金プラチナ短期相場観

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EUサミット前の失望感による売られ過ぎから一転、メルケル譲歩でリスクオン

更新日:2012年6月30日(土)

メルケル首相の頑な態度から、大した成果は見込めないだろうという半ば諦めムード漂うEUサミット前の状況から、一転、スペイン融資での返済優先権放棄、銀行への直接融資で政府の財政悪化回避、銀行を監督する一元的な機関創設などの合意を発表。
イタリアのモンティ首相とスペインのラホイ首相の自国国債利回り押し下げ措置要求を仏オランド大統領がサポートし、メルケル首相から譲歩を引き出し、とりあえずはユーロ債務問題解決に向けて大きく前進。

EURO2012準決勝でイタリアに敗れたドイツ、ここでも押し切られた格好で決勝は殊勲のイタリア対スペイン。
国債利回り急低下のスペイン・ラホイ首相も一安心で決勝観戦へ。

NY市場の金もマーケットの安定期待を背景に1,600ドル台まで大幅反発。バイアス好転目前まで迫り、1,690ドル前後の上値目標が新規点灯。
プラチナも4日ぶりの大幅反発となり下値節目の1,360ドル台手前から1,400ドル半ばまで回復し、バイアス好転寸前。上方向の節目は1,490ドル。

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2012年6月30日(土)時点の相場
国内金4,120 円 6/29(金) ▼77(1.83%)
国内プラチナ3,673 円 6/29(金) ▼100(2.65%)
NY金1,604.2 ドル 6/29(金) ▲53.8(3.47%)
NYプラチナ1,449.1 ドル 6/29(金) ▲62.7(4.52%)
ドル円79.90 円 6/29(金) ▲0.45(0.57%)

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