金プラチナ短期相場観
2014年のサプライズ10大予想でドル円は120円
更新日:2014年1月7日(火)
結構当たる?と評判のサプライズ10大予想が話題となっています。世界有数の投資顧問会社、米ブラックストーン・アドバイザリー・パートナーズのバイロン・ウィーン副会長による年初恒例の予想では、今年米株(S&P500)は10%の調整後に20%上昇、米国の経済成長率は3%を超え、失業率は6%に向かう。
欧州や日本に対して相対的な米国経済の強さからユーロドルは1.25ドル割れ、ドル円は120円へ。
安倍首相の積極的な財政・金融緩和の継続により日経平均は18,000まで上昇、しかしその後20%の調整へ。
中国の経済成長率は6%へと鈍化、メキシコと韓国を除く新興国危機は継続。
原油は110ドル超え。米10年債金利は4%へ・・・など。
※詳細はこちらのサイトで確認できます。Blackstoe Press Releases
大胆ではありますが、それほどサプライズでもなさそうな予想も今年は多いようです。
なお、1年前の2013年の予想では、各国中央銀行の緩和政策により金価格は1,900ドルへと上昇する、と予想されていました。
NY市場、金相場はわずかに0.05%下落。高値では一時1,250ドル手前まで上昇も1,210ドルまでの急落もありと乱高下、売りたい向きの強さが表れた局面の後に1,230ドル台後半に落ち着いた形。相場の流れは上向き優勢で1,250-1,260ドル台のレジスタンスを試す展開。しかし戻り売り圧力の強さは相変わらず。サポートラインは1,210-20ドル近辺と1,190ドル。
プラチナ相場は0.35%上昇で4日続伸。一時1,423ドルまで上昇し、1月3日時点の上値目標1,420ドル台近辺ちょうどを達成。やはり急落局面では1,390ドルまで売られる場面もあり、ここからは上値が重くなる展開も予想される。2ヶ月ぶりに90日移動平均線をわずかに超えた状態ながら、ここが抵抗線となる可能性も。サポートラインは1,360ドル。
ドル円は0.58%の下落。米12月のISM非製造業景況指数の下振れをきっかけにドル売り円買いが進行、12月23日以来9日ぶりに104円台を割れまで下落する場面もあり、やや軟調な展開。21日移動平均線も103円90銭台まで上昇しており、104円ちょうど前後はまだサポートされやすい水準。その下のサポートラインは102円台半ば。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/6終値とチャート
国内金価格は前日から変わらず。4,340円のレンジ上限手前ではやはり上値が重い状況。下限4,170円までの広めのレンジのどこかで揉み合いを形成し、新たな展開へ、という流れも予想される。早々の上限節目突破なら4,400程度まで上昇の可能性も。
プラチナは0.95%上昇し7日続伸。目標水準4,850円到達後も勢いが衰えず9月12日以来の4,900円台に到達。一本調子の上昇でややオーバーラン気味、いったん反落の可能性は大。しかしその後は適度な調整を挟んで新たに上値を追う展開となる可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格1/7とチャート
- 2014年1月7日(火)時点の相場
-
国内金 : 4,313 円 1/7(火) +-0(0.00%) 国内プラチナ : 4,902 円 1/7(火) ▲46(0.95%) NY金 : 1,238.0 ドル 1/6(月) ▼0.6(0.05%) NYプラチナ : 1,416.4 ドル 1/6(月) ▲4.9(0.35%) ドル円 : 104.21 円 1/6(月) ▼0.61(0.58%)
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