世界のプラチナ需要と供給量

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国別のプラチナ産出量

国別プラチナ産出量

※データ:Johnson Matthey

ジョンソン・マッセイ社の2021年5月レポートでの2021年世界のプラチナ需給見通しでは、鉱山産出量は189.6トン。10年間で最低となった2020年の153.8トンからは+35.8トン(+23.3%)の大幅増、10年間で最大の伸びとなって3年ぶり高水準。 総需要は229.7トンとなり、2011年以降では最少となった2020年の228.6トンからは+1.1トン(+0.5%)の小幅増。リサイクルの59.2トンを含めた需給バランスは+19.1トンで3年ぶりの供給増。コロナ禍で需給ともに大きく落ち込んだ2020年からの回復は需要よりも供給サイドで急加速との見方。

世界一のプラチナ産出国、南アフリカの産出量は、鉱山ストの影響で110.3トンまで減少した2014年を除けば2012年以降は概ね130トン前後での推移。コロナ禍で過去10年で最少となった2020年の100.2トンから+39トン、38.9%増予想の2021年は139.2トンとなって6年ぶり高水準となる見込み。
2021年の世界シェア見通しでは、南アフリカが73.4%。10年間で最小となった2020年の65.2%からは急回復で6年ぶり高水準。ロシア10.0%。2カ国合計で世界の83.4%。ジンバブエ8.2%、北米5.7%と合わせると世界の97%超。その他は2.7%。

目的別のプラチナ需要

目的別プラチナ需要

※データ:Johnson Matthey

需要面では、自動車(ディーゼル車)の排ガス触媒需要が2021年通年では90.5トンとなり、3年ぶり高水準となる見通し。過去10年で最低に落ち込んだ2020年の71.2トンからは+27.1%の急増。
2017年までの3年間では世界の自動車触媒需要の半分以上を占めていた欧州での需要が2017年の53.1トンから2020年には28.9トンまで縮小、2021年には32.5トンで前年比12.5%増見込み。

2021年の宝飾品需要は55.9トンの見込み、7年連続減で2011年以降では最低となった2020年の53.1トンからは+5.3%。8年ぶりの増加見通し。
世界の宝飾品需要の半分以上を占める中国での需要は7年連続の減少となった2020年の29.4トンから2021年は30.2トンへと2.6%増見込み。ただし、前年比11%増見込みの欧州や日本がシェア拡大となって中国のシェアは2013年以降最低となる54%へ。

産業用需要は2021年に73.6トン。前年比+1.1トン(+1.5%)で2年ぶり高水準。需要全体に占める割合は32.0%となって3年ぶり高水準。

2021年の投資需要は+9.7トンの買い越し。2020年の+31.8トンからは69.6%減となって3年ぶりの低水準。

プラチナの需給バランス

プラチナの需給バランス

※データ:Johnson Matthey

プラチナの年間供給量は2014年を除いて概ね180トンから190トン、需要量は概ね250トン前後、リサイクル量はほぼ60トン前後での推移が続きましたが、2020年にはいずれも急減。

リサイクルを含む需給バランスでは、2012年から2016年まで5年連続で供給不足、2017年には供給過剰へと反転、2019年から供給不足、2020年には供給の落ち込みにより6年ぶりとなる21.4トンの供給不足。2021年には需要を上回る供給回復により19.1トンの供給増見込み。
(※ここではリサイクルを需要側にマイナス計上し、これを減算した数値をネット需要と表記)

最終更新日:2021/5/19

世界の金需要・目的別需要の年間推移

世界の金消費需要と中央銀行の金保有量

世界の金産出量

世界のプラチナ需給-2021年第1四半期(WPIC)



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