金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

求人件数は予想を上回るも求人倍率は2ヵ月連続1.0割れ
更新日:2025年10月01日(水)
米・求人件数と失業者数・求人倍率 2025年8月米労働省が発表した月次求人労働異動調査(JOLTS:Job Openings and Labor Turnover Survey)で8月の求人件数は722.7万件。市場予想の720.0万件を上回り、7月の720.8万人からも増加。
ただし、4月以降の5ヵ月では2番めの低水準。長期平均546.2万件は大きく上回るものの、6ヵ月移動平均では734.98万件で4年5ヵ月ぶりの低水準。トレンドとしては減少傾向継続。

8月の失業者数は738.4万人となり、2021年9月(765.2)以来、3年11ヵ月ぶり高水準。
この結果、失業者1人当たりの求人件数、求人倍率は0.98件/失業1人。
2ヵ月連続の低下で2021年4月(0.96)以来、4年4ヵ月ぶりの低水準。節目の1.0を2ヵ月連続で割り込む状態となり、失業者数増加の勢い加速への警戒感も。

また、離職率は1.9%となって8ヵ月ぶり低水準、採用率は3.2%で1年2ヵ月ぶり低水準。
米労働市場は微妙に悪化の兆し。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年9月30日30日のNY金は+18.0ドル、0.47%高で4日続伸。2日連続、今年39回めの過去最高値更新。アジア時間に前日高値を超え、3860ドル台から3890ドル台へと一段高。最高値では3900ドルの大台にわずかに届かず失速するとロンドン序盤にかけて調整売り、3820ドル付近まで急落するとロンドン・NY市場にかけて下げ渋って押し目買い。NY市場では9月のシカゴPMIや消費者信頼感指数などが低調となったことを受けて3850ドル近辺から3880ドル台へと急騰、いったん失速後もNY引け後には3880ドル台へと再上昇。引き続き米政府機関の一部閉鎖リスクもサポート材料に。3900ドルの大台が目先のレジスタンスとなればいったん調整へも。3760ドルが当面の下値サポート、3800ドルの大台もサポート候補に。
月間では+357.1ドル、10.16%高で3ヵ月続伸。3月(+301.8ドル、10.60%)以来半年ぶりの大幅高。2020年8月以降の5年2ヵ月では2番めの急騰。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年9月30日NYプラチナは-26.6ドル、1.63%安で4日ぶりの反落。アジア時間には一段高トライ、前日高値を超えて1650ドル台半ばまで上昇。2013年2月20日(1699.0)以来、12年7ヵ月ぶり高値をつけて失速するとロンドン序盤にかけて調整局面急加速、一時1570ドル割れの安値をつけて切り返すとNY市場では1620ドルまで反発。NY午後には失速も1600ドルの大台を維持し、NY引け後には1610ドル台へ。一定の調整も下ヒゲを残して下げ渋り、高値保ち合いの様相にも。1600ドルの大台維持が目先のポイントに、1640ドル超へと上値トライ再開なら1680ドル程度までが短期上値目標に。
月間ベースでは+235.2ドル、17.16%の続伸。6月(+288.1ドル、27.31%)以来、3ヵ月ぶりの大幅高。少なくとも2012年以降では2番めの急騰。

USDJPY・日足+200日移動平均線 2025年9月30日ドル円は-65銭、0.44%安で3日続落。東京朝には148円60銭台から80銭台まで小幅に反発して失速、戻り売りの展開となって午後には148円前半へ。日銀の早期利上げ再開懸念や米政府機関の一部閉鎖が確実視される状況も売り圧力となり、欧州時間には147円80銭台まで下落。いったん下げ渋っての反発も148円ラインに抵抗感も、NY市場では米シカゴPMIや消費者信頼感指数の悪化を受けて147円60銭台まで下落。ただし147円半ばの節目ではサポートされる格好にもなり、NY終盤には147円90銭台まで反発。目先、147円半ばの節目を維持できなくなれば146円付近までを目安に下値切り下げも。
月間では+90銭、0.61%の小反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/30終値とチャート

1日の国内金価格は+56円、0.28%高で8日続伸。7日連続、今年35回めの最高値更新。8日続伸は昨年10月以来、1年ぶり。RSIは86.0%と前日の86.4%からわずかに低下。過熱感が80%台半ばで上げ渋るなか、上昇圧力は強まり続けるような状況に。ただし、調整レスがまだ続くようならRSIも90%台から100%に向けて跳ね上がることになり、確率的には調整必至の状況にも。ここから調整へと向かった場合の目安としては、9月12日(18796)から最高値(20133)までの23.6%戻し(19817)、38.2%戻し(19622)辺りも。

プラチナ価格は-140円、1.68%の続落。調整幅は2日合計で188円。9月半ば安値(7091)から最高値(8401)までの急騰幅(1310)に対しては14.4%の調整率。浅めの調整で終えて切り返すようなら高値圏再トライへ、8410円超へと抜け出すようなら短期上値目標は8500円近辺へ。下方向へは、23.6%戻し(8092)、38.2%戻し(7901)辺りまでもう一段の調整も。
※参考:金プラチナ国内価格10/1とチャート

2025年10月01日(水)時点の相場
国内金:20,133 円 10/1(水) ▲56(0.28%)
国内プラチナ:8,213 円 10/1(水) ▼140(1.68%)
NY金:3,873.2 ドル 9/30(火) ▲18.0(0.47%)
NYプラチナ:1,605.7 ドル 9/30(火) ▼26.6(1.63%)
ドル円:147.94 円 9/30(火) ▼0.65(0.44%)
→9/30(火)のその他主要マーケット指標

←ADP雇用9月はまさかの2ヵ月連続減、NFPへの警戒感も・・・ 10/02(木)
→ユーロ圏景況感指数、9月ワースト5に独、仏、ユーロ圏? 09/30(火)
→国内金価格は年間平均でも2022年の2倍、2011年の4倍 09/29(月)
→米PCEインフレは上昇基調継続も想定の範囲内でドル高一服 09/27(土)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★