金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

米国の円安牽制で100円トライに待った、その時、金も暴落。

更新日:2013年4月13日(土)

商品市場は大幅下落1ドル=100円への1回めのトライに失敗した後のドル円相場は軟調推移が続き、米国の経済指標の弱含みなどもその勢いを後押し、とどめは米財務省の半期為替報告での、日本の大胆な金融緩和を「注視する」という円安牽制。
今まで円安黙認姿勢を貫いてきた米政府が、日本のTPP参加合意のタイミングで円安牽制してきた・・・考え過ぎでしょうか。

円安の急激な巻き戻しでドル安円高の流れが加速した週末は、ドル安に逆相関となるどころか、ドル以上に大幅に売られた金。プラチナも銀も原油も、商品市場は総崩れ。全て株に持って行かれたような最近の流れを象徴。

2回めの100円トライも、当面先送りの可能性も出て来ました。
明け方の地震が、今後の暗雲の予兆のような錯覚に陥ってしまいました。

NY市場、金は4.05%の暴落で一時1,480ドルまで下落、ほぼ下値ターゲットに到達。終値1,501ドルは2011年7月上旬以来の安値水準。当時はここから史上最高値圏へと急上昇していきましたが、今回は逆の展開でここまで下落。ターゲット到達感からの反発の可能性もあるものの、長期サポートラインだった1,530-1,550ドル付近を明確に下抜けたことで新たに水準を切り下げでの展開が始まることに。
週間ベースでも-74.5ドル、4.73%の大幅下落、これで3週続落。

プラチナも金に連れ安となり1日で2.59%の大幅下落で1,490ドル台へ。1,460ドル付近の下値目標までもう一段の下落余地あり。
週間では-39.6ドル、2.56%の下落、3月上旬から5週続落。

ドル円は100円寸前から1.29%の大幅急落。中期的には円安傾向の流れは継続も100円トライはいったんお預け、97円台後半までの下値調整の可能性が浮上。
週間ベースでは78銭、0.8%の上昇で2週続伸。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場4/12終値とチャート

2013年4月13日(土)時点の相場
国内金5,197 円 4/12(金) ▲21(0.41%)
国内プラチナ5,107 円 4/12(金) ▲20(0.39%)
NY金1,501.4 ドル 4/12(金) ▼63.5(4.06%)
NYプラチナ1,495.9 ドル 4/12(金) ▼39.9(2.60%)
ドル円98.39 円 4/12(金) ▼1.29(1.29%)

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