世界のプラチナ需要と供給量

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国別のプラチナ産出量

国別プラチナ産出量

※データ:Johnson Matthey

ジョンソン・マッセイ社の2019年5月のレポートによれば、2019年の世界のプラチナ鉱山産出量見通しは192.5トン。2018年の190.1トンからは+2.4トン(+2.4%)と小幅増見込み。総需要見通しは265.5トンとなり、2018年の244.0トンからは+21.4トン(+8.8%)と大幅増の見込み。2011年以降では最大水準。リサイクルの69.0トンを含めた需給バランスは-4.0トンで3年ぶりに供給不足となる見込み。

世界一のプラチナ産出国、南アフリカの産出量は、鉱山ストの影響で110.3トンまで減少した2014年を除けば2012年以降は概ね130トン前後での推移。2019年は142.0トンとなり、2018年の138.9トンを上回り3年連続の小幅増見込み。2019年見通しでの世界シェアは南アフリカ73.8%、ロシア10.8%。2カ国合計の産出量は世界の84.6%。ジンバブエ7.8%、北米5.4%と合わせると世界の97%超。その他は2.3%。比率は近年ほぼ変わらず。

目的別のプラチナ需要

目的別プラチナ需要

※データ:Johnson Matthey

需要面では、自動車(ディーゼル車)の排ガス触媒としての需要が最も多く、全体のほぼ40%を占める状態での安定推移が続きました。2015年から2017年までは100トン超、2018年には94.9トンとなり、前年比-6.1%で4年ぶりの100トン割れ。2019年見通しは97.3トン(+2.5%)。
世界の触媒需要の半分を占めていた欧州での需要が2017年の53.2トンから2018年には45.7トンへと14.2%の大幅減、2019年も43.8トンと-4.2%見込み。中国とインドでの増加がこれをカバーする見込み。

2019年の宝飾品需要は69.3トン、前年比-1.3トン(-1.9%)で6年連続の減少、2011年以降最低水準となる見込み。世界の宝飾品需要の半分以上を占める中国の減少が大きく影響。中国の需要は2019年には38.9トンで6年連続の減少見込み、宝飾品需要に占める中国の比率は2013年の69.4%から2019年には56.1%まで低下見込み。

産業用需要の2019年見込みは72.2トン、前年比-4.3トン(-5.6%)。2018年に76.5トンで過去最大へと急増した反動もあり、7年ぶりの減少見込み。
需要全体に占める割合も2012年の19.5%から2018年には31.3%まで拡大、2019年は27.2%の見込み。2018年には中国での化学、石油関連で需要増。

2019年の投資需要は+26.7トンと6年ぶりの大幅増見込み。投資家心理の劇的回復により年初にプラチナETFが大量購入されています。

プラチナの需給バランス

プラチナの需給バランス

※データ:Johnson Matthey

プラチナの年間供給量は2014年を除いて概ね180トンから190トン、需要量は概ね250トン前後での横ばい推移が続いています。リサイクル量はほぼ60トン前後での推移。リサイクルを含む需給バランスでは、2012年から2016年まで5年連続で供給不足の状態が続きましたが、2017年には需要が若干減少したことで供給過剰へと反転し、2018年には11.6トンまで拡大。(※ここではリサイクルを需要側にマイナス計上し、これを減算した数値をネット需要と表記)

最終更新日:2019/5/14

世界の金需要・目的別需要の年間推移

世界の金消費需要と中央銀行の金保有量

世界の金産出量

世界のプラチナ需給(WPIC) 2019年第2四半期



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