金プラチナ短期相場観

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2期めのオバマ大統領はいきなり格下げリスクとの戦い

更新日:2012年11月8日(木)

1期めの前回2009年にはリーマンショック直後の金融危機にスタートしたオバマ政権、再選を果たした2期目、ねじれた議会とともに財政の崖と債務上限問題をクリアしなければ格下げ、と主要格付け会社2社から通告され、厳しい状況でのスタートは今回も同じです。
ムーディーズは2013年度予算を待って米国債の「Aaa」ランクを引き下げるかどうかを見極めるとしており、フィッチ・レーティングスも財政の崖を回避し、債務上限をタイミングよく引き上げることができなければ来年「AAA」からの引き下げを警告。
主要格付け会社のもう一社、S&Pは昨年8月、既に米国債を「AAA」から「AA+」に引き下げています、この時も債務上限引き上げが期限ぎりぎりまでもつれたことが要因でした。
現在の主要国・国債格付け一覧

NY市場、金相場はわずかに反落。リスク回避の流れのなかでオバマ大統領再選を受けて下げ渋り。トレンドは回復方向。
プラチナは1.2%の反落。株安、ドル買い円買いのリスクオフの流れに乗った形。やや下げ幅を拡大する可能性も。1,500ドル割れの可能性にも警戒。

国内、金はほぼ変わらずで4,600円の上値抵抗ライン付近での推移。流れ好転の可能性は少しずつ上昇か。
プラチナは反落で4,120円のサポートライン寸前。下げ止まれるか。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート11/8

2012年11月8日(木)時点の相場
国内金4,583 円 11/8(木) ▼1(0.02%)
国内プラチナ4,131 円 11/8(木) ▼40(0.96%)
NY金1,714.0 ドル 11/7(水) ▼1.0(0.06%)
NYプラチナ1,539.5 ドル 11/7(水) ▼18.8(1.21%)
ドル円80.00 円 11/7(水) ▼0.36(0.44%)

11/7(水)のその他主要マーケット指標

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