金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

もみあい続く金、プラチナはレンジ上限から下限へと急落の一週間

更新日:2012年6月23日(土)

緊張のギリシャ再選挙でスタートした今週、ギリシャのユーロ離脱懸念後退、新政権樹立やスペイン債利回り急騰、欧米主要金融機関の格下げなど強弱入り交じる展開で、週末にはユーロ圏4首脳の会談もあり経済成長策模索との報道もありました。次週のEU首脳会合で具体策がでるのかは疑問ですが。

世界景気減速懸念が高まるなか、今週は上昇一服となったNYダウ、ひたすら下落続きの原油、
金は1,500ドル前半~1,630ドルのレンジ内推移でやや上昇傾向もあったものの、この一週間でレンジ上限付近から下限目前まで急落となりました。プラチナも同様の動きで1,500ドル目前から1,400ドル前半へと逆戻り。

週末の金は前日までの4日続落からわずかに反発。前日の3%急落分のわずかな買い戻し程度で下落圧力は増加。
なお、当面の下値メド1,520ドル付近は、昨年末安値の1,540ドル、5月に3回も反発した底値ライン(1,530~40ドル台)とも重なる。
かなり大きなきっかけがない限り、そう簡単には破られないラインではないか、と見ます。
ユーロ危機に劇的な収束メドがたったり、米景気の流れが大幅に改善しそうなトピックスが飛び出したり、中国の金需要が突然激減したりすれば別ですが・・・

プラチナも1,420ドル付近を目指して着実に?下落中。こちらは勢いづくと止まらない傾向があるのでオーバーランには要注意、という状況でしょうか。

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2012年6月23日(土)時点の相場
国内金4,199 円 6/22(金) ▼64(1.50%)
国内プラチナ3,847 円 6/22(金) ▼19(0.49%)
NY金1,566.9 ドル 6/22(金) ▲1.4(0.09%)
NYプラチナ1,431.2 ドル 6/22(金) ▼7.4(0.51%)
ドル円80.43 円 6/22(金) ▲0.16(0.19%)

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