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NY連銀製造業景況指数も9月は予想以上に急減速
更新日:2025年09月16日(火)
NY連銀製造業景況指数+価格+雇用+見通し 2025年9月8月まで2ヵ月連続で予想を上回る好調となっていたNY連銀製造業景況指数、9月は予想外の急減速。
NY連銀製造業景況指数は-8.7。市場予想の4.8を大幅に下回り、3ヵ月ぶりのマイナス圏。
9カ月ぶり高水準となった8月(11.9)からは-20.6の急低下。3月(-25.7)以来半年ぶりの急低下、2年4ヵ月で2番めの急低下。
上下動の激しいこの指数、3ヵ月平均で見ると2.90で4ヵ月続伸、1月(3.23)以来8ヵ月ぶりの高水準へと回復基調は継続。

構成指数では新規受注(-19.6)と出荷(-17.3)がいずれも1年5ヵ月ぶり低水準でマイナス圏へと急降下。受注残(-6.9)も3ヵ月ぶり低水準で4ヵ月連続マイナス圏と低調。
仕入価格(46.1)は半年ぶり、販売価格(21.6)は7ヵ月ぶり高水準とインフレは低下傾向、ただし水準的には依然、高水準。
雇用(-1.2)は4ヵ月ぶりマイナス圏へと失速。
今後の見通しを示す期待指数(14.8)も4ヵ月ぶり低水準へと失速。販売価格見通し(43.1)が5ヵ月ぶり高水準となり、関税の価格転嫁を示唆している可能性も。
雇用見通し(1.2)は2016年8月以来、9年1ヵ月ぶり低水準。雇用情勢悪化への警戒感も高まる様子。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年9月15日15日のNY金は先週末から+32.6ドル、0.88%の続伸。2営業日連続、今年34回めの最高値更新。週明け時間外には3680ドル近辺から、週末安値を少し下回る3660ドル台前半まで下落して切り返し。3680ドルを挟んでの保ち合いとなって時間外を通過するとNY市場では堅調推移再開、米9月NY連銀製造業景況指数が予想外に低調となったことをきっかけに長期金利低下とドル安局面にも連れて急騰、3700ドルの大台を素通りするとNY午後には高値で3720ドル台半ばまで上昇。NY引け後にも3710ドル台後半を維持して高止まり。9月利下げを既に織り込みながら、3700ドルの大台も上限とはならず、FOMCでの今後の見通しがハト派寄りとなれば一段高への可能性も。目先の上限候補としては3750ドル近辺も、当面の下値サポートは3600ドル、浅めのサポートとして3670ドル、割れると3650ドルまでの下押しも。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年9月15日NYプラチナは+5.5ドル、0.39%高で4日続伸。9月3日(1455.1)以来、2週間ぶり高値圏でゆっくりと堅調方向へ。週明け時間外は1410ドルを挟んでの保ち合い推移となり、NY朝にかけて一時1400ドル割れの安値をつけて切り返すと急騰、高値では1420ドル台半ばまで上昇。NY午後には1410ドル台後半で落ち着く展開に。引き続き1370ドルから1460ドルまでを主要レンジに1420ドルに抵抗感も。1400ドルの大台維持と1420ドルが目先の攻防ラインに。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年9月15日ドル円は-26銭、0.18%の反落。祝日の東京朝に147円70銭台の高値をつけ、揉み合いながら小幅に軟調推移。欧州・NY時間にかけては147円20銭台の安値圏で下げ渋り、147円40銭台までのレンジで保ち合い推移。流れとしては軟調方向優勢の状況ながら、147円から148円半ばまでのレンジで保ち合い継続。FOMC後に下抜けると141円半ば値りを目安に下値トライの展開へ。上抜けなら153円台を目指す流れがスタートする可能性も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/15終値とチャート

16日の国内金価格は3連休前から+277円、1.47%の大幅反発。2営業日ぶりで今年28回めの最高値更新。膠着状態のドル円に対して高値保ち合いから上方向へと抜け出したNY金の急騰を反映。18800円の節目割れに伴う短期下値目安18680円程度までの調整の兆しは巻き戻され、逆に18890円の節目を上抜けて急騰。これに伴う短期上値目標19030円辺りにも到達。当面のサポートは18790円、今回のFOMC直後にこれを割り込む可能性は比較的低めか。ただし割れると18600円付近までの大幅調整も。

プラチナ価格は+128円、1.79%の反発。攻防状態が続いた9日移動平均線(7231)を上抜けて保ち合い上抜けの兆しに。7230円の節目突破に伴う短期上値目標、9月高値圏7380円辺りまでを目指して上値トライ継続の可能性。7140円が当面の下値サポート、これを割り込むようだと流れは反転、6950円近辺までを目安に下値トライへ。
※参考:金プラチナ国内価格9/16とチャート

2025年09月16日(火)時点の相場
国内金:19,073 円 9/16(火) ▲277(1.47%)
国内プラチナ:7,275 円 9/16(火) ▲128(1.79%)
NY金:3,719.0 ドル 9/15(月) ▲32.6(0.88%)
NYプラチナ:1,417.2 ドル 9/15(月) ▲5.5(0.39%)
ドル円:147.41 円 9/15(月) ▼0.26(0.18%)
→9/15(月)のその他主要マーケット指標

←米8月小売売上高は予想外に好調 09/17(水)
→ミシガン大消費者信頼感指数も9月は予想以上に低調 09/13(土)
→消費者物価CPIは予想どおり、半年ぶり高水準へ上昇基調継続 09/12(金)
→プラチナ需給25年Q2-年間見通しでは3年連続供給不足へ 09/11(木)

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