世界の主要金産出国と国別産出量の推移

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世界の主要金産出国

世界の主要金産出国

出典:U.S.Geological Survey - Mineral Commodity Summaries 単位:トン

2024年、金の鉱山産出量は世界全体で3300トン。前年から+50トンで5年ぶりの高水準。2018-2019年(3300)と並び過去最大。国別では18年連続シェア1位の中国は380トンで前年から+1.3%。


2024年の金産出量上位国と産出量(前年比)、シェアは以下のとおり。
1位:中国 380(+1.3%)11.5%
2位:ロシア 310(-1.0%)9.4%
3位:豪州 290(-2.0%)8.8%
4位:カナダ 200(+1.0%)6.1%
5位:米国 160(-5.9%)4.8%
6位:ガーナ 130(+3.2%)3.9%
6位:カザフスタン 130(-2.3%)3.9%
6位:メキシコ 130(+2.4%)3.9%
9位:ウズベキスタン 120(0.0%)3.6%
10位:インドネシア 100(0.0%)3.0%
10位:ペルー 100(0.0%)3.0%
10位:南アフリカ 100(-3.8%)3.0%

上位10位まで(12ヵ国)で世界全体の65.2%の金を産出。
13位以下はブラジル(70)とマリ(70)、ブルキナファソ(60)トコロンビア(60)、タンザニア(60)など。


金の国別産出量の推移

国別金産出量の推移

出典:U.S.Geological Survey - Mineral Commodity Summaries 単位:トン


2005年時点での世界一の金産出国は南アフリカで295トン、世界全体の12%を占めていました。しかし南アフリカの金産出量は年々減少し、2007年時点で世界一の座を中国に譲り、2018年以降は10位前後に後退。2024年の産出量は2005年の3分の1。

2007年以降世界最大の金産出国となった中国は、2005年時点の225トンから右肩上がりの増産、2014年までに倍増。2017年には環境規制強化の影響で減少、2021年には329トン。その後は再び増加、2024年には380トン。

オーストラリアは2013年から2020年までゆるやかに増加。ロシアがこれを追随し、2020年以降はこの2ヵ国で2-3位。4位カナダは2011年から2021年まで増産傾向。5位米国は2018年から減少傾向。

世界全体の年間産出量は、2009年まで2400トン前後で推移、2010年に2500トンを超えて増加傾向、2015年には3000トン超、2018年の3300トンでいったん頭打ち。2020年にはコロナ禍で3030トンへと大幅減。その後は徐々に増加。


世界の金埋蔵量

世界の金埋蔵量

2024年末時点で世界全体の金埋蔵量は、合計6万4000トン。1位はオースオラリアとロシアの12000トン。3位は南アフリカで5000トン、4位はインドネシアで3600トン、5位はカナダで3200トン。上位5カ国で世界全体の55.9%。6i位中国は3100トン、7位米国は3000トン。以下ペルー、ブラジル、カザフスタンまでがトップ10。

最終更新日:2025/5/7

世界の金需要・目的別需要の年間推移

世界の金消費需要と中央銀行の金保有量

世界のプラチナ需要と供給量

主要金産出国の金価格 年間推移チャート



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