金プラチナ短期相場観

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FOMC議事録、出口戦略をめぐる議論が続く限り今年はドル高か

更新日:2013年2月21日(木)

公表された前回FOMC議事録によると、労働市場改善前に資産買い入れ規模の縮小へと向かう議論が続いている様子。労働市場の見通しが著しく改善するまで月額850億ドルの資産買入れ継続、という基本スタンス見直しの可能性がつきまといます。
ただ、12月の会合では「2013年末より前に」資産買い入れペース縮小か停止も、という話もありましたが今回の1月分では時期的な言及はなかったようで、そう簡単に早期の縮小、停止にはつながらないようにも思えます。
いずれにしても当面続きそうな出口戦略への論議は今年のドル高要因となりそうです。

NY市場、金は5営業日続落となる1.6%の大幅下落で昨年7月の水準となる1,570ドル台に。予想はされていたものの、FOMC議事録のタカ派内容が大きくのしかかった様子。当面の下値ターゲットは最大で1,490ドル台辺り。
プラチナも大幅反落。3%もの急落となった背景にはユーロ売りと操業停止した南アのプラチナ鉱山の操業再開との報道も。ターゲットは1,630ドル。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場2/20終値とチャート

国内、金価格は9営業日続落。2.1%の大幅下落で約1ヶ月ぶりの5,000円割れ。サポートラインを大幅ブレイクし、下落余地はあと100円程度、4,820円付近がメド。
プラチナも大幅下落でターゲットの5,220円付近をオーバーシュート。NYプラチナに下落余地が残る為、ドル円が上昇しない限りオーバーシュート継続も。
※参考:金プラチナ国内価格2/21とチャート

2013年2月21日(木)時点の相場
国内金4,924 円 2/21(木) ▼106(2.11%)
国内プラチナ5,171 円 2/21(木) ▼150(2.82%)
NY金1,578.0 ドル 2/20(水) ▼26.2(1.63%)
NYプラチナ1,647.1 ドル 2/20(水) ▼50.4(2.97%)
ドル円93.56 円 2/20(水) ▼0.01(0.01%)

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