金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

米8月小売売上高は予想外に好調
更新日:2025年09月17日(水)
米・小売売上高(前月比) 2025年8月米商務省発表の8月小売売上高は前月比+0.8%。
市場予想の+0.2%を上回り、+0.5%から+0.6%へ上方改定された7月からは変わらず、横ばい推移。6月の+0.9%以降、3ヵ月連続のプラス圏推移。
2006年以降の長期平均+0.34%を3ヵ月連続で上回る推移で好調を維持。3ヵ月平均では+0.70%となり、2年5ヵ月ぶりの高水準に。
オンライン販売(+2.0%)、衣料品(+1.0%)、スポーツ・娯楽用品(+0.8%)、レストラン・バー(+0.7%)などが好調。

雇用情勢に悪化の兆しが見られる8月時点では、関税の影響もありインフレ高止まり傾向も続くなか、個人消費は意外にも堅調を維持。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年9月16日16日のNY金は+6.1ドル、0.16%高で3日続伸。3日連続で今年35回めの最高値更新。アジア時間の3710ドル付近が安値となって浅めの押し目買い。利下げ織り込み済のFOMC直前でも微妙に買われる展開となってロンドン序盤には3730ドルトライ、NY市場ではドル安局面にも連れて3740ドル付近まで上昇し、取引時間中の最高値も更新。失速後の反動安でも3720ドル割れで下げ渋り、NY引け後も3720ドル台後半へ。短中期的に意識され得る節目水準としては、4月高値(3509.9)から5月安値(3123.5)の161.8%戻し(3748.8)、3750ドル近辺。当面の下値サポートは3600ドル、浅めのサポートが3670ドル、割れると3650ドルへ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年9月16日NYプラチナは-14.7ドル、1.04%安で5日ぶりの反落。時間外は1410ドル割れで下げ渋って1420ドル近辺へと反発、NY朝には高値で1420ドル台半ばまで上昇。前日高値をわずかに上回ったところで失速するとNY市場では1400ドル割れへと急反落、それでも1390ドル台前半で切り返すとNY午後には1400ドル台を回復。抵抗感が強まっていた1420ドルが目先のレジスタンスとなり、1370ドルの下限までのレンジで保ち合いの構図。上抜けできれば7月高値圏1500ドルの大台付近を目指すような展開にも。下限割れなら1300ドル付近へも。

USDJPY・日足+90日移動平均線 2025年9月16日ドル円は-96銭、0.65%の続落。東京朝の147円50銭台が高値となって戻り売り、米上院で大統領経済諮問委員会(CEA)のミラン委員長のFRB理事承認報道を受けて147円の節目を割れると欧州時間には146円60銭台まで下落。一度は下げ渋って147円の節目を回復し、NY朝には小売売上高の好結果を受けて一時147円20銭台まで反発も、これが戻り高値となって戻り売り再開。FOMCメンバのトランプ系ハト派勢力拡大への警戒感などから売り圧力が強まり、NY午後には安値で146円20銭台まで下落。FOMC直前に保ち合い下放れ、予想外のタカ派見通しにでもならない限りはドル安円高方向への流れが続きやすい状況に。90日移動平均線(146.28)にもサポートされなければ、147円の節目割れに伴う下値目安141円半ば辺りまでを目指す流れへ。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/16終値とチャート

17日の国内金価格は-67円、0.35%の反落。18890円の節目突破に伴う短期上値目標19030円辺りに到達し、最高値更新後の一服となって小幅調整。水準も過熱感も高止まりながら、FOMC後の過剰反応も警戒されるところ。19080円超へと最高値更新なら短期上値目標は19170円近辺まで。急騰する9日移動平均線(18790)も通過する18790円が下値サポート、これを割り込むようなら調整局面拡大へ、下値目安は18600円近辺まで。

プラチナ価格は-141円、1.04%の反落で9月1日(7058)以来、半月ぶりの安値。攻防が続いた9日移動平均線(7203)上抜けから再び下抜け。7230円の節目突破に伴う短期上値目標7380円辺りを目指した流れは出だしでつまづいて巻き戻し。今度は7140円の節目割れに伴う下値トライへの可能性。8月前半にも見られたプラチナ特有の動きでレンジを拡大する逆三角保ち合い形成中の一時的な下振れ、にとどまらなければ下値目安は6950円近辺まで。
※参考:金プラチナ国内価格9/17とチャート

2025年09月17日(水)時点の相場
国内金:19,006 円 9/17(水) ▼67(0.35%)
国内プラチナ:7,134 円 9/17(水) ▼141(1.94%)
NY金:3,725.1 ドル 9/16(火) ▲6.1(0.16%)
NYプラチナ:1,402.5 ドル 9/16(火) ▼14.7(1.04%)
ドル円:146.45 円 9/16(火) ▼0.96(0.65%)
→9/16(火)のその他主要マーケット指標

←利下げ再開のFRB、大幅利下げは否定、年内追加利下げは2回 09/18(木)
→NY連銀製造業景況指数も9月は予想以上に急減速 09/16(火)
→ミシガン大消費者信頼感指数も9月は予想以上に低調 09/13(土)
→消費者物価CPIは予想どおり、半年ぶり高水準へ上昇基調継続 09/12(金)

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