金プラチナ短期相場観

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NYダウは7日続伸、VIX指数は2007年以来の安値

更新日:2013年3月12日(火)

リスク選好の流れが続き、主要株の続伸もとまりません。NYダウは7日続伸で5日連続となる史上最高値更新で反落リスクも警戒され始めています。
その、リスク警戒感を見るボラティティ指数、恐怖指数とも言われるVIX指数は、恐怖感とリスク警戒感の低下とともに下落。リーマンショック前の水準にまで低下してきました。
平常時であれば15-20の間で推移する、と言われるこのVIX指数、今年に入ってさらに低下が続き、15を割れて12台まで下落する水準となっていました。
これが昨日終値で11.56。12を下回る数値はリーマンショック前、サブプライム不安が台頭する以前の2007年4月以来のこと。
2011年夏には米国債務上限問題やユーロ不安などからこのVIX指数が急上昇、金価格も同調して急上昇し、その連動性が注目されましたが、それ以降の相関関係は低下してしまった様子です。
しかし、このところ低水準での推移が続くVIX指数と、現状が底値圏との可能性も出てきた金価格の低迷、どちらも急反発への警戒感も少しづつ・・・。

NY市場、金はわずかに3日続伸もほとんど横這い推移で8営業日連続の1,570ドル台。底値圏での推移が続く間に短期的な流れは上方向に転換。上方向の節目は1,620ドル。実質現在の1,570ドル台が下限状態となっているものの1,500ドル割れへのリスクも抱える状態か。
プラチナはわずかに反落ながらも1,600ドル台をキープ。1,620ドルがレジスタンスライン、1,560ドルがサポートライン。

ドル円は4日続伸となり3月1日設定の目標地点にしっかりと到達。急上昇後の反落か一服か、という警戒感もあるものの、今月中の日銀新体制による臨時会合で追加緩和策導入という思惑もあり、さらなるドル買い円売り材料となりそうです。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場3/11終値とチャート

国内、金は5営業日続伸で先週3月7日に設定した目標5,100円超えをほぼ達成。ドル円次第の現状、そのドル円も目標到達で国内金もいったん様子見。サポートラインは4,910円。
プラチナも5営業日続伸。よくある行き過ぎの状態が続き、今年高値5,445円から3月1日4,895円まで550円下落分の半値戻しとなる5,170円を突破。次のメドは61.8%戻しラインの5,235円。
※参考:金プラチナ国内価格3/12とチャート

2013年3月12日(火)時点の相場
国内金5,103 円 3/12(火) ▲45(0.89%)
国内プラチナ5,198 円 3/12(火) ▲48(0.93%)
NY金1,578.0 ドル 3/11(月) ▲1.1(0.07%)
NYプラチナ1,601.2 ドル 3/11(月) ▼2.7(0.17%)
ドル円96.27 円 3/11(月) ▲0.28(0.29%)

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