世界の金需要・目的別需要の年間推移

世界の金需要・年間推移

※単位:トン ※データ:World Gold Council
目的別金需要の年間推移

※単位:トン ※データ:World Gold Council
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が発表した2021年世界全体の金需要は4021.3トン。11年ぶり低水準となった2020年の3658.8トンからは+362.5トン(+9.9%)で2年ぶり高水準。COVID関連の影響から広範囲に需要は回復。
宝飾品需要は2220.9トンで前年比+67.3%の急増で3年ぶりの高水準。工業用需要は330.2トン。2002年以降で最低となった前年からは+27.4トン(+9.1%)で3年ぶり高水準。公的機関と各国中央銀行の増減量は+463.1トンで12年連続の買い越し、前年比+81.6%の急増。投資需要は1007.1トン、過去最大となった前年から-766.5トン(-43.2%)。バーやコインなど現物投資需要は1180.4トンで前年比+280.7トン(+31.2%)で8年ぶり高水準。ETF関連は-173.3トンで6年ぶりの売り越し。 2021年の目的別需要のシェアは、宝飾品55.2%、工業8.2%、投資25.0%、公的機関11.5%。
供給面では、鉱山産出量が4021.3トンで前年比+362.5トン(+9.9%)、リサイクルが1149.9トンで前年比-142.3トン(-11.0%)。在庫調整を含む総供給量は4666.1トンで前年比-54.9トン(-1.2%)、4年ぶり低水準。
世界の金需要推移(括弧内は前年比)
2021年:4021.3トン(+9.9%)
2020年:3658.8トン(-15.8%)
2019年:4344.0トン(-2.4%)
2018年:4449.0トン(+4.0%)
2017年:4278.2トン(-2.6%)
2016年:4391.7トン(+0.5%)
2015年:4369.3トン(-1.3%)
2014年:4426.1トン(-1.9%)
2013年:4513.7トン(-3.6%)
2012年:4684.7トン(-1.9%)
最終更新日:2022/1/30