金プラチナ短期相場観
国内3位のソフトバンクは米3位スプリント買収で世界3位への挑戦
更新日:2012年10月12日(金)
国内携帯電話3位のソフトバンクが、米3位のスプリント・ネクステル買収の協議を認めました。
国内の携帯電話市場では、契約数が既に日本の総人口を上回っています。パイの取り合いでしかない、成熟しきった国内市場から海外進出によりさらなる成長を目指します。
買収が実現すると、スプリントの契約数を合わせてソフトバンクの契約数は9,500万件を超える見込みで、国内首位のNTTドコモの約6,000万件を大きく上回ることになります。契約数だけで見ても米AT&Tに匹敵する数字に。
売上高でも、中国のチャイナモバイル、米国のベライゾン・ワイヤレスに続く世界3位を狙います。
円高を背景に海外企業のM&Aにより、成熟した国内市場から世界進出を図るのはEC大手の楽天も同じで、インドやオーストラリアへの進出を健闘しているようです。現在進出済の13ヶ国から27ヶ国へと拡大する計画のようです。
アゲンストの円高をフォローに変えて世界に挑む勇敢な日本企業をぜひ、応援したいものです。
NY市場、金は小幅続伸で1,770ドルを回復。底堅さが続くものの上方向にも材料難でレンジ相場継続。下値サポートは1,750ドル、上は1,800ドルの大台が当面の抵抗ライン。
プラチナは5日ぶりの反発。下落バイアス優勢で1,700ドルラインが新たに上値抵抗となる可能性も。
国内、金価格は4日ぶりに1%、45円の大幅反発。下落圧力優勢ながらサポートラインを4,580円に切り上げて上限4,700円との間でレンジ形成の様相。
プラチナも同様に4日ぶりの反発、変動率の大きさは相変わらず、1.8%、78円の大幅上昇。新たなサポートライン4,340円から上値4,530円の間でレンジ相場となるか。
※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/12
- 2012年10月12日(金)時点の相場
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国内金 : 4,633 円 10/12(金) ▲45(0.98%) 国内プラチナ : 4,422 円 10/12(金) ▲78(1.80%) NY金 : 1,770.6 ドル 10/11(木) ▲5.5(0.31%) NYプラチナ : 1,689.6 ドル 10/11(木) ▲11.1(0.66%) ドル円 : 78.33 円 10/11(木) ▲0.15(0.19%)
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