金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

世界3大経済圏の製造業景況感悪化で追加緩和期待、で商品価格は高騰中

更新日:2012年9月5日(水)

昨日の米8月ISM製造業景況指数が3年ぶりの低水準となる49.6。景気悪化と見る50.0未満の数値が3ヶ月連続。
3日に発表されたユーロ圏の8月製造業PMI(購買担当者景気指数)の確報値も速報値45.3から45.1へと下方修正。
こちらも景気後退と見る50を米国以上に下回り、ドイツやフランスの悪化も懸念されます。
さらに、同日発表された中国の製造業PMIもHSBC発表値では47.6と3年ぶりの低水準。景況悪化となる50未満は10ヶ月連続。
国家統計局発表分でも49.2とこちらも昨年11月以来の低水準で50割れ。

世界経済を牽引する3大経済圏の景気低迷で、各中央銀行は追加緩和へ・・・
との期待値の上昇から商品価格の上昇が続きます。

NY市場、金は高値で1,700ドル台に一瞬タッチ。終値ベースでの大台到達、当面の目標地点1,710ドルのクリアも時間の問題か。サポートラインは1,650ドル。
変動率が拡大してきた感のあるプラチナは1.96%の大幅続伸。新たな上昇ターゲットは1,670ドル辺り。サポートラインは1,500ドルに切り上げ。

国内、金価格は目標4,430円台到達後の小動き。上昇トレンド継続で新たな目標値・・・は明日の状況で。
プラチナも上昇トレンド継続中で4,170円程度が直近の目標値。
ドル円相場の77円割れリスクは継続、国内価格も同様に急落リスクに注意。

※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/5も参考にご覧ください。

2012年9月5日(水)時点の相場
国内金4,438 円 9/5(水) ▲7(0.16%)
国内プラチナ4,109 円 9/5(水) ▲40(0.98%)
NY金1,696.0 ドル 9/4(火) ▲8.4(0.50%)
NYプラチナ1,567.5 ドル 9/4(火) ▲30.2(1.96%)
ドル円78.41 円 9/4(火) ▲0.16(0.20%)

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