金プラチナ短期相場観

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サンタクロース・ラリー本格化の兆しで世界株高

更新日:2013年12月24日(火)

IMFのラガルド専務理事が米国の2014年経済成長見通し上方修正の可能性を示唆したことなどもリスク選好への後押しとなったようで主要国の株高が続きます。
米国株はNYダウに続いてS&P500も過去最高値を更新し、ドイツDAXも最高値更新、日経平均も今朝には16,000円台乗せ。先物では早朝時間帯に既に16,050円辺りまで上昇していた為、窓埋めの動きとなっています。なお、16,000円台はリーマンショック前の2007年12月11日以来6年ぶり、サブプライムショック後の水準に。
サンタクロース・ラリー本格化の流れを受けてドル円相場も104円台半ばへと円安進行の動きも。

世界の主要株が今年、軒並み20%超上昇し、ドル円も20%程度の円安となって迎えたクリスマスシーズンに、さらにリスクオン地合いが加速しそうな勢いも。
そうなると、今年既に28%の下落となっている金相場にとっては、さらなる売り圧力の可能性も。このまま行くと、1981年に560ドル辺りから400ドル割れまで、やはり28%の下落となった時以来、実に32年ぶりの下落率に。

NY金・日足チャート 2013/11/25 - 12/23週明けNY市場、金相場は0.56%反落。クリスマス休暇前の閑散取引のなか、NYダウが小幅ながら4日続伸で史上最高値を更新したのに対し、金相場は軟調地合いが継続。上値は1,205ドルまでで押さえられ、1,200ドル割れでの推移が継続。下値も1,190ドルまでと狭い範囲での値動きに終始。何かのきっかけ、もしくは売り仕掛けによって安値更新となる可能性は高く、当面の目標水準は1,120ドル近辺。

プラチナ相場は0.36%の小幅反落。1,300ドルの大台と今年終値ベースの安値1,303.7ドルを目前に下げ止まった形にはなっているものの、金との連動性が非常に高まっている状態。金相場が下落すれば大台割れの可能性は高まり、下値のメドは1,250ドル付近。

ドル円はほぼ横ばい推移。欧州時間まではやや軟調推移で103円台後半まで下げると押し目買いでNY時間には104円台を回復。調整地合いの兆しも見られるものの、少し下がれば買い圧力が高まり下げ渋る展開。103円台半ばの9日移動平均線がサポートラインとなり、年末にかけて上値目標105円近辺まで再トライの可能性も。
※参考:金プラチナ相場とドル円12/23 NY市場終値とチャート

3連休明けの国内、金価格は0.38%の小幅反発。今年秋以降の安値4,180-4,200円の水準が抵抗線となり、流れは下向き。当面の下値メドは4,130円近辺。

プラチナも0.37%の反発。4,600円の大台に戻すも節目となっていた4,620円がレジスタンスとなる可能性も。下落基調が続き、最大4,470円辺りを目指す可能性。
※参考:金プラチナ国内価格12/24とチャート

2013年12月24日(火)時点の相場
国内金4,187 円 12/24(火) ▲16(0.38%)
国内プラチナ4,604 円 12/24(火) ▲17(0.37%)
NY金1,197.0 ドル 12/23(月) ▼6.7(0.56%)
NYプラチナ1,327.4 ドル 12/23(月) ▼4.8(0.36%)
ドル円104.11 円 12/23(月) ▲0.02(0.02%)

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