金プラチナ短期相場観

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ユーロ圏は来年もリセッション見通しでユーロは反落

更新日:2012年12月7日(金)

昨日のECB理事会では政策金利据え置きながらもマイナス金利への引き下げも議論された模様で、今後のインフレ予想の引き下げもあり、利下げ観測の高まりから、堅調推移が続いていたユーロは対ドル、対円ともに1%近くの大幅反落へ。
GDP伸び率の予想でも12年のマイナス成長は変わらず(予想値はわずかに引き下げ)で、前回9月時点の予想では13年には-0.4%~+1.4%とプラス成長の可能性も残していましたが、今回は-0.9%~+0.3%。リセッション継続の可能性が高まりました。
一見、ユーロ圏債務危機にはやや落ち着きが見られるものの、マイナス成長がまた足を引っ張るのかもしれません。

NY市場、金は反発して1,700ドルの大台回復。地合の悪さは変わらずで、本日の米雇用統計がポジティブサプライズになるようなことがあれば下値目標1,650ドル辺りまでに一気に到達してしまいそう。
プラチナは1%超の上昇で3日ぶりに1,600ドル台回復。上方向へのバイアスはかなり弱まっており、きっかけ次第で上下どちらかへ動意づく可能性も。
国内金価格は続伸で4,700円台回復を目指す展開、しかし流れは下落基調。サポートラインは4,640円。
プラチナは大幅続伸で4,400円台を回復し、かろうじて上昇基調を維持。サポートラインは4,350円に。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/7

2012年12月7日(金)時点の相場
国内金4,687 円 12/7(金) ▲26(0.56%)
国内プラチナ4,415 円 12/7(金) ▲48(1.10%)
NY金1,701.8 ドル 12/6(木) ▲8.0(0.47%)
NYプラチナ1,600.7 ドル 12/6(木) ▲16.5(1.04%)
ドル円82.41 円 12/6(木) ▼0.06(0.07%)

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