金プラチナ短期相場観
世界一の美食都市はフランスから東京へ
更新日:2013年5月16日(木)
今や世界の美食の中心地はフランスではなく、東京なのだそう。最新のミシュランガイドによれば、東京の三ツ星レストランの数はパリの10店舗を凌ぐ14店舗に、一つ星以上のお店が281店で、星の合計数は323個にも達したとのこと。
多くの日本人シェフがフランスへ渡り、修行して東京に帰ってフレンチレストランを開く、そんな歴史の積み上げが星の数に表れているようです。
我々庶民にとっては三ツ星レストランよりもB級グルメで十分、と強がりたくもなりますが、少しだけ誇らしく、うらやましくも思えます。
今朝発表された日本の1-3月期のGDPは前期比0.9%増。市場予想の0.7%、前回の0.3%を上回る成長率に。年率換算でも予想の2.7%増を大きく上回る3.5%に。景気改善に向けての可能性をうかがわせます。
昨日発表されたフランスの1-3月期GDPは前期比0.2%減。このところマイナス成長が続きます。
こんな日仏の経済状況も、美食都市東京へのサポート材料となっていることでしょう。
三ツ星レストランには行けなくとも、三角形の頂点が増えれば裾野も拡がることになります。
いつか三ツ星レストランで食事することを夢見て、日々せっせとGDPに貢献するのが庶民の努め・・・。
NY市場、金は1.98%の下落で5日続落となり先月19日以来となる1,400ドル割れ。先週金曜、10日に1,440ドルの節目を割れたことで浮上した2番底懸念に向けて着実に下落が続く展開。4月の暴落時の底値1,361.4ドル近辺が目標地点。
プラチナも0.74%下落で金に連れ安。サポートライン1,480ドルと1,510ドルのレジスタンスとの間での推移が続く展開。しかし一度はレンジを上抜けて1,580ドル付近への上昇シグナル点灯中。
ドル円は102円台後半まで高値更新後にNY連銀の製造業景気指数の悪化を受けて101円80銭台まで急落。しかし基本ドル高円安の流れは変わらずで102円台前半まで戻す展開。終値ベースでは102円台半ばの上昇目標達成後の小動き状態。サポートラインは97円20銭。しかし1ヶ月間抵抗線となった99円80銭から100円の大台が当面のサポートラインとして作用する可能性も大。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場5/15終値とチャート
国内、金はNY市場の下落リスクに引っ張られる展開で2.6%の大幅下落。サポートラインを下抜けたことで状況一変。上値目標は消滅、大幅下落のリスクが浮上。下値のメドは最大で4,500円台前半。上値の節目として4,910円。
プラチナも1.1%の下落ながら堅調推移の流れをなんとかキープ。5,250円の上値メドへの期待は継続。5,050円が当面のサポートライン。
※参考:金プラチナ国内価格5/16とチャート
- 2013年5月16日(木)時点の相場
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国内金 : 4,751 円 5/16(木) ▼127(2.60%) 国内プラチナ : 5,084 円 5/16(木) ▼54(1.05%) NY金 : 1,396.2 ドル 5/15(水) ▼28.3(1.99%) NYプラチナ : 1,490.7 ドル 5/15(水) ▼11.2(0.75%) ドル円 : 102.22 円 5/15(水) ▼0.17(0.17%)
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PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン