金プラチナ短期相場観

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国内金価格は32年4ヶ月ぶり高値圏、まだまだ上昇の可能性も

更新日:2013年1月31日(木)

ドル円相場の円安進行により国内金価格が高騰しています。31日、田中貴金属などの小売価格は1グラム=5,189円(※買値は5,106円)となり、先週月曜日の高値を10日ぶりに更新し、実に32年4ヶ月ぶりの高値圏。
ドル円相場も90円台から91円台という2年半ぶり高値圏での推移が続き、NY金価格はやや低迷が続くものの、昨日の米国2012年第4四半期GDPのマイナス成長などがきっかけとなり大きく反発したことが影響したようです。
NY金価格のもう一段の上昇は簡単には望めそうにはありませんが、一方的に下落していくような状況でもありません。
アベノミクスが少しづつでも実現されるなら、円安の進行はまだまだ期待できそうです。
「1年の計は1月相場にあり」。この1月に300円も上昇した国内金価格も、今年、まだまだ上昇が続くのかもしれません。

NY市場、金は大幅続伸で流れが変わった様子で再びレンジ内に戻ってきた形。1,645-50ドルのラインは今後も重要なサポートラインとなる可能性も。週末の雇用統計がネガティブサプライズの場合には上方向の節目1,700ドル突破の可能性も。
プラチナも続伸。下値警戒感は残るものの、こちらもしぶとくレンジ内回帰の動き。やや方向感の出にくい状況に。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場1/30終値とチャート

国内、金価格は5,000円の大台ラインぎりぎりからの大幅続伸で高値揉み合いを上方ブレイク。短期上昇トレンドの終了を一瞬で巻き返し、再び上昇トレンドの色合い。新たな上値ターゲットは5,200円。5,000円の大台ラインがサポートラインに。
プラチナも続伸で高値揉み合い圏の上限付近に。この勢いで年初来高値を更新できれば当面の目標値5,250円辺りが浮上。その先には5,500円のターゲットも。サポートライン5,050円をキープすることが重要。
※参考:金プラチナ国内価格1/31とチャート

2013年1月31日(木)時点の相場
国内金5,106 円 1/31(木) ▲57(1.13%)
国内プラチナ5,144 円 1/31(木) ▲21(0.41%)
NY金1,679.9 ドル 1/30(水) ▲19.1(1.15%)
NYプラチナ1,689.3 ドル 1/30(水) ▲10.4(0.62%)
ドル円91.07 円 1/30(水) ▲0.36(0.40%)

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