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ユーロ圏景況感指数、10月は20ヵ国中10ヵ国が節目100超
更新日:2025年10月31日(金)
ユーロ圏景況感指数 2025年10月予想外に好調となったユーロ圏景況感指数、10月は2年半ぶり高水準。
欧州委員会発表の10月ユーロ圏景況感指数は96.8。市場予想の95.6を上回り、9月から+1.2で続伸、2023年4月(98.9)以来の高水準。
<主要4ヵ国>
スペイン:103.9=1年ぶり高水準の9月から-0.9の反落。12ヵ月連続節目100超。
イタリア:100.5=前月から+1.4の続伸で1年3ヵ月ぶり100超、1年5ヵ月ぶり高水準。
フランス:95.4=前月から+2.5の大幅上昇で4ヵ月続伸、半年ぶり高水準。1年7ヵ月連続100割れ。
ドイツ:91.5=前月から+1.0、3ヵ月ぶりの反発で3ヵ月ぶり高水準。3年4ヵ月連続100割れ。
<節目100超の好調国>
マルタ:112.1=2年ぶり高水準の9月から-2.3、3ヵ月ぶりの反落。
ギリシャ:107.5=前月から+1.3の反発で2ヵ月ぶり高水準。
キプロス:106.3=+0.9の反発で3ヵ月ぶり高水準。
クロアチア:106.2=+1.4の反発で10ヵ月ぶり高水準。
ポルトガル:104.4=-0.6の続落で半年ぶり低水準。
リトアニア(102.3)、ラトビア(100.8)、オランダ(100.2)、主要国を合わせて合計10ヵ国が節目100超。
ユーロ圏20ヵ国の半分に到達。9月の7ヵ国から急増。
<ワースト3>
スロバキア:88.7=前月から-6.7の大幅続落で2年3ヵ月ぶり低水準。
ルクセンブルグ:91.5=-5.6の急反落で1年2ヵ月ぶり低水準。
オーストリア:91.5=+3.4の反発で2ヵ月ぶり高水準。

ユーロ圏20ヵ国で前月から上昇したのは12カ国、9月から+1、7月の14ヵ国に続いて今年2番めタイ。
なお、節目100以上が10ヵ国以上となるのは2022年6月(12カ国)以来、3年4ヵ月ぶりのこと。
それでもユーロ圏の指数が90ポイント台半ばで燻るのは、ドイツとフランスの低迷が足を引っ張る為。
堅調な周辺国に牽引されてユーロ圏ビッグ2も回復へ、と簡単にはいかないようです。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年10月30日30日のNY金は+15.2ドル、0.38%の続伸。FOMC後の急落局面はこの日のアジア時間に3920ドル台で下げ渋って反発へ。3980ドルの節目との攻防が続き、ロンドン序盤に一度は4010ドル台まで反発も3980ドル割れへと反落。NY市場でこれをしっかり超えると4000ドルの大台を回復して堅調推移、一度は後退した12月の追加利下げ観測が徐々に持ち直す流れにも連れ、NY引け後には4040ドルへ。結果的に28日安値3900ドル近辺でいったん調整を終えて戻りを試す展開へ。最高値(4398.0)から28日安値(3901.3)の23.6%戻し(4018.5)をこの日終値でも達成し、38.2%戻し(4091.0)を目指す勢いにも。ただし3980ドルの節目割れへと反落の場合には3900ドル近辺までの下値再トライも。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年10月30日NYプラチナは+13.5ドル、0.84%高で3日続伸。10月20日(1652.2)以来、10日ぶりの高値。2日前の下ヒゲ陽線からの反発の勢いは限定的となり、アジア時間は1570ドルから1600ドル近辺のレンジで保ち合い推移。ロンドン序盤に一時1610ドル台後半まで上昇後には1570ドル割れへと急反落となって安値をつけ、切り返す流れでNY市場では1610ドル台再トライ。上昇圧力は限定的ながら、上下動の勢いにも助けられて1610ドルの節目超え、水平状態の20日移動平均線(1341.7)がレジスタンスとならなければ1670ドル近辺までが短期上値目標に。ただし1580ドル割れへと反落の場合には1500ドル近辺までの下値再トライリスクも継続。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年10月30日ドル円は+137銭、0.90%の続伸で2月12日(154.40)以来、8ヵ月半ぶりの高値。FOMC後の急騰一服から、東京朝には152円60銭台から90銭台へと上値再トライも失速、巻き戻しの流れで152円10銭台まで下落。これが安値となり、日銀の利上げ見送り決定を受けて153円台再トライへと急反発。東京市場終了後には利上げに消極姿勢の植田日銀総裁会見を受けて153円半ばへと一段高。欧州時間には円安の流れ再加速となって153円80銭台へと水準を切り上げてなお堅調推移。パウエルFRB議長のタカ派傾斜と植田日銀総裁のハト派姿勢を反映する形でNY市場でもジリジリと水準を切り上げると高値では154円40銭台まで上昇。NY終盤にかけても154円台を維持。153円の節目突破に伴う短期上値目標155円付近までを目指す流れが進行、もう少しの上値余地。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/30終値とチャート

31日の国内金価格は+572円、2.69%の続伸。都合の良い水準、10月安値(20003)から最高値(23179)の61.8%戻し(21216)を達成して調整局面をいったん終えた格好となって反発局面継続で21日移動平均線(21670)、9日移動平均線(21834)をまとめて上抜け。最高値から29日(21210)までの調整幅(1969)に対する23.6%戻し(21675)を達成、次に都合の良い水準は38.2%戻し(21962)。
週間ベースでは-321円、1.45%の続落。続落は3月3日からの週以来、7ヵ月半ぶりで今年2度め。月間では+1783円、8.88%高で4ヵ月続伸。4ヵ月続伸は2024年6月以来、1年4ヵ月ぶり。

プラチナ価格は+106円、1.23%高で3日続伸。10月24日(8848)以来、1週間ぶりの高値。最高値(9078)から22日(8211)までの調整幅(867)の半値戻し(8645)を達成、61.8%戻し(8747)にもあとわずか。これを達成すると8850円の節目との攻防へ、これをクリアーするとトリプルボトム完成で一段高トライへ。短期的には9030円程度までが上値目標、中期的には最高値を大幅更新へと向かう可能性も。ただし8430円の節目割れの場合には8200円近辺を目安に下値トライ再開。
週間ベースでは-137円、1.55%の続落。月間では+358円、4.29%高で6ヵ月続伸。6ヵ月続伸は2010年4月以来、15年半ぶり。
※参考:金プラチナ国内価格10/31とチャート
2025年10月31日(金)時点の相場
国内金:21,860 円 10/31(金) ▲572(2.69%)
国内プラチナ:8,711 円 10/31(金) ▲106(1.23%)
NY金:4,015.9 ドル 10/30(木) ▲15.2(0.38%)
NYプラチナ:1,614.3 ドル 10/30(木) ▲13.5(0.84%)
ドル円:154.10 円 10/30(木) ▲1.37(0.90%)
→10/30(木)のその他主要マーケット指標

←世界の金需要2025-3Q インドの金消費需要が急増 11/01(土)
→4000ドル回復も束の間、12月利下げ観測後退でNY金は急反落 10/30(木)
→ダラス、リッチモンド連銀とも10月製造業は低調ながら回復へ 10/29(水)
→ドイツIFO景況感指数、期待だけで10月は上昇、現況は悪化 10/28(火)

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