金プラチナ短期相場観

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シカゴPMIも上振れで米製造業は3月で底入れへ

更新日:2016年4月1日(金)

シカゴPMI 2016年3月3月のシカゴPMI(シカゴ購買部協会景気指数)も53.6の好結果。市場予想を上回り、2月の47.6から急騰し、3カ月平均でも2月の48.7から52.3へと節目の50超えへと反発し、底入れへの可能性を示す状態へと改善しました。自動車産業がメインとなるシカゴ地区では、自動車販売の鈍化も懸念されていたなかで、生産や新規受注などが改善し、今後の回復基調継続も期待される状況に。

これでNY、フィラデルフィア、リッチモンドに続いてシカゴでもプラス圏(シカゴは50超)へと急反発。
さらにはカンザスシティでも2009年4月以来の低水準となっていた2月の-12から3月には-6へと急反発。石油・エネルギー産業がメインのダラス地区でも2009年来の低水準となる-30ポイント台での低迷が続いた2月までから、3月には-13.6へと急回復。いずれも3月に底入れの可能性を示す結果となりました。

ドル高に原油高一服となった3月には、FRBの追加利上げ観測も後退し、少なくとも全米12地区のうちの主要地区を含む半数の地区で製造業の景況感が大きく改善したことになります。これで3月のISM製造業景況指数も予想どおり50超へと改善する可能性は極めて高く、底入れからの回復傾向へと向かう可能性も高まります。
今朝には中国の製造業PMIも改善傾向を示し、世界経済の不透明感払拭に向けては好材料となりそうです。

NY金・日足チャート 2016/3/1 - 3/3131日のNY金相場は0.59%の反発。前日安値1220ドル台前半からゆっくりとした買い戻しが進行、予想外の新規失業保険申請件数増加には1239.6ドルまで上昇。その後はシカゴPMIの好結果を受けて1230ドル台前半へと軟調推移。3月11日に年初来高値1287.8ドルをつけて以降は上値を切り下げ続け、足下では28日安値1206ドルから下値を切り上げる展開で三角保ち合いを形成。1240ドルを超えて上方ブレイクなら1270ドル台の高値トライへ、1220ドル割れで下方ブレイクの場合には1200ドルの大台割れで1180ドル台まで急落の可能性も。
月間ベースではわずかに-0.2ドル(0.02%)となり、3カ月ぶりの小反落。月足チャートの足型も急騰、急反落を示唆する十字線に。四半期ベースでは+174.0ドル(16.41%)とおよそ30年ぶりの大幅高。

NYプラチナ・日足チャート 2016/3/1 - 3/31NYプラチナ相場は1.28%の大幅反発。金に連れての買い戻しで上げ幅を拡大、一時1週間ぶりに980ドル台まで上昇。高値圏での乱高下状態が続くなかでもつれ合う9-21日移動平均線をゴールデンクロスし、上値トライへの可能性を感じさせる兆し。過去の推移でもこの水準から上は急騰、急落となりやすく、きっかけ次第では1000ドルの大台乗せへの可能性も、大台を維持できれば上昇トレンド再開で1040ドル前後が目標水準に。いっぽう、下値は940ドルが重要なサポート水準。下抜けた場合には900ドルの大台割れリスクも。
月間ベースでは+42.3ドル(4.53%)、3月としては6年ぶりの上昇となり、2カ月続伸は2014年6月以来。四半期ベースでは+84.9ドル(9.52%)。

ドル円・日足チャート 2016/3/2 - 3/31ドル円は0.14%の小幅ドル高円安。ドル安優勢の流れが続き、ドルインデックスは一時94.30と10月15日以来5カ月半ぶりの水準まで下落。しかしドル円では112円台前半での小動きに終始、上下55銭ほどの値動きは今年の平均1円26銭の半分以下、雇用統計を控えての様子見ムードに。113円台半ばと111円台前半が上下の重要な節目となり、上抜けなら115円台前半へ、下抜けの場合には110円割れも警戒される状況。
月間ベースでは-0.11円(0.09%)となり、小幅続落。3月としては2008年以来8年ぶりの円高、四半期ベースでは-7.75円(6.44%)の大幅円高。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/31終値とチャート

1日の国内金価格は0.44%の反発。9日移動平均線に上値を押さえられる短期下落トレンドが続くなか、足下1週間では下値を切り上げてNY金と同様に三角保ち合いを形成。今夜のNY市場でどちらかへブレイクする可能性も高く、週明けには水準が切り替わっている可能性も。上方向には4800円超えで4860円辺りまでの急騰の可能性、下方向には4740円割れで4660円台付近までの急落も。
週間ベースでは+21円(0.44%)、3週間ぶりの反発。

国内プラチナ価格は1.04%の大幅反発。短期的にはゆるやかな下落基調継続も、上向きの21日移動平均線をゴールデンクロスし、地合い改善の兆し。9日移動平均線の21日移動平均線上抜けを待たずして大きく動き出す可能性も。目先、上方向へと動き出した場合には節目となる3840円台までの急騰も十分想定され、上抜けると上昇トレンド加速で今年高値更新、3900円台後半へと大きく上値を伸ばす可能性も。下方向へは3670円がサポートラインとなり、下抜けた場合には3600円前後が下値目安に。
週間ベースでは+84円(2.27%)、3週ぶり反発。
※参考:金プラチナ国内価格4/1とチャート

2016年4月1日(金)時点の相場
国内金4,763 円 4/1(金) ▲21(0.44%)
国内プラチナ3,778 円 4/1(金) ▲39(1.04%)
NY金1,234.2 ドル 3/31(木) ▲7.3(0.59%)
NYプラチナ976.6 ドル 3/31(木) ▲12.3(1.28%)
ドル円112.57 円 3/31(木) ▲0.15(0.14%)

3/31(木)のその他主要マーケット指標

好調維持の雇用統計、急回復のISM製造業景況指数に改善の余地も 4/2(土)

シカゴPMIも上振れで米製造業は3月で底入れへ 4/1(金)

雇用統計もADPも3月速報値は3年連続で市場予想を下回っていたが 3/31(木)

イエレン議長講演でタカ派一蹴 3/30(水)

PCE減速でGDP予想も減速、タカ派ムードにも減速感も 3/29(火)


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