金プラチナ短期相場観

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スイスフランにマイナス金利適用で膠着状態のドル円にも円高懸念

更新日:2012年10月15日(月)

先週、米銀大手のバンクオブニューヨークメロンなど一部の銀行がスイスフラン預金に対してマイナス金利を適用し始めました。
カストディ業務と言われる、有価証券などの運用資産の管理業務において顧客に管理コストを求める形になったようです。
ユーロ市場の集中決済機構であるユーロクリアやカナダのRBCインベスターサービシーズなども同様にマイナス金利を適用し、米国のステート・ストリートも11月から適用予定のようです。
この影響でスイスフラン高は緩和傾向にあり、セーフヘブンとしての日本円のウェートが高まることが懸念されます。
週明け、セーフヘブンの円がやや買われる傾向で始まり、同じくセーフヘブンの米ドルもやや買われ、逆相関の金は売られる傾向でスタートしています。

国内、金価格は1.3%の大幅反落で4,580円の節目割れ。4,400近辺まで大幅下落の可能性も浮上。
プラチナの振れ幅拡大は続き、2.4%下落。こちらも節目を割れて4,220円付近までの下値切り下げの可能性。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/15

2012年10月15日(月)時点の相場
国内金4,575 円 10/15(月) ▼58(1.25%)
国内プラチナ4,316 円 10/15(月) ▼106(2.40%)
NY金1,759.7 ドル 10/12(金) ▼10.9(0.62%)
NYプラチナ1,659.3 ドル 10/12(金) ▼30.3(1.79%)
ドル円78.41 円 10/12(金) ▲0.08(0.10%)

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