金プラチナ短期相場観

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鍋底からの反発続く国内プラチナ価格

更新日:2013年10月21日(月)

週明け、国内プラチナ価格は0.51%の上昇で4日続伸。4,670円付近の目標水準をしっかりと捉え、9月以降の下落トレンドを完全に脱した形です。目標到達で多少の下落も十分予想されるものの、今回の目標到達で反発フェーズ終了、ではなく、反発の第一フェーズ終了、という可能性も高そうです。
10月初旬から先週末までの2週間、4,500円台前半での横ばい推移が続き、チャート形状は「鍋底」状態、当面の大底となり易い形状を示しています。
また、ドル円相場の変動率が低下するなか、NYプラチナ相場が反発へと転じており、もう少し上値を伸ばす可能性が高そうな状況も国内プラチナ価格の支援材料。
ドル円の変動率低下は、国内プラチナ価格のNYプラチナ相場への連動性を高め、6月以降の相関係数でも0.89台と高い数値となっていますが、直近30日間の数値では0.92台。さらに連動性が高まってきていることを示します。

NYプラチナの上昇が続く限り、国内プラチナ価格も連動して上昇する状態の今、当面の上値メドとなりそうなポイントをチェックしておきます。
9月4日の5,100円から10月4日の4,498円までの下落幅602円に対する分割比で、
38.2%戻しライン:4,728円・・・1ヶ月間超えていない90日移動平均線(本日時点で4,732円)ともほぼ重なる4,730円近辺が重要な節目。
50.0%戻しライン:4,799円・・・4,800円の大台は9月20日以来。
61.8%戻しライン:4,870円・・・4,900円台前半にかけての価格帯は過去何度もサポート水準となった重要水準。
まずは、4,730円が分岐点となりそうです。

金価格もわずかに上昇し4営業日続伸。前週末のNY金が抵抗線を前にやや反落したことにより足踏み状態ながら、短期的には上向き始めたトレンドの勢いが強まる兆しで当面の目標値4,420円近辺を目指す展開。21日移動平均線をわずか超えた状態で、目先は4,360円台で水平状態に移行しつつある90日移動平均線との攻防へ。
※参考:金プラチナ国内価格10/21とチャート

2013年10月21日(月)時点の相場
国内金4,324 円 10/21(月) ▲3(0.07%)
国内プラチナ4,692 円 10/21(月) ▲24(0.51%)
NY金1,314.6 ドル 10/18(金) ▼8.4(0.63%)
NYプラチナ1,437.8 ドル 10/18(金) ▲2.9(0.20%)
ドル円97.79 円 10/18(金) ▼0.11(0.11%)

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