金プラチナ短期相場観

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ハリケーン一過のニューヨークは復旧作業と雇用情勢見極めと大統領選へ

更新日:2012年10月31日(水)

満月の日の満潮の時間帯にニューヨークを襲ったハリケーン・サンディの被害は予想以上に大きかったようです。
マンハッタンの変電所が爆発、東部一帯で800万世帯以上が停電し、ニューヨーク市内はあちこちで浸水、地下鉄も洪水で4~5日は運休、ニューヨークでは史上最悪の暴風となり、死者も10人、東部一帯では30人にも及んでいるようです。
選挙運動をキャンセルしたオバマ大統領は10の州とワシントンDCで連邦非常事態を宣言、今回の経済損失額は100~200億ドルになるととの見通しも。
2日間休場となったNY証券取引所も31日から再開、ハリケーンのなか米労働省は予定通り11月2日に雇用統計を発表できるよう努力を続けるとしていました。そして週明け6日はいよいよ大統領選挙、今回のハリケーン被害からの復旧作業がオバマ大統領再選へ向けての最後の大仕事となりそうです。

NY市場、金相場は小幅反発。1,700~1,750ドルのレンジ底値圏での小動きは続きます。ハリケーンと想定内の日銀緩和策の影響で10ドル程度の値動きに。日銀の緩和策が当面続くことは金にとってのサポート要因に。
プラチナは19.7ドル、1.28%のの反発。プラチナの1%超の上昇は2週間前の17日以来のこと。このまま下げ止まるかどうか。

国内、金は3日続落ながらも4,550円付近での小動きが続きます。上値の節目は4,640円、サポートラインとして4,550円が作用し始めた様子。
プラチナは3日ぶりの反発。下落圧力はまだ大きい状態で下値切り下げには警戒。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/31

2012年10月31日(水)時点の相場
国内金4,554 円 10/31(水) ▼3(0.07%)
国内プラチナ4,151 円 10/31(水) ▲25(0.61%)
NY金1,712.1 ドル 10/30(火) ▲3.4(0.20%)
NYプラチナ1,553.6 ドル 10/30(火) ▲19.7(1.28%)
ドル円79.62 円 10/30(火) ▼0.17(0.22%)

10/30(火)のその他主要マーケット指標

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ハリケーン一過のニューヨークは復旧作業と雇用情勢見極めと大統領選へ 10/31(水)

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日銀・雇用統計・大統領選への警戒感高まる週初のNYはハリケーンに厳戒態勢 10/29(月)

オバマ大統領は期日前投票促進で再選を目指しドル安政策も継続するのか 10/27(土)


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