金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

南アフリカの鉱山ストは終結の見通しへ

更新日:2012年9月19日(水)

南アフリカのマリカナ鉱山で発生していた鉱山労働者のストライキが終結方向へ進展した模様。
英国のプラチナ生産会社ロンミン側の賃上げ提案を労働者団体側が受け入れ、20日にも職場復帰すると伝えられています。
多数の死傷者を出し、1ヶ月以上も続いた労使紛争にもようやく決着が見られそうです。
供給懸念が緩和されたプラチナ価格は大幅続落、国内情勢不安の緩和で通貨、南アランドはやや上昇しています。

NY市場、金は一時1,750ドル台まで下落する場面もあったものの終値では買い戻し、QE3決定以降4営業日連続で1,770ドル台前半。セオリー的には相場が上昇する為にはしっかりとした調整の押し目が入っても良さそうなところ。
プラチナは2%台の大幅続落で1,630ドル台。大きめの調整相場と見るか短期トレンド反転と見るか微妙なラインまで下げてきました。サポートラインは1,500ドル。

国内金価格は目標地点の4,600円をオーバーラン。NY市場同様、チャート的には押し目が入るべきところですが、日銀の結果次第では・・・
プラチナは4,400円台前半の目標到達後の大幅続落。サポートラインは3,970円。

本日の日銀・金融政策決定会合で追加緩和等、それなりの発表があればドル円は上昇。動きがなければドル円の下落圧力が高まることに。

※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/19も参考にご覧ください。

2012年9月19日(水)時点の相場
国内金4,648 円 9/19(水) ▲29(0.63%)
国内プラチナ4,288 円 9/19(水) ▼69(1.58%)
NY金1,771.2 ドル 9/18(火) ▲0.6(0.03%)
NYプラチナ1,636.3 ドル 9/18(火) ▼36.3(2.17%)
ドル円78.80 円 9/18(火) ▲0.10(0.13%)

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