金プラチナ短期相場観
加速する円安で月曜恒例の窓開けVS窓締め
更新日:2013年5月13日(月)
週末のG7でも円安許容、米国の債券安・利回り上昇もドル高円安のサポート材料となり、100円を超えたドル円の円安の流れは勢いを増した様子です。
前週末に101円60銭付近で引けたドル円相場は週明けの今朝、東京市場では101円80銭弱、約20銭弱の窓を開けてのスタート。8時過ぎには102円10銭台まで上昇し、その後は101円80~90銭台での推移が続きます。
最近すっかり恒例となった週明けドル円相場の窓開け。通常、開けた窓はきっちり締められることになります。そうなれば一旦101円60銭付近までの押し目、という流れ。既にその方向で進んでいるようにも見えなくもありませんが、過去には開けっ放し状態の窓も存在しました。
確率的には、今朝開けた窓も早々に、いったん締められる可能性のほうが圧倒的に高いことになります。
その後は、もう少し時間を要するでしょうが、2008年に開けっ放しにした105円前後、107円前半の2つの窓を締めに行かなくてはなりません。
週明け国内、金は4,900円の節目で足踏み状態。ドル円大台超えによる加速によるサポートをNY市場の2番底リスクが相殺。国内価格だけを見れば半月に渡る保ち合い相場を上抜けたことで5,100円超えまでの上昇シグナル点灯中。サポートは4,780円。
プラチナ小幅に3日続伸で4月10日以来の5,100円台。直近の上昇目標5,040円をクリアし、先月の急落前の水準に戻してきていること、NY市場がやや軟調推移に転換目前であることなどから国内価格も上値追いの勢いは減速傾向となる可能性も。円安の勢いが継続するなら、努力目標として5,250円近辺も。4,900円がサポートライン。
※参考:金プラチナ国内価格5/13とチャート
- 2013年5月13日(月)時点の相場
-
国内金 : 4,900 円 5/13(月) ▼5(0.10%) 国内プラチナ : 5,100 円 5/13(月) ▲8(0.16%) NY金 : 1,436.6 ドル 5/10(金) ▼32.0(2.18%) NYプラチナ : 1,486.0 ドル 5/10(金) ▼30.5(2.01%) ドル円 : 101.63 円 5/10(金) ▲1.05(1.05%)
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