金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

予想以上に織り込み不十分?のQE縮小開始

更新日:2013年9月13日(金)

次週のFOMCでは、その規模はともかく、QE縮小に着手することは既に既定路線、と思っていましたが、意外とそれほど織り込み済という訳ではないのかもしれません。金相場は、テクニカルな相場状況や、シリア情勢に伴うリスクの後退から大きく下落していますが、為替市場や株価なども含めて、やや神経質な動きとなってきているようにも見えます。このタイミングで発表された新規失業保険申請件数が、2つの州のデータが抜け落ちていた為に参考にならない、というのも、なんだか不穏な空気を感じてしまいます。市場の織り込み度合いを増す為には、悪い数字は見せられない、ということではないのでしょうけれど。次週以降の修正値が、少しだけ楽しみではありますが。
いずれにしても、次週のFOMCの結果で縮小開始なら、素直に金相場はもう一段の下落、ドル円はドル高円安方向へ、という流れを予想するのが妥当かもしれません。

NY金・日足チャート 2013/8/15 - 9/12NY市場、金相場は3日続落。2.43%の大幅下落で1ヶ月ぶりの安値圏へ。下落基調となっていた今週、昨日までの2日間は1,360ドル付近で耐える展開が続いていたものの、昨日午前中の売りで決壊。売りが売りを呼ぶ展開となって急落へ。シリア情勢やFOMCへの思惑が背景にあったことも影響。夜間の米新規失業保険申請件数の大幅改善もさらなる売り材料へ。それまで下落基調が続いていたドル円は急反発。その後、一部のデータ不備が伝わるとドル円は大きく反落したのに対して金の反発は限定的。
1週間前に浮上した下落メド1,330ドル台に到達したことによる達成感からいったんは落ち着く可能性もあるものの、FOMC終了の18日深夜まで時間があること、収束方向へと向かうシリア情勢も米ロ外相会談が続き、波乱の可能性も消えた訳でもなく、次週にかけて、金相場にも、もう一波乱の可能性も。

NYプラチナ・日足チャート 2013/8/15 - 9/12プラチナも4日続落で2.09%の急落。下落メド1,420ドル付近のやや手前、1,430ドル台まで下落して少し持ち直し、8月7日以来の安値に。目標値近辺までもう少し、しっかりと下落する可能性は十分にありそう。

ドル円は0.34%続落。円高圧力の高まりで下落基調が続いた流れも99円ちょうどのサポートラインで切り返す底堅さ。短期上昇トレンドはあらためて仕切り直しの様相も。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場9/12終値とチャート

国内、金価格は2.8%の急落で4日続落。NY市場の急落に円高が拍車をかける展開、昨日の今日で128円もの大幅下落、8月22日以来の水準に。下落メドの「最大」と見ていた4,400円割れがいきなり現実味を帯びてしまった形。週末でNY市場の買戻し、ドル円も若干落ち着く可能性もあるものの、国内3連休明けとなる次週には下値4,380円辺りを警戒する展開も。
この1週間では-153円(-3.34%)と大幅下落で2週続落。

プラチナも4日続落。こちらも1.7%の大幅下落で「最大」メド4,730円へと近づく展開。しかし、ドル円の円安方向への持ち直しが続くようなら目標未達の可能性も。
週間では-125円(-2.52%)、金よりも小幅下落ながら3週続落。
※参考:金プラチナ国内価格9/13とチャート

2013年9月13日(金)時点の相場
国内金4,431 円 9/13(金) ▼128(2.81%)
国内プラチナ4,828 円 9/13(金) ▼83(1.69%)
NY金1,330.6 ドル 9/12(木) ▼33.2(2.43%)
NYプラチナ1,442.7 ドル 9/12(木) ▼30.8(2.09%)
ドル円99.54 円 9/12(木) ▼0.34(0.34%)

9/12(木)のその他主要マーケット指標

円安誘導も虚しくドル高圧力低下へ 9/14(土)

予想以上に織り込み不十分?のQE縮小開始 9/13(金)

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