金上昇トラッカー(個人時給の中央値・前年比の3ヵ月平均)は4.1%。
前月から0.1%の低下で続落、半年ぶりの低水準、3年11ヵ月では最低タイ。
過去平均3.80%はまだ上回るものの、トレンドとしては減速基調が継続。
7月雇用統計での平均時給の前年比3ヵ月平均は3.84%。3年11ヵ月ぶり低水準となった6月(3.81)からは+0.03%、7ヵ月ぶりの小幅反発。
過去平均3.13%はまだ上回るものの、トレンドとしては減速基調が継続。

7月のゼロ賃金(賃上げ率が+-0.5%以内)の割合は13.8%。
前月から+0.5の急上昇、5ヵ月続伸で2021年7月(13.9)以来、4年ぶりの高水準。過去平均13.17を3ヵ月連続で上回っての推移。
賃金上昇率は過去平均に向けた低下トレンドが継続中。ゼロ賃金の割合は上昇トレンドが続き、既に過去平均を超え、雇用情勢悪化に向けた流れが進行中。足下では加速の兆しも。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年8月8日8日のNY金は+37.6ドル、1.09%の続伸。終値ベースではで2日連続、今年26回めの最高値更新。アジア時間序盤には「米国が1キロと100オンスの金地金の輸入に関税を課す」との報道を受けて急騰、3534.1ドルへとザラ場ベースでの最高値も更新。その後は3500ドル割れへと急反落も下げ渋って3510ドル台までの反発、ロンドン・NY市場にかけては3490ドルを挟んでの保ち合い推移。NY引け後には「トランプ政権がインゴットの輸入には関税を課さないことを明確にするための新たな指針を出す意向を示唆」との報道を受けて3450ドル台へと急落。トランプ関税を巡る誤情報による乱高下は短時間で終息しそうな状況となり、NY金の水準としては急騰前の水準にほぼ戻した格好。3450ドルの節目突破に伴う短期上値目標4月最高値(3509.9)超えを達成してさらに急騰も上に行って来いとなって一服へ、3500ドルの大台ラインが目先の上限となる可能性。
週間ベースでは+91.5ドル、2.69%の続伸。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年8月8日NYプラチナは-14.6ドル、1.08%安で3日ぶりの反落。アジア時間にはNY金の乱高下に追随する展開となり、1370ドル手前まで急騰後に1350ドルまで急反落、切り返して1360ドル台での保ち合いを経て1370ドル台へと高値トライ。失速後は1360ドル台での保ち合いからロンドン市場では1340ドル近辺へと軟調推移、NY市場にかけても1340ドルを挟んでの保ち合いとなり、1330ドル台の安値では下げ渋り、反発も1350ドル近辺まで。7月の今年高値(1511.4)から8月安値(1271.1)の38.2%戻し(1362.9)近辺、1360ドルが目先の上限となり、1290ドルまでのレンジで保ち合い形成の様相に。しっかり上限突破できれば61.8%戻し(1419.6)近辺、1420ドル近辺までが短期上値目標に。下限割れなら短期下値目安は1250ドル。
週間ベースでは+22.7ドル、1.72%高で4週ぶりの反発。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年8月8日ドル円は+62銭、0.42%高で3日ぶりの反発。東京朝には148円70銭台の安値をつけて下げ渋り、前日安値手前で切り返すと147円30銭台まで反発。147円30銭近辺での保ち合いとなって東京市場を終えると欧州時間にはドル高円安の流れとなり、147円70銭台へと水準を切り上げての保ち合い推移でNY市場へ。先週末の雇用統計後の急反落から一服となった今週は5日連続1円前後の小動きとなったなか、147円60銭の節目をわずかに上抜けたことで一段高トライへと向かいやすい状況に。5日連続で上値を押さえられた20日移動平均線(147.93)もしっかり上抜けることができれば短期上値目標は149円半ばまで。逆に147円割れへと反落の場合には145円近辺までを目安に下値トライへ。
週間ベースでは+39銭、0.26%高で3週ぶりの反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場8/8終値とチャート

2025年08月09日(土)時点の相場
国内金:17,519 円 8/8(金) ▲78(0.45%)
国内プラチナ:6,792 円 8/8(金) ▼120(1.74%)
NY金:3,491.3 ドル 8/8(金) ▲37.6(1.09%)
NYプラチナ:1,339.6 ドル 8/8(金) ▼14.6(1.08%)
ドル円:147.75 円 8/8(金) ▲0.62(0.42%)
→8/8(金)のその他主要マーケット指標

←金はトランプ関税の対象外、NY金は乱高下も国内金は小反落 08/12(火)
→NY連銀消費者調査・1年先インフレ期待、7月は上昇 08/08(金)
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